絶対にあきらめない医学留学
―医師のための研究留学,大学院留学,臨床留学
コロナ禍による渡航制限,情報入手の難しさ,試験対策や語学力に対する不安,年齢・家族・日本でのポジションに関する問題等々,様々な理由で海外留学を諦めそうになっている方のための,経験則に基づく医学留学ガイド.30歳を過ぎてから海外留学を志し,研究留学・大学院留学・臨床留学の全てを実現した著者による実体験や失敗談を惜しげもなく公開し,医師の海外留学準備に役立つリアルな情報をシェアします.
デザインが見える,発表が冴える
三ツ星プレゼンレシピ
いつものプレゼンが極上級の三ツ星に! 全体構成やキーメッセージの設定,デザインや図表の作成法,文字や色の使い方など,プレゼン力が格段にアップするスライド作成のノウハウやプレゼンテーションの極意が満載.東京北医療センタープレゼン部がこれまで培ってきた㊙テクニックを豊富な実例を挙げながら楽しくわかりやすく紹介していきます!
なぜ臨床医なのに研究するのか?
臨床医だからこそできる「患者さんのためになる研究」がある.研究指導,論文作成術のカリスマとしても著明な外科医がおくる,あなたへの熱いメッセージ!
医療介護者のための起業の教科書
精神科医⇒Stanford大学にてMBA取得⇒株式会社エクスメディオを起業し,数々のサービスをローンチ⇒EXIT(会社売却)達成.完全無欠の経営者のような華々しいストーリーに思えるが,その陰には多くの人間くさいドラマと地道な努力があった.「ワクワクする」「社会貢献する」をテーマに進みつづける著者による「再現性のある数十億円の会社の作り方」は,チャレンジするすべての医療介護者に対して具体的な一歩を示してくれる.
医学部に行きたいあなた、医学生のあなた、そしてその親が読むべき勉強の方法
「最小効率で医学部に入学できる方法」ではなく,医師になったあとの数十年間,医学の世界を生き延びていくために最適な学びの方法を示した「急がば回れ」の教育論.
医師が知っておきたい倫理学・医療倫理
その医療行為は倫理に適っていますか?
医療の現場で直面する倫理に関する諸問題に向き合ってきた医師の立場から倫理学,医療倫理を解説した.基本的な倫理学,医療倫理の知識を押さえた上で,安楽死や終末期医療,告知,高齢者医療など,現場で実際に遭遇しうる問題について説明.患者だけではなくその家族・医療従事者の多様な社会的・心理的背景要因からの視点を踏まえ,稀ではないが困難な医療倫理の問題の解決の糸口となる一冊.
臨床工学技士国家試験 Check UP! 医学概論/臨床医学総論 2024
臨床工学技士の分野別国試対策書は本シリーズだけ!
2024年国試合格へ導く[全4巻]シリーズ!
●令和3年版臨床工学技士国家試験出題基準対応!
●本書には,「医学概論」「臨床医学総論」領域を収載.
●国試既出問題をベースに,選択肢を正しい文章に整理した<要点のまとめ>と,重要な国試問題を掲載した<チェックアップ>の2部構成で,[インプット]と[アウトプット]を繰り返すことにより,頻出事項の知識を確実に身につける!
●直近5年の出題傾向を★マークで示しており,頻出問題がすぐわかる!
●2024年版では,見出しごとに教科書(臨床工学講座)の参照ページを挙げ,巻末には索引を追加して,さらに勉強効率がUP!
22世紀の医師のリアル
時代を先取る医師に聞く、これからの時代のキャリアの築き方
テクノロジーが急速に進化し、⼈類の知能を⼤きく超えようとしている現代。これまでの常識が常識ではなくなり、新しい価値観に転換しようとしている近未来。22世紀という未来を⾒据えて、医師は今、どのように働くのか?
