内部障害理学療法学テキスト 改訂第4版【電子版】
- 出版社
- 南江堂
- 電子版ISBN
- 978-4-524-20489-2
- 電子版発売日
- 2023/02/13
- ページ数
- 512ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥5,720 (本体¥5,200+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-524-23117-1
- 印刷版発行年月
- 2022/12
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概要
目次
【総 論】
1章 内部障害の理解
A 内部障害
1 内部障害とは
2 内部障害の推移
B 酸素搬送系の障害
C 廃用性変化による運動能力の低下
1 高齢者の身体予備力
2 廃用性変化の悪循環
D 内部障害と運動
1 運動が及ぼす影響
2 運動とリスク管理
3 理学療法士の役割
E 行動変容の必要性
【循環器障害】
2章 運動と循環
A 循環器系の役割
B 運動と循環器系の適応
1 心拍出量の増加
2 臓器血流の再分配
3 酸素摂取量の増加
C 循環器系の障害と運動制限
1 心拍出量の低下による運動制限
2 循環器系の障害
3章 循環器疾患の一般的治療
A 虚血性心疾患
1 疾患概要
2 急性心筋梗塞(AMI)
3 狭心症(AP)
B 慢性心不全
1 病態概要
2 治 療
C 不整脈
D 心肺蘇生の手順
4章 心ポンプ機能低下,心筋虚血,不整脈
A 心ポンプ機能
1 評 価
2 解釈,重症度
3 リスク管理
B 心筋虚血
1 評 価
2 解釈,重症度
3 リスク管理
C 不整脈
1 評 価
2 解釈,重症度
3 リスク管理
5章 運動耐容能
A 運動耐容能と身体活動能力
B 運動負荷試験の対象疾患
C 運動負荷試験の禁忌と中止基準
D 運動負荷試験の基礎的事項
E 運動負荷試験の目的と適応,指標
1 心肺運動負荷試験(CPXあるいはCPET)
2 嫌気性代謝閾値(AT)
3 最高酸素摂取量(peak VO2)
4 6分間歩行テスト(6MWT)
5 漸増シャトルウォーキングテスト(ISWT)
6 身体活動能力質問表(SAS)
F 測定指標の臨床的意味や目的
6章 循環器障害のADLとQOL
A 心疾患患者のADL
1 ADL 障害の特性
2 ADL 評価法
3 ADL に影響を及ぼす因子
B 心疾患患者のQOL
1 QOL 障害の特性
2 QOL 評価法
3 QOL に影響を及ぼす因子
C 障害モデルからみた心機能障害,ADLとQOLの関係
D 運動療法のエビデンス
7章 心筋梗塞急性期の理学療法
A 心筋梗塞急性期における理学療法の目的
B 心筋梗塞急性期の障害像
C 心筋梗塞急性期の理学療法評価
1 情報収集
2 検査所見
3 投薬状況の確認
4 理学療法評価の留意点
D 心筋梗塞急性期の理学療法
1 急性期理学療法の目的
2 心筋梗塞の急性期理学療法プログラム
3 理学療法中のモニタリング
E 心筋梗塞急性期に関するエビデンス
8章 心筋梗塞回復期・維持期の理学療法
A 心筋梗塞回復期・維持期の理学療法の目的
B 心筋梗塞回復期の障害像
C 理学療法評価とリスクの層別化
1 冠危険因子
2 リスクの層別化
D 心筋梗塞回復期の理学療法
1 回復期理学療法プログラムの流れ
2 維持期理学療法プログラム
E 理学療法関連のエビデンス
9章 心不全の理学療法
A 理学療法に必要な心不全の障害像
1 心不全の定義
2 心不全の病態生理
3 心不全の重症度
