新臨床腫瘍学 改訂第7版
がん薬物療法を行う上で知っておくべき知識を網羅した,日本臨床腫瘍学会編集による専門医テキストの改訂第7版.各がん種・薬剤の要点を掲載し,基礎から実践までを幅広く解説.がん種別の標準治療のアップデートや新規薬剤の追加のほか,コンパニオン診断,ゲノム薬理学,CAR-T,患者-医療者コミュニケーションの項目を新設するなど,この3年で確立した知見を盛り込んだ.専門医を目指す人だけでなく,がん診療に携わる全ての医療者必携の書.
制吐薬適正使用ガイドライン 2023年10月改訂 第3版
がん薬物療法により発現する悪心・嘔吐を適切に評価し抑制することは、がん患者のQOL改善と治療完遂のための重要な課題である。8年ぶりの全面改訂となる今版は、Minds2017に準拠し作成した。
各章の総論・Questionを充実させ、非薬物療法による制吐療法、患者サポート、医療経済などについても新たにQuestionや解説を追加し、制吐療法における、患者と医療従事者の意思決定支援に必要な情報提供を目指した。
造血器腫瘍診療ガイドライン 2023年版
2020年補訂版から3年ぶりの大改訂!大きく進歩した診断・治療法について各疾患のエキスパートが解説。エビデンス抽出の客観性の担保を目的にシステマティックレビューの実施などMindsに準じたプロセスが新たに取り入れられ、従来よりもさらに質の高いガイドラインとなった。
近年多数登場している新規治療薬にも対応しており、最新のエビデンスが収載されている。造血器腫瘍診療の指針としてお役立ていただきたい。
発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン 改訂第3版
がん薬物療法時の感染対策
日本臨床腫瘍学会編集によるガイドラインの改訂版.日本医療機能評価機構「Minds診療ガイドライン作成の手引き2020」に準拠し全面改訂を行った.造血器腫瘍・固形腫瘍の薬物療法の副作用として起こる発熱性好中球減少症(FN)は,対応が遅れると致死的な状況に陥ることもあり,がん診療に携わる医師・スタッフは適切な対応を知っておく必要がある.評価,治療,予防の3章に分け,各章「解説(総論)+CQ」という構成で解説.また,FNに限らず,がん薬物療法時の感染症予防,ワクチン接種などの疑問にも答えている.
がん研有明病院のプラクティス―
肺癌薬物療法レジメン 第3版
肺癌レジメンを見やすくコンパクトにまとめた好評書の改訂版が登場!
がん研有明病院呼吸器内科の肺癌薬物療法マニュアルをもとにした好評書の改訂版.レジメンごとにスケジュールや支持療法,減量,投与中止基準などが見開き2ページで詳細かつコンパクトにまとめられている.旧版から掲載されているレジメンのアップデートともに、Osimertinib,Sotorasibなど新たにレジメンを追加し,ますます充実した内容に.肺癌診療に携わる全ての人たちの実務に役立つ一冊.
ひと目でわかる! 免疫チェックポイント阻害薬
免疫チェックポイント阻害薬の適応とirAE対策を視覚的かつ実践的に解説!
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)のレジメンと免疫関連有害事象(irAE)への対応などについてまとめた.I部ではレジメンごとに投与スケジュールや中止基準,生存曲線などを見開きでコンパクトに記載し,II部では主なirAEの症状とICI投与時や発症時に注意すべきポイント,治療介入などについて実践的に説明.III部ではICIや病理・コンパニオン診断薬についてより踏み込んで解説.免疫療法に携わる医療従事者必携の一冊.
免疫関連有害事象irAEマネジメント 膠原病科医の視点から
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)での治療が行われるがんの種類が増えるにつれて従来のがん治療では認められなかった劇的な効果を認める患者さんが増えている中で、ICI治療に伴って出現する免疫関連有害事象(irAE)を適切に認識して対処することがいよいよ欠かせないものとなっています。irAE診療において参考とされることの多い各ガイドラインまたは書籍の多くは多臓器にわたるirAE病態の多様性を十分反映して各領域の専門家による記載の総和として提示されていることが多いのですが、本書の特色はirAE治療の柱となっているステロイドの実際の使用において一日の長がある膠原病科医の視点から書かれているところにあります。本書が日常診療の現場で活用されることで、irAE診療においてステロイド治療の必要性を認識しつつも「こんなに沢山のステロイドを使っても大丈夫だろうか」「抗腫瘍効果を妨げないだろうか」「副作用は大丈夫だろうか」と躊躇することの多かった場面で適切な決断を後押しする助けになる書籍です。
がん化学療法レジメン管理マニュアル 第4版
安全で効果的な治療をサポートする心強い相棒!
がん化学療法で役立つ情報を凝縮したマニュアル、大好評の第4版! 使用頻度の高いレジメンを111本掲載し、それぞれの臨床上のポイントをしっかり解説しました。「支持療法薬を含む投与スケジュール」(医師・薬剤師・看護師がすべきこと)と「副作用の発現時期」(患者に起こること)が1つの表で一目瞭然、概要の把握に便利です。エビデンスに基づく減量・中止規定、具体的な介入事例(症例)の情報もさらに充実しました。
JASCCがん支持医療ガイドシリーズ
がん薬物療法に伴う末梢神経障害診療ガイドライン 2023年版
化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)は頻度の高い有害事象であるが、ASCOのガイドラインのみでは日本国内での実臨床に十分対応できない。そこでわが国の実情にあうようにCIPNの予防・治療について、薬物療法と非薬物療法でCQと推奨を掲載した。
そのほか、薬剤によるCIPN症状の違い、評価、臨床における諸問題などについても解説した実臨床に役立つガイドライン。
Onco-cardiologyガイドライン
がんと循環器疾患が重なる領域を扱う新しい臨床研究分野であるOnco-cardiologyに関する本邦初のガイドライン.CQ(clinical question)について,最新のエビデンスに基づく推奨を提示しつつ,エビデンスが不足しているが,今後の重要な課題と考える内容については,現状の考え方をFRQ(future research question)として記載し,さらに基本的な知識で臨床上広く行われている内容についてもBQ(background question)と位置づけ概説した.がんと循環器疾患を合併する患者の診療の指針となる一冊.