本書では、時代を先取る医師45⼈のインタビュー・記事・コラムから、何を考え、何を⼤事にし、どう動いているのか、その挑戦の表側も裏側も多⾓的に紹介。⽬標が⾒えない時代でも明⽇への情熱のヒントが必ず⾒つかる、リアル・ドキュメンタリー開幕。
医学部ガイダンス
医学部志望・入学直後の人必携!「医学部とは何か,医師とは何か」がわかる一冊
医学部のカリキュラムは年々増大,高度複雑化しており,数十年前と比べると大きく変化している.外からではなかなかイメージが掴みにくい医学部6年間の学修の内容や医学生としてより良い学生生活を送るポイント,一般的な「医師」にとどまらない卒業後の多様な進路などについて,かつて医学部で学び,臨床や医学教育の第一線で活躍する医療者たちがレクチャーした.医学部志望者,入学直後の学生必携の一冊.
誰も考えようとしなかった癌の医療経済
m3.com連載「Cost, Value and Value trials」を書籍化
医師にとっては「医療経済」という言葉を縁遠いものと感じるかもしれない.実際,薬価がいくら高額になっても医師の給与に影響せず,患者にすら影響は少ない.しかし「命のためなら無限にコストを注ぎ込む」ことは結局のところ次世代の犠牲を強いることになる.m3.comの人気連載「Cost, Value and Value trials」を書籍化した本書では,医療の費用対効果分析やその問題点について詳説する.
ゼロから始める運転免許に関連する診療
~医師はなぜ診断書の作成を誤るのか?~
高齢者の運転免許に関連した診断書の作成に必要な知識がすべて詰まった一冊!
高齢者の運転免許更新において認知症の有無を判断する際,診断を行う医師の役割は非常に重要なものとなる.本書ではわが国における運転免許の実態から改正道路交通法,運転免許に関する誤った診断書を作成してしまう原因と整合性のある診断書作成のポイントなど,運転免許に関わる診療における必要な知識について,愛知県の臨時適性検査を担う著者が事例を交え実践的かつ分かりやすく解説した.
タイムマネジメントが病院を変える
―医療現場における働き方改革―
時間を慈しむ医師になろう
医療界においても働き方改革の機運が高まりつつある昨今,制度面の改革だけではなく,医療従事者側も「時間をコントロールし,時間に支配されない」というタイムマネジメントを身につけることが求められます.毎日時間に追われている,残業時間の多さが自慢,従来の評価制度に慣れきっている……そんな従来の価値観を刷新できる一冊です.巻末には元Googleのピョートル・フェリクス・グジバチ氏との対談を収録.
現代医学概論 第3版
医療専門職をめざす人たちから広く支持を得ている好評書!
各種データをアップデートした最新版!
●医療専門職をめざす人たちから広く支持されている,好評テキストの改訂版!
●看護師,臨床検査技師,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,診療放射線技師,臨床工学技士,管理栄養士・栄養士など,各種医療職を目指す人のための基礎教育テキスト.
●医学全般にわたり現代の状況を理解でき,学習の基本となるリベラルアーツとしても役立つ一冊.
●改訂版では,各種データを最新にアップデート. 医師の働き方改革を中心とした新しい法律についての記述を追加するなど,全編にわたり内容を更新.
患者・医療者の診療記録共有
世界の流れと群馬大学医学部附属病院における取り組み
診療記録は究極の個人情報であり,決して医療従事者の私的な記録やメモではありません.国際的には診療記録を患者と共有する流れが進んできており,日本においても近い将来,患者が当たり前のように診療記録へアクセスしているかもしれません.そのとき,個人としても病院としてもカルテを患者に見せられますか? 患者参加型医療が叫ばれて久しいですが,具体的に何から始めたらよいのか,臨床医目線でも病院管理者目線でも有用な一冊となっています.
続 医師が知っておきたい法律の知識
~医療トラブルを回避する対策~
医師による医師のための医事法の実践的な解説書 第2弾.医師であるかぎり,医療訴訟に巻き込まれる可能性は常にあると考えるべきであり,医療に関する法律の知識を身に付けることは力になる.第2弾では,第1弾の応用編として,脳死・臓器移植, 生殖補助医療, 救急医療など,実際の医療現場で遭遇する可能性のある法的問題や医療トラブルを取り上げて解説した.
