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刺鍼事故<処置と予防>【電子版】

劉 玉書 (編)

出版社
三和書籍
電子版ISBN
978-4-86251-233-8
電子版発売日
2017/05/29
ページ数
406ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,366 (本体¥3,060+税10%)

印刷版ISBN
978-4-916037-96-1
印刷版発行年月
2006/04
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対応OS
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概要

中国で1998年11月に出版された『針刺事故・救治与預防』(中医古籍出版社)の翻訳本。著者は1988年に出版された『鍼刺事故類案選析』という本を補足して、本書を作った。神経系、呼吸器系、循環器系、消化器系、泌尿生殖器系、視聴覚器官に対する間違った刺鍼例を列挙し、それによってもたらされる症状、ミスをしたときの処置方法、重要な臓器を刺鍼してしまったときの症状などが述べられている。

目次

第1章 神経系
神経系の解剖部位と腧穴の関係についての概念 2
 第1節 中枢神経 6
 1、誤刺の事例 6
  1.風府を取って延髄を損傷させ、死亡した事例 6
  2.風府穴を取って右小脳半球を損傷させ、死亡した事例 8
  3.風府を取ってくも膜下出血となった Ⅰ 9
  4.風府を取ってくも膜下出血となった Ⅱ 9
  5.風府と瘂門を取って、延髄を損傷して死亡した事例 10
  6.安眠穴を取って脳幹出血を起こした事例 11
  7.安眠2 を取ってくも膜下出血となった事例 13
  8.風池と安眠2 を取って、延髄を損傷して死亡させた事例 14
  9.風岩を取って、延髄を損傷して死亡した事例 14
  10.風府と大椎を取って片麻痺させた事例 15
  11.大椎に電気鍼をして脊髄を損傷し、死亡させた事例 16
  12.瘂門で死亡した事例 17
  13.瘂門を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅰ 19
  14.瘂門を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅱ 19
  15.瘂門を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅲ 20
  16.瘂門を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅳ 21
  17.瘂門を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅴ 21
  18.瘂門と風池を取って、脊髄を損傷させ片麻痺した事例 22
  19.風池と瘂門に電気鍼して死亡させた事例 23
  20.風池を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅰ 23
  21.風池を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅱ 24
  22.風池を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅲ 25
  23.風池を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅳ 26
  24.風池を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅴ 26
  25.風池を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅵ 27
  26.風池を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅶ 27
  27.風池を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅷ 29
  28.風池を取って、くも膜下出血を起こした事例 Ⅸ 29
  29.翳明を取って、くも膜下出血を起こした事例 30
  30.後頚部の穴を取って、くも膜下出血を起こした事例 31
  31.背部の穴を取って、くも膜下出血を起こした事例 32
 2、臨床経験 33
  1.風府を主に刺鍼し、仮性球麻痺を治療する 33
  2.安眠と風池などの穴位へ刺鍼して不眠を治療する 34
  3.大椎へ刺鍼して癲癇を治療する 35
  4.大椎などへ刺鍼して機能性筋痙攣を治療 37
  5.瘂門に刺鍼して統合失調症を治癒させる 37
  6.瘂門へ刺鍼して、突然しゃべれなくなった患者を治癒させる 38
  7.瘂門の鍼は、聾唖を主治する 39
  8.風池に穴位注射して不眠を治療する 40
  9.当帰注射液を風池に注入して神経性頭痛を治療する 40
  10.風池への穴位注射で血管神経性頭痛を治療する 41
  11. 風池の刺鍼を主として、難治性の血管性頭痛を治療する 41
  12 風池と大椎を主に刺鍼して神経皮膚炎を治療する 42
  13 翳明に刺鍼して弱視を治療する 43
 3、まとめ 43
  1.論評 43
  2.救急治療の方法 45
  3.予防措置 47
 第2節 末梢神経 50
 1、誤刺の事例 50
  1.内関を取り、手を握れなくなった事例 50
  2.内関と列缺を取って、橈骨神経を損傷した事例 50
  3.内関を取って正中神経を損傷した事例 51
  4.曲池に穴位注射して橈骨神経を損傷した事例 52
