大腸癌治療ガイドライン 医師用 2024年版
前版の薬物療法領域の部分改訂を経て、今版ではすべての領域を刷新。内視鏡治療におけるunderwaterEMR(UEMR)、外科治療におけるロボット支援手術、薬物療法におけるアルゴリズム・レジメン、放射線療法における粒子線治療、直腸癌に対するTotal Neoadjuvant Therapy(TNT)など、最新の研究成果をもとに記載。
巻末資料も「大腸癌取扱い規約 第9版」に準拠し更新された。
外科レジデント&周術期管理に関わる医療者のための 外科周術期 掟と理論 総論編
外科手術治療の中でも、とくに患者数が多い消化器外科手術に焦点を当て、その外科周術期管理を、研修医、看護師はもちろん、外科専攻医から消化器外科専門医取得レベルまでの医師向けに、深く掘り下げた書籍の総論編が登場。
本書は、基礎だけでなくTipsも紹介し、術前・術中・術後すべてをこの1冊でカバーできるように構成しています。また、誰も教えてくれなかった創傷治療のメカニズムや腫瘍ドレナージ法も解説しました。
チームでスムーズに周術期管理にあたれるように、基本的な周術期管理とともに、その管理について理解が深まるよう掘り下げてお伝えします。
それでは、本文に登場する駆け出しの外科専攻医「ドラゴン」「さくらいくん」「いちまる」と、オーベン先生の「オラオラ先生」とともに、一緒に周術期管理について学んでいきましょう。
序文
本書は、外科手術治療の中でも、とくに患者数が多い消化器外科手術に焦点を当て、その周術期管理について基本を“できるだけ分かりやすく”かつ専門医の視点で“深読み”できるよう解説を試みたものです。ですから簡単な入門書ではなく、外科専攻医から消化器外科専門医取得レベルまでの医師が、傍らにおいて学ぶ参考書という位置づけで、編集をさせていただきました。本書のコンセプトとして実際の手術操作と周術期管理、とくに合併症の発生と治療を一連の流れとして、対応させて理解する思考過程の構築を重視しています。
また、周術期管理は外科医だけの力で成り立つものではありません。ここ10年の間にチーム医療の必要性は誰もが認めるところとなり、麻酔科医、内科医、外来・病棟・手術室のナースはもちろん、理学療法士、薬剤師、臨床工学技士、歯科衛生士などを含む多職種の関わりがより濃厚となっています。本書では消化器外科治療に関わってくださるすべての医療従事者の方々に「外科医は何を考えて周術期管理を行っているのか」という共通言語(リテラシー)を育んでいただきたいということも念頭に、作成いたしました。とくに毎日のように若手外科医と、周術期管理についてコミュニケーションを取る必要のあるメディカルスタッフの方々にも読んでいただけるよう工夫を凝らして編集しました。若手外科医は日々何を考えて病棟業務を行っているでしょうか。「発熱」や「ドレーン混濁」といった病棟コールに対して、どのような思考回路で行動をするのでしょうか。多職種のスタッフの方々が本書より、外科医の視点に立って周術期管理の流れを俯瞰していただけましたら、きっとそこから新たな共通認識が生まれ、一段と質の高い外科診療の提供につなげることができるでしょう。
患者の高齢化に伴い、術前に複数の併存症管理が必要になるケースも増えています。漫然としたクリニカルパス運用は、むしろリスクを高める時代になっていくでしょう。このような時代に、多職種の医療従事者が、一定のリテラシーを持って周術期管理にあたることは、患者さんの安心感にもつながる重要な要素です。
本書では消化器外科全般の手術について、できる限り具体的なデータをもとに、標準的な解説を試みました。希望を持って手術を受けられる患者さんが、健やかに回復することを心から願う医療従事者の皆様に、お手に取って読んでいただけましたら、これに勝る喜びはありません。
令和4年1月
本多通孝
改訂6版 必ず役立つ!肝炎診療バイブル
【第8.4版 C型肝炎治療ガイドライン対応】肝炎診療の必携書籍「肝炎診療バイブル」の改訂6版がついに刊行。第8.4版・C型肝炎治療ガイドラインの最新情報、第4版・B型肝炎治療ガイドラインをいち早く収載し、各種ガイドラインに準拠した必須知識もさらにパワーアップ。消化器内科を目指す研修医・レジデント必携の一冊!