食道癌診療ガイドライン 2022年版
5年ぶりの改訂となる今版では、新たに臨床病期別の詳細な治療アルゴリズムを策定し、アルゴリズムの分岐点に関与する重要なCQを追加・更新。また、患者の立場に立った益と害のバランスを重視し、CQ策定段階から患者と24もの協力学会へ意見を求め、多角的な視点から議論を重ねた。その他にもStageIVb食道癌に対する化学療法レジメンの表が追加、最新の食道癌取扱い規約第12版の内容が反映され、ますます使いやすくなった食道癌治療に必携の一冊。
改訂第7版がん化学療法レジメンハンドブック
治療現場で活かせる知識・注意点から服薬指導・副作用対策まで
レジメンごとに必須情報が一目でわかると大好評の定番書,新薬を追加し大幅改訂!充実の234レジメン!支持療法や投与速度を含めた投与スケジュールのほか,奏効率,副作用対策,服薬指導,減量・休薬基準も掲載!
癌取扱い規約抜粋 消化器癌・乳癌 第14版
消化器癌(食道・胃・大腸・肝・胆道・膵)および乳癌の各取扱い規約から日常診療に必要な項目を抜粋し、一冊にまとめた大好評シリーズ。オールカラーで見やすく、コンパクトな手帳サイズで常に携帯でき、どこでも参照できる癌診療に携わる医師必携の書。
14版では3規約(食道・胆道・膵)の最新版刊行に伴い、記載内容を改訂した。
がん薬物療法副作用管理マニュアル 第3版
副作用の重症度評価、原因薬の中止や減量、支持療法などの適切な対応をサポート!
がん薬物療法で直面する有害事象をテーマに、その早期発見、重症度評価、原因薬の中止や減量、支持療法など、臨床で役立つポイントをギュッと凝縮。原因薬と発現割合、好発時期、リスク因子の他、irAEの情報も充実。症状別の各論では「抗がん薬の副作用が疑われた症例」「それ以外の原因が疑われた症例」の2パターンを掲載。総論では新たに「生殖機能(妊孕性)低下」と「外見の変化(アピアランスケア)」の章を立項した。
骨転移診療ガイドライン (改訂第2版)
日本臨床腫瘍学会編集による、がんの骨転移における診療ガイドラインの改訂版.関係する専門家により初版の内容をブラッシュアップし、ほぼ倍増となる48のClinical Questionとしてまとめた.初版に引き続き,骨転移の病態・診断・治療・ケアについて要点を整理しているほか,今回の改訂では特に,外科治療やリハビリテーション医療など,積極的な介入について提示している.がん診療に携わる医師,チーム医療で患者ケアにあたる医療者の必携書.
子宮体がん治療ガイドライン 2023年版
5年ぶりの改訂となる2023年版では、切除不能または再発子宮体がんに対する薬物療法のCQが大幅にアップデートされた。
また、高齢者の手術療法、肥満患者の減量を目的とした手術待機、がん遺伝子パネル検査、治療後の生活指導やリンチ症候群といった新たなテーマに関するCQも加わり、計39のCQを収載。
「推奨」の決定に至るまでに作成委員会内で議論があったCQについては、「最終会議の論点」としてその内容が記載されている。
がん患者の皮膚障害アトラス
がん患者に起こる皮膚障害のすべてがここに。テキスト400頁超、症例写真555枚。
臨床での実用性とアトラスの網羅性。両方を兼ね備えた、がん関連皮膚障害の決定版。1章では皮膚障害に対する考えかたと向き合いかたを解説し、「症候・症状編」の2章から6章、「薬剤編」の7章から10章の2つに分け、がん患者に起こる皮膚障害のほとんどをカバー。診療科を限定せず、がん診療に関わるすべてのひと(医療者・患者・家族)に向けた一冊です。
大腸癌取扱い規約 第9版
5年ぶりの改訂となる本版では、TNM分類第8版や他規約との整合性を重視しながら、肛門管の直腸型腺癌の壁深達度、リンパ節転移、遠隔転移、進行度分類、同時性・異時性の定義、内視鏡治療、手術治療、リンパ節郭清度、内視鏡治療後の癌遺残、側方リンパ節分類、組織型、SM浸潤距離の実測法、検体の取扱い、組織図譜など幅広く改訂。さらに、記載項目のチェックリストなど実臨床の場に有用な附を新設した。
肺癌診療Q&A 一つ上を行く診療の実践 第4版
大好評書6年ぶり待望の全面大改訂!
最新のガイドラインと癌取扱規約に準拠しながら,ガイドライン改訂や新薬の登場に伴う臨床的疑問に気鋭の医師が答えた,一つ上を行く診療を実践するための1冊!
大腸癌治療ガイドライン 医師用 2022年版
大腸癌研究会プロジェクト研究の成果等を取り入れて本邦における標準的な大腸癌治療を提示してきた本ガイドライン。2022年版では、新たに承認された薬剤、ゲノム診療(MSI-H、RAS、BRAF V600E遺伝子、NTRK融合遺伝子等)、また切除不能な遠隔転移症例に対する原発巣切除に関する知見を追加し、アルゴリズムを含めた解説・CQを大幅改訂。広がった選択肢を治療に活かすために必須の情報を提示する。