医療原論 第2版 いのち・自然治癒力
●古今東西の医学・医療の歴史からいのちの哲学,東洋医学への実践法まで網羅した新しい医療原論!
●世界各地の伝統医療や古典医書に共通する「いのち」と「自然治癒力」の「多即一の知的プロセス」をまとめたユニークな医療原論の改訂版!
●今改訂では,最新の研究成果を踏まえ,“いのち”に対する考察を深める2つの新章を追加.
わかりやすいメディカルマーケティング
個人がスマホで心拍数や血圧などバイタル記録や薬・診療の記録を管理する時代となったいま,医療・ヘルスケア領域にもマーケティングの視点が必要だ! 患者の行動変容・日常生活への介入が必要な生活習慣病の治療効果をUPさせるカギもマーケティングが握っている.診療・病院経営・ヘルスケア領域の開発など関連領域に幅広く役立つ知識を1冊で学べる,医療関係者のためのマーケティング入門書.
医師・病院関係者のための民法(債権法総論)入門
120年ぶりの大改正をふまえて
1896(明治29)年の制定以来120年以上を経て,初めて民法(債権法)が抜本的な改正を受け,2020年4月より施行されました.今回の改正にも,時効や保証など医師や病院に関係する点もいくつかありますが、本書はこれを機に,もともと民法(債権法総論)はどのような法律で,どのような場面に使われるのかということを,法律の世界に縁が遠いといわれる医師や病院関係者にわかりやすく説明するために執筆されました.ぜひご一読ください.
医(メディシン)って何だろう?
医療の現場で遭遇するまだ正解を見出すことのできない問題.東京女子医科大学医学部での講義「医とは何か?(Medicine, what is it?)」とワークショップ「脳死を知ろう」をもとに,臨床家としての職人魂を賭けてそれらの難問に迫る。偉大な師匠たちから受け継ぐ言葉や,科学する心の育み方を通して,「病気とは何か?」「健康とは何か?」「それでは,医とは何か?」を考える道筋をひらく.岩田先生だからこそ書きえた「我とそれ(science)」と「我と汝(art)」の世界.
Dr.ミヤタクの研修医養成ギプス
スポ根で育てられた昭和の医師が、新しい時代の中で育てられた研修医と付き合う過程で、どのような指導が適切なのか、不適切だったのか、正解は何なのか、今なお悩みながら指導にあたっています。
Dr.ミヤタクの研修医指導は、EBM(Evidence based medicine:科学的な根拠に基づいた医療)ではなく、Experience based medicine(経験に基づいた医療)に近いものです。
Dr.ミヤタクの熱い思い、日々試行錯誤していることをつづりました。指導医の考えを垣間見ようとしている研修医の先生や、これから研修医指導に携わる若手指導医の先生たちへ贈る、Dr.ミヤタク愛があふれる一冊です。
「宮城島再生工場」とは、本書で語られる、釧路ろうさい病院内科の別名である。ほのかな愛嬌を感じるとともに、どことなく、大学でうまくやっていけなかった若い医者を田舎でゆっくり育成し直すような、牧歌的なニュアンスもある。
しかしこれは宮城島拓人先生なりの、「一流の謙遜」であろう。なぜなら、私が知る同科の通り名は、誰が呼んだか、「北大第三内科第二医局」だからだ。
全国の地方病院が研修医取得に苦労する中、過疎地中の過疎地である釧路市において、毎年多数の研修医・専攻医を育てて全国に輩出している様は、古き良き「大学医局」に例えられるにふさわしい。おまけに若手指導のみならず、道東圏の医療を文字通り支えているのだから恐れ入る。担当する疾病の広さよ! 消化器内科、腫瘍内科、血液内科、呼吸器内科、肝臓内科、感染症内科。これらを内科医たちが手分けして診ているわけではない。「みんな全部見る」。医局員全員がゼネラリストかつスペシャリストである。
研修医養成ギプスとはよく言ったものだ。ただし昭和の香りは煙幕である。教授になる道を選ばなかった著者の洞察、先見、連環、矜持、後悔、理念、栄光、宿業。ナラティブは患者だけのものではない、医者にだって物語がある。