B 理学療法の適応と禁忌
C 理学療法評価
1 評価の流れ
2 主な検査・測定と評価結果の解釈
D 急性心不全の理学療法プログラム
1 離床プログラム(早期離床)と廃用性変化の是正
2 基本的動作の獲得
3 運動プログラム
E 慢性心不全の理学療法プログラム
1 運動療法プログラム
F 疾病管理プログラムと心不全の自己管理(セルフケア)
G 在宅医療と地域包括ケアシステム
H 末期心不全に対する緩和ケア
I 理学療法関連のエビデンス
10章 その他の循環器疾患
10-1 |循環器疾患を合併した患者への対応
A 狭心症を合併した患者
1 狭心症の症状
2 心電図変化
3 理学療法実施にあたっての留意点
B 不整脈を合併した患者
1 心室期外収縮
2 上室期外収縮
3 鑑別の難しい上室期外収縮
4 発作性頻拍
5 心室細動
6 心房細動
7 心房粗動
8 洞不全症候群(SSS)
9 房室ブロック A-V block
10 WPW 症候群
C 血圧異常を合併した患者
1 高血圧患者への対応
2 起立性低血圧患者への対応
10-2 |大動脈疾患(大動脈瘤,大動脈解離)
A 大動脈疾患の概略
B 大動脈瘤および大動脈解離の診断と病態
1 大動脈瘤の診断と病態
2 大動脈解離の診断と病態
C 大動脈疾患の治療
1 大動脈瘤
2 大動脈解離
D 大動脈疾患の理学療法評価
1 一般的評価
E 大動脈疾患の理学療法プログラム
1 概 略
2 術後急性期
3 回復期
4 日常生活動作の指導
F 理学療法関連のエビデンス
【末梢循環障害】
11章 動脈系末梢循環障害の理解と理学療法
A 疾患の概略
B 診断と治療の概略
1 診断の概略
2 治療の概略
C 理学療法評価
1 問診項目
2 理学所見
3 間欠性跛行の評価
4 虚血性潰瘍の評価
5 QOL の評価
D 理学療法プログラム
1 運動療法
2 物理療法
3 装具療法
E 理学療法関連のエビデンス
12章 静脈・リンパ系末梢循環障害の理解と理学療法
A 静脈系末梢循環障害
1 四肢の静脈還流の特徴
2 静脈閉塞
3 静脈の逆流
B リンパ系末梢循環障害
1 リンパ系循環動態
2 リンパ浮腫の概要
3 鑑別診断
4 リンパ浮腫の経過
5 リンパ浮腫の評価
6 皮膚合併症
7 予防
8 治療
C 理学療法関連のエビデンス
【腎機能障害】
13章 腎機能障害の理解と理学療法
A 腎臓の機能と役割
1 腎臓の構造と機能
2 腎臓の血圧調整機能
B 腎機能検査
C 腎疾患の主要病型
D 腎機能障害
1 腎機能障害の分類
2 腎不全の症状
E 慢性腎臓病の治療戦略
1 食事療法
2 生活指導
3 薬物療法
4 透析療法(血液浄化療法)
5 腎移植
F 慢性腎臓病と運動
1 運動と腎機能
2 慢性腎臓病患者の運動機能
3 透析患者の運動機能
G 慢性腎臓病患者に対する理学療法
1 運動療法
2 運動療法施行時の注意点
H 運動療法のエビデンス
【呼吸器障害】
14章 運動と呼吸
A 呼吸器系の役割
B 運動と呼吸器系の適応
1 換 気
2 ガス交換
C 呼吸器系の障害と運動制限
1 換気障害
2 低酸素血症による運動制限
15章 呼吸器疾患の一般的治療
A 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
1 疾患概要
2 治 療
B 気管支喘息
1 疾患概要
2 治 療
C 拘束性肺疾患(肺結核後遺症)
1 疾患概要
2 治 療
D 拘束性肺疾患(間質性肺炎)
1 疾患概要
2 治 療
E 肺がん
1 疾患概要
2 治 療
F 慢性呼吸不全
1 疾患概要
2 治 療
G 市中肺炎
1 疾患概要