臨床・病理
食道癌取扱い規約 第12版
5年ぶりの改訂となる今版では、新たに臨床病期別の詳細な治療アルゴリズムを策定し、アルゴリズムの分岐点に関与する重要なCQを追加・更新。また、患者の立場に立った益と害のバランスを重視し、CQ策定段階から患者と24もの協力学会へ意見を求め、多角的な視点から議論を重ねた。その他にもStageIVb食道癌に対する化学療法レジメンの表が追加、最新の食道癌取扱い規約第12版の内容が反映され、ますます使いやすくなった食道癌治療に必携の一冊。
脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2023〕
最新のエビデンスを反映させるなどの目的で、例年、全面改訂から2年後毎に追補版を発売してきたが、近年の本領域の進歩は長足であり、今回は全140項目中66項目を改訂した。エビデンスレベルの高い新しいエビデンスを加えたほか、新しいエビデンスはないものの推奨度が現実と乖離しているものなども見直したため、「追補」ではなく「改訂」として発売した。
必携 脳卒中ハンドブック 改訂第4版
「脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2023〕」に準拠し,臨床における各段階の必要事項を網羅した脳卒中診療の決定版.ガイドラインの列挙と解説に留まらず,脳卒中の基礎,診断,治療,予防,リハビリと幅広い分野が効率的にまとめられており,現場ですぐに役立つ.
今版では,塞栓源不明の脳塞栓症(ESUS)や硬膜動静脈瘻,遺伝性脳卒中,stroke mimicsなどの項目を追加.脳卒中診療に携わるすべての医師にお勧めの1冊.
≪画像診断別冊 KEY BOOKシリーズ≫
肝胆膵の画像診断 ─CT・MRIを中心に─ 改訂第2版
肝胆膵画像診断の決定版!
好評初版より全面改訂し,総論では各臓器の解剖,鑑別診断を画像・シェーマ・表で丁寧にわかりやすく解説.
各論では肝胆膵領域の各種疾患を網羅.
画像所見,鑑別診断のポイントなども整理され,臨床に役立つ内容満載の1冊.
消化器内視鏡技師試験即攻マスター改訂第2版
2017年より変更された消化器内視鏡技師二次試験に対応!!
【解剖と生理】を新たに収載!!
さらに、それぞれの項目において最新の知見が記され、消化器内視鏡技師に必要な知識がコンパクトにまとめられています。
『消化器内視鏡技師試験問題解説』・『消化器内視鏡技師のためのハンドブック』と併せてご活用ください。
癌取扱い規約抜粋 消化器癌・乳癌 第14版
消化器癌(食道・胃・大腸・肝・胆道・膵)および乳癌の各取扱い規約から日常診療に必要な項目を抜粋し、一冊にまとめた大好評シリーズ。オールカラーで見やすく、コンパクトな手帳サイズで常に携帯でき、どこでも参照できる癌診療に携わる医師必携の書。
14版では3規約(食道・胆道・膵)の最新版刊行に伴い、記載内容を改訂した。
ハートチームのための
心臓血管外科手術 周術期管理のすべて 改訂第2版
進化著しい心臓血管外科手術の周術期管理について,第一線の執筆陣が最新の知見・指針を基に解説。
初版の項目を全面改訂(アップデート)し,新規項目として,インフォームドコンセントや医療安全,睡眠時無呼吸症候群,心房性機能性僧帽弁閉鎖不全症,酸素療法,緊急心肺蘇生法,SHDインターベンションなど必須の最新知識を追加。
手術・周術期管理に必要な考え方,検査・治療法の実践知識を網羅した“かゆいところに手が届く” 新時代のバイブル誕生!
心臓血管外科はもちろん,麻酔科,救急・集中治療,循環器内科など,心臓血管外科手術 周術期管理にかかわるすべての医師・メディカルスタッフにオススメの1冊。
カラー図解 人体発生学講義ノート 第2版
・個体発生の全体の流れをまとめた総論(1~9章)と、各器管系の器官発生を扱った各論(10~19章)の全19章からなる構成
・主要な発生現象や器官発生の分子メカニズムについても記載
・世界的に有名な京都大学のヒト胎児コレクションからの貴重な写真を多数収載
・理解を深めるための関連事項や臨床疾患等は「MEMO」「TOPICS」として解説
・限られた時間の中でも効率的に学習できるよう、各章の冒頭に「その章のサマリー」「キーワード」「その章で扱う発生の流れ」を見開き二頁にまとめた
・学習内容を振り返ることができるよう各章の章末には練習問題を設けた
レジデントのための
やさしイイ呼吸器教室 第3版
ベストティーチャーに教わる全29章
呼吸生理、胸部X線、抗菌薬...
