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多発性骨髄腫【電子版】

木崎 昌弘 (編)

出版社
中外医学社
電子版ISBN
 
電子版発売日
2018/02/26
ページ数
246ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥5,280 (本体¥4,800+税10%)

印刷版ISBN
978-4-498-12596-4
印刷版発行年月
2015/10
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概要

多発性骨髄腫に関わる最新の知見や臨床試験の結果をフォローし,また基礎および臨床両面の重要事項の整理をおこない,読者の知識のbrush upを目指した.

目次

1 病態
 1-1 多発性骨髄腫の発症と進展のメカニズム〈坂井 晃〉
     B細胞分化とMMの起源
     MMの病勢の進展
 1-2 骨髄腫幹細胞〈島 隆宏 宮本敏浩〉
     骨髄腫幹細胞
     Clonotypic B cells
     Clonotypic non―B cell plasma cells
     Side population
     造血幹細胞・造血前駆細胞
 1-3 骨髄腫細胞のシグナル伝達経路と増殖機構〈菊池次郎 古川雄祐〉
     骨髄微小環境との相互作用を介したシグナル伝達経路
     NF―κBの活性化による細胞死の抑制
     骨髄腫細胞の接着耐性獲得時のシグナル伝達経路
 1-4 多発性骨髄腫における染色体・遺伝子異常〈半田 寛〉
     B細胞分化と骨髄腫細胞
     MMの染色体異常
     マイクロアレイによる網羅的遺伝子発現解析
     次世代シークエンサーとクローン進化
 1-5 多発性骨髄腫における骨病変の発症機構〈安倍正博〉
     骨吸収促進因子
     骨形成抑制因子
 1-6 多発性骨髄腫における腎障害の発症機序〈八木秀男〉
     免疫グロブリンによる腎障害
     免疫グロブリン以外による腎障害

2 診断
 2-1 多発性骨髄腫の診断と病期分類〈伊藤薫樹〉
     MMの診断
     MMおよびSMMの診断基準
     MGUSおよび類縁疾患の診断基準
     MMの病期分類
 2-2 微小残存病変測定と奏効の意義〈高松博幸〉
     微小残存病変(MRD)検出法
     MRD検出法とそれを用いた臨床研究
 2-3 多発性骨髄腫における画像診断〈伊豆津宏二〉
     骨髄腫における画像診断の役割
     各画像検査の特徴

3 治療
 3-1 多発性骨髄腫に対する治療目標〈木崎昌弘〉
     MMの治療目標
     MMの治療成績を向上させるために
 3-2 治療効果判定基準〈柴山浩彦〉
     EBMT/IBMTRの治療効果判定基準
     血清フリーライトチェーンの利用
     IMWGの治療効果判定基準
     新たに加わった治療効果判定基準
 3-3 MGUS/くすぶり型骨髄腫へのアプローチ〈高松 泰〉
     診断基準
     形質細胞腫瘍および類縁疾患への進行
     形質細胞腫瘍および類縁疾患へ進行するリスク因子
     治療
 3-4 初発移植適応多発性骨髄腫の治療〈丸山 大〉
     治療
     新規薬剤の導入によって自家移植を回避できるか
 3-5 初発高齢者・移植非適応多発性骨髄腫の治療〈成田朋子 飯田真介〉
     MPT療法:MP+サリドマイド療法
     MPB療法:MP+ボルテゾミブ療法
     MPL療法:MP+レナリドミド療法
     Ld療法:レナリドミド+少量デキサメタゾン療法
     通常化学療法(新規薬剤を用いないレジメン)
 3-6 再発・難治多発性骨髄腫の治療〈照井康仁〉
     再発の定義
     再発難治性骨髄腫の治療選択
     承認されている骨髄腫治療薬
     殺細胞薬
     サルベージ治療としてのHDT―SCT
     再発時の治療選択に影響する因子
 3-7 多発性骨髄腫における地固め・維持療法〈得平道英 木崎昌弘〉
     移植適応症例
     移植非適応症例
     これからの地固め・維持療法の展望
 3-8 自家末梢血幹細胞移植の実際と課題〈中世古知昭〉
 3-9 多発性骨髄腫に対する同種造血幹細胞移植〈田坂大象〉
 3-10 多発性骨髄腫に対するRisk―adapted strategyの
 3-11 形質細胞白血病の治療〈入内島裕乃 村上博和〉
 3-12 合併症への対策〈田村秀人〉
 3-13 多発性骨髄腫に対する放射線治療〈高橋健夫〉
 3-14 多発性骨髄腫に対する新規薬剤による治療〈黒田純也 水谷信介〉
 3-15 多発性骨髄腫に対する抗体療法〈石田禎夫〉

4 類縁疾患:病態,診断,治療
 4-1 原発性マクログロブリン血症〈渡部玲子〉
 4-2 原発性アミロイドーシス〈淵田真一 島崎千尋〉
 4-3 POEMS症候群〈畑 裕之〉
 4-4 Castleman病〈中村裕一〉

索引