2 治 療
H 誤嚥性肺炎
1 疾患概要
2 治 療
I 睡眠時無呼吸症候群
1 疾患概要
2 治 療
16章 酸素化能,換気能力
A 酸素化能
1 酸素化能とは
2 動脈血ガス
3 パルスオキシメトリー
4 運動時低酸素血症
B 換気能力
1 換気能力とは
2 スパイロメトリー
3 呼吸筋力,呼吸筋疲労
4 肺・胸郭コンプライアンス
5 運動時換気障害の特徴
17章 運動耐容能,呼吸困難,栄養
A 呼吸器疾患患者の運動耐容能と身体活動量
1 運動制限要因
2 身体活動量
B 呼吸困難のメカニズム
1 モーターコマンド説
2 感覚受容器からの求心性入力
3 中枢-末梢のミスマッチ
C 栄養障害
1 呼吸器疾患患者の栄養障害の実態
2 栄養障害の原因
3 栄養障害と骨格筋
D 運動耐容能と身体活動量の評価
1 運動負荷試験
2 フィールドテスト
3 骨格筋筋力の評価
4 身体活動量の評価
E 呼吸困難(息切れ)の評価
1 間接的評価法
2 直接的評価法
F 栄養の評価
1 身体組成
2 生理学的評価
3 評価結果の解釈
18章 呼吸器障害のADLとQOL,その他
A 呼吸器疾患患者のADLとQOL
1 ADLの特徴
2 QOL,その他
B 呼吸器疾患患者のADL,QOLの評価
1 ADL評価
2 QOLの評価
3 その他
C 呼吸器疾患患者における地域連携
19章 慢性閉塞性肺疾患の理学療法
19-1 |軽症例
A COPD(軽症例)における換気運動の特徴
B COPDの臨床検査
1 肺機能検査
2 胸部X線写真とCT所見
3 血液・生化学検査
C 理学療法評価
1 問 診
2 身体所見
3 呼吸筋力
4 運動耐容能
5 ADLとQOL
D COPD(軽症例)の理学療法
1 包括的呼吸リハビリテーションと理学療法
2 理学療法の実際
3 運動療法:全身持久力トレーニング
4 運動療法:筋力トレーニング
5 運動療法:呼吸筋トレーニング
E 呼吸理学療法のエビデンス
19-2 |重症例
A COPD(重症例)における換気運動の特徴
B COPDの臨床検査
C 理学療法評価
1 身体所見
2 呼吸筋力
3 ADL評価
D COPD(重症例)の理学療法
1 リラクセーション
2 呼吸練習
3 胸郭可動域練習
4 排痰法
5 運動療法
6 ADLトレーニング
7 骨格筋電気刺激療法
E COPD(重症例)のリスク管理
20章 拘束性肺疾患の理学療法
20-1 |軽症例
A 疾患の概略
1 拘束性肺疾患(軽症例)における換気運動の特徴
2 拘束性肺疾患と運動耐容能,運動制限,運動時のリスク
B 理学療法評価
1 息切れとADL,APDL
2 運動耐容能と運動制限因子
3 筋 力
4 評 価
C 目標設定
D 理学療法プログラム
1 ADLトレーニング
2 全身持久力トレーニング
3 筋力トレーニング(上下肢,呼吸筋)
4 コンディショニング,呼吸法指導
5 リラクセーション
6 ストレッチによる柔軟,呼吸体操
E 理学療法関連のエビデンス
20-2 |重症例
A 拘束性肺疾患(重症例)における換気運動の特徴
1 肺・胸郭コンプライアンスの低下
2 換気駆動力の低下
3 重症拘束性肺疾患の特徴
B 理学療法評価
1 自覚症状
2 身体所見
3 胸郭可動性
4 換気能
5 換気予備能
6 咳嗽力の評価
7 身体運動機能とADLの評価
C 理学療法プログラム
1 呼吸困難の軽減
2 胸郭の可動性維持,改善
3 排痰のサポート
4 廃用症候群の予防・改善,ADLの向上
D 理学療法関連のエビデンス
21章 開胸術後の理学療法
A 開胸手術が生体に及ぼす影響
1 開胸術における術前合併症の危険因子