みんながつまずくポイントを「わかりやすさ最優先」で解説しました。
最新ガイドラインを踏まえ、さらにわかりやすくなった第3版。
講義や実習の中で見えてくる「みんながつまずくポイント」を、著者ならではのティーチングセンスでやさしく解説しました。
これから呼吸器内科をローテートする方はもちろん、呼吸器診療のエッセンスを身につけたい他科の先生方にもお勧めします。
≪画像診断の勘ドコロNEO≫
頭部 画像診断の勘ドコロNEO
「画像診断の勘ドコロNEO」シリーズ第2弾は頭部。
「なぜそうみえるのか」がわかるモダリティの最重要ポイントに加え,スペシャリストたちが読影室で「どこを見て」「どう鑑別し」「どう診断しているのか」,多数の写真と明快な文章で解説する。項目別の「ここが勘ドコロ」など,スペシャリストたちからのアドバイスも満載し,頭部の勉強にも読影室で困ったときにも使える充実の一冊。
発展を続ける画像技術の要点やCOVID-19脳症を含めた最新の知見も網羅。執筆陣渾身の実践知が冴える,白熱の神経放射線読影教室。
鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2024 第2版
9年ぶりの本改訂ではMinds方式を採用し、様々な手術法が存在する鼠径部ヘルニア診療を、効果の差の臨床的意味(益と害のバランス)まで考慮し検証した。
システマティック・レビューが困難な臨床疑問、今後の重要課題に対してもコラム形式等で解説。鼠径ヘルニアのほか大腿ヘルニア、小児ヘルニアも取り上げ、本邦の実情に即したガイドラインとなった。
日本ヘルニア学会2021年版鼠径部ヘルニア分類に関するCQも掲載。
脳神経内科 改訂 5版
神経学の魅力を余すところなく伝える,進化し続けるスタンダードテキスト,改訂第5版.
神経系は美しい論理に貫かれた臓器だ.本書は,長きにわたり神経学に真摯に向き合ってきた著者が独自の視点で説き起こし,その魅力を余すところなく伝えている.全篇フルカラーで,重要度によって強弱をつけた紙面は視覚的にも見やすく,理解が進む.前版からの進歩を踏まえ,内容をアップデートした改訂第5版.脳神経内科指導医や一般内科医にとっても有用な内容となるよう工夫された,進化し続けるスタンダードテキストである.
臨床・病理
胆道癌取扱い規約 第7版
8年ぶりとなる本改訂では、最新のUICC TNM分類第8版に準拠するとともに、病理ではWHO分類第5版の内容を反映。また、前版の第6版改訂の際に削除された項目から、臨床上必要な情報は改めて掲載した。さらに、胆管癌、胆嚢癌、乳頭部癌の3分類で記載内容が重複しないよう構成や記載順を変更したほか、ゲノム診断における病理標本処理方法の項目の新設、臨床所見と病理所見のチェックリストの掲載など、より使いやすい内容となることを目指した。胆道癌診療において必携の一冊。
イムス葛飾ハートセンター
心臓血管外科手術[Web動画付]
高画質動画 約7時間 × 精細な静止画像でわかる
イムス葛飾ハートセンターのすべてをここに。
若手心臓外科医が習得すべき手技を41の項目に細分化し,できる限り丁寧に解説。精緻な高解像度の画像をコマ送りで掲載し,「どのように考えてどう行うべきか」を“リアルタイム”で詳述。全項目に高解像度の動画が付帯しているので,書籍で手術の全体像を頭の中に入れたら,動画で流れを確認できる。さらなる上達を目指すのためのアドバイスも充実。
知りたかったところがここまでみえる! わかる! 実践に特化した,専門医を目指す若手必携の一冊。
食道癌診療ガイドライン 2022年版
5年ぶりの改訂となる今版では、新たに臨床病期別の詳細な治療アルゴリズムを策定し、アルゴリズムの分岐点に関与する重要なCQを追加・更新。また、患者の立場に立った益と害のバランスを重視し、CQ策定段階から患者と24もの協力学会へ意見を求め、多角的な視点から議論を重ねた。その他にもStageIVb食道癌に対する化学療法レジメンの表が追加、最新の食道癌取扱い規約第12版の内容が反映され、ますます使いやすくなった食道癌治療に必携の一冊。
膵癌取扱い規約 第8版
今回の改訂では、局所進展因子によるこれまでのT分類を引き継ぎつつ、リンパ節の名称の変更、領域リンパ節の部位別の定義を行い、腹腔細胞診(CY)陽性を遠隔転移(M)に含めるなどの変更を加えた。
また、超音波内視鏡下穿刺吸引生検法(EUS-FNAB)の病理診断の記載、薬物・放射線治療後の組織学的効果判定基準の記載を追加するとともに、生検図譜の画像も一新した。膵癌診療に携わる医療者必携の一冊。
専門医のための消化器病学 第3版
「病態の理解を軸に消化器疾患を総合的に捉える」というコンセプトはそのままに、内容を刷新。消化器専門医が知っておきたい最新知見を各領域のエキスパートが解説。上部・下部消化管、肝、胆、膵を網羅した内容は、専門医を志す若手医師はもちろん、消化器全般の知識のブラッシュアップを目指す読者にも最適。病態のメカニズム、臨床研究の動向から診断・治療上のポイントまで、一歩先を行く専門医に必携の書。