2 開胸術における術後合併症の発生因子
B 疾患(病態)別の開胸術の特徴
1 肺疾患
2 心疾患
3 食道がん
C 理学療法の構築
1 術前評価
2 術前理学療法
3 術後評価
4 術後理学療法
D 早期離床のエビデンス
E 運動療法のエビデンス
1 心疾患
2 肺疾患
22章 急性増悪例の理学療法
A 人工呼吸療法の適応
B 人工呼吸が生体に及ぼす影響
1 自発換気と人工換気の違い
2 人工呼吸のメリットとデメリット
C 人工呼吸器の基本と換気モード
1 人工呼吸器の基本:換気モード
2 人工呼吸器の装着方法
3 人工呼吸器からの離脱(ウィーニング)
D 急性増悪例の理学療法
1 理学療法の目的と適応
2 急性期の理学療法プログラム
3 回復期の理学療法プログラム
E 人工呼吸器装着患者の理学療法に関するエビデンス
23章 排痰法
23-1 |排痰法
A 排痰法とは
B 気道および肺の構造
C なぜ排痰法が必要か
D 分泌物を排出するために
E 気道内分泌物の位置の把握
F 体位排痰法
G 徒手的に分泌物を移動させる方法
1 呼気相に対する方法
2 吸気相に対する方法
3 咳を介助する方法
H 換気方法により分泌物を移動させる方法
I 器具や機器を用いて分泌物を移動させる方法
J 排痰法の適応基準
K 排痰困難な患者の障害像
L 効果判定の考え方とエビデンス
23-2 |気管吸引
A 気管吸引とは
1 目 的
2 適応,禁忌,合併症
B 気管吸引の実施前に
1 気管吸引の流れ
2 気管吸引実施における評価
3 モニタリング項目
C その他の注意点
1 感 染
2 カフ圧管理
3 患者への説明
D 気管吸引の実施手順
1 人工気道の吸引
2 口腔,鼻腔の吸引の手順
【代謝障害】
24章 運動と代謝
A 代謝系の役割
1 代謝系とは
B 糖質代謝
1 糖質とは
2 糖質の細胞への取り込み
3 乳酸の産生と再利用
C 脂質代謝
1 脂質とは
2 運動時の脂質の利用
3 糖質代謝と脂質代謝
4 ホルモンの作用
D アミノ酸代謝
E 代謝系の障害と運動制限
1 糖質代謝異常
2 合併症
25章 糖尿病の一般的治療
A 糖尿病の概要
1 糖尿病の診断
2 糖尿病の成因分類
3 糖尿病の病態(病期)分類
B 糖尿病の主な検査
C 糖尿病の治療
1 治療の目的と目標
2 運動療法
3 食事療法
4 薬物療法
5 ライフステージ別の治療
6 急性合併症の治療
26章 糖尿病の障害理解
A 急性合併症
1 低血糖
2 低血糖のリスク管理
B 慢性合併症
1 糖尿病性神経障害
2 糖尿病網膜症
3 糖尿病性腎症
C 糖尿病足病変
1 足壊疽の発症機序
2 足病変の評価
3 リスク管理
27章 糖尿病の理学療法
27-1|軽症例
A 軽症2型糖尿病の特徴
B 軽症2型糖尿病における理学(運動)療法の効果
1 インスリン非依存性血糖降下作用
2 インスリン依存性血糖降下作用の活性化
3 軽症例における効果の特徴
C 軽症2型糖尿病治療における理学療法士の役割
D メディカルチェック
1 メディカルチェックの目的
2 メディカルチェックの項目
E 理学療法評価(初期評価および定期的な再評価)
1 カルテ,メディカルチェック,他職種からの情報による評価
2 問診,視診,触診などによる基本的評価
3 運動器に関する検査および神経学的検査を用いた評価
4 運動負荷試験による運動強度の評価
5 日常生活における活動量の評価
6 運動習慣継続にかかわる諸因子の評価
7 運動による急性代謝効果と継続によるトレーニング効果の評価
8 評価における注意点
F 理学(運動)療法の実際
1 運動強度
2 運動持続時間,時間