  5.足三里を取って、腓骨神経を損傷した事例 53
  6.足三里に穴位注射して深腓骨神経を損傷した事例 54
  7.足三里に穴位注射して総腓骨神経を損傷した事例 54
  8.薬物の穴位注射によって末梢神経を損傷させた10例 55
  9.薬物の穴位注射により末梢神経を損傷した7例 57
 2、臨床経験 59
  1.内関へ刺鍼して36例の不整脈を治療する 59
  2.内関穴へ刺鍼して48例の急性下痢を治療する 59
  3.内関へ刺鍼して発作性頻脈を治療する 60
  4.足三里の刺鍼は、アレルギー性鼻炎を主治する 61
  5.環跳に刺鍼して、外踝の疼痛を治療する 61
  6.環跳へ穴位注射して、梨状筋症候群を治療する 62
 3、まとめ 63
  1.講評 63
  2.救急治療の方法 64
  3.予防措置 65
  付編:古書からの抜粋 65
第2章 呼吸系
 第1節 胸部における肺の範囲 71
 1、誤刺の事例 71
  1.神封などを取って右側の気胸を起こした事例 71
  2.神蔵穴を取って左側気胸を起こした事例 72
  3.神蔵などを取って左側気胸を起こした事例 73
  4.兪府を取って、右側の水気胸を起こした事例 74
  5.輒筋を取って左側の水気胸を起こした事例 75
  6.大包を取って左側の膿気胸を起こした事例 77
  7.庫房を取って両側の気胸と頚部の気腫を起こして死亡した事例 77
  8.胸部の穴を取って、左側の気胸を起こした事例 79
  9.胸部の穴を取って、左側気胸と皮下気腫を起こした事例 80
  10.胸部と背部の穴位を取って右側の気胸を起こした事例 80
 2、臨床経験 81
  1.乳根などの穴に刺鍼して、産後の乳腺炎(外吹乳癰)を治療する 81
  2.患側乳房の囲刺法で乳腺増殖を治療する 82
  3.乳根などの穴に刺鍼して急性乳腺炎を治療する 83
  4.乳根、胃兪、脾兪、膈兪などへ刺鍼して乏乳症を治療した 84
  5.乳根と膻中などに刺鍼して、産後の乏乳症を治療する 84
 3、まとめ 85
  1.講評 85
  2.救急治療の方法 86
  3.予防措置 87
 第2節 背部における肺の範囲 88
 1、誤刺の事例 88
  1.肺兪で気胸を起こし、死亡させた事例 88
  2.肺兪を取って両側の血胸を起こし、死亡した事例 89
  3.肺兪に刺鍼して吸玉を加え、左側気胸を起こした事例 89
  4.風門を取って、左側の気胸を起こした事例 90
  5.肺兪を取って気胸を起こし、死亡した事例 91
  6.肺兪などを取って左側の気胸を起こした事例 91
  7.風門から肺兪に透刺し、左側の気胸を起こして死亡した事例 92
  8.1 ~ 5 の夾脊穴、そして風門と肺兪を取って左側の気胸を起こした事例 92
  9.風門と肺兪などを取って、左側気胸を起こした事例 94
  10.肺兪と心兪を取って、右側の気胸を起こした事例 94
  11.心兪などを取って右側の水気胸を起こした事例 95
  12.定喘と肺兪を取って右側気胸を起こし、死亡させた事例 96
  13.定喘を取って左側気胸を起こした事例 96
  14.定喘を取って、右側の気胸を起こした事例 97
  15.膏肓を取って左側の気胸を起こし死亡させた事例 97
  16.膏肓を取って左側の気胸を起こした事例 98
  17.肺兪と膏肓などを取って、右側の気胸を起こして死亡させた事例 99
  18.肺兪付近の穴を取って、左側の気胸を起こした事例 101
  19.膈兪などを取って、右側の気胸と気腫を起こした事例 102
  20.膈兪と膈関を取って左側の気胸を起こした事例 103
  21.背部の穴を取って左側の気胸を起こした事例 104
  22.背部穴を取って右側血胸を起こした事例 105
  23.背部の穴を取って血胸を起こした2 つの事例 107
  24.背部と肩部の腧穴を取って、気胸を起こした事例 108
  25.背部の腧穴を取って気胸を起こし、死亡させた事例 109
 2、臨床経験 109
  1.肺兪などに刺鍼して喀血を治療する 109
  2.背部の心兪、脾兪、腎兪、肺兪などに刺鍼してウイルス性心筋炎を治療 110
  3.心兪などに刺鍼して心房細動を治療する 110
  4.心兪などに刺鍼して、アダムス・ストークス症候群を治療する 112
  5.膈兪と肝兪に刺鍼して、乳癰(乳腺炎)を治療する 112
  6.定喘などの穴に刺鍼して喘咳の病を治す 113
  7.膈兪穴にブロック注射して冠動脈による狭心症発作を治療する 113
  8.肺兪などの穴に刺鍼して頚肩腕症候群を治療する 114
  9.膈兪と胃兪へ刺鍼して、難治性のシャックリを治療する 115
  10.風門、肺兪、厥陰兪などに刺鍼して喘息を治療する 115
 3、まとめ 116
  1.講評 116
  2.救急治療の方法 116
  3.予防措置 118
 第3節 頚部や肩部における肺の範囲 119
 1、誤刺の事例 119
  1.天突を取って、右側の気胸を起こした事例 119
  2.天突と肩井を取って右側の気胸を起こし、死亡した事例 120
  3.天突と気戸を取って、両側の気胸と全身の気腫を起こした事例 122
  4.気戸付近の穴位を取って気胸を起こし、死亡させた事例 123
  5.新扶突を取って右側の気胸を起こした2 事例 124
  6.肩井を取って右側の気胸を起こした事例 125
  7.肩井を取って左側の血胸を起こした事例 Ⅰ 126
  8.肩井を取って左側の血胸を起こした事例 Ⅱ 126
  9.肩井などを取って、左側気胸を起こした事例 127
  10.肩井を取って気胸を起こした事例 128
  11.肩井などを取って左側の血胸を起こした事例 128
  12.肩井を取って左側気胸を起こした事例 129
  13.肩貞などを取って左側の水気胸を起こした事例 129
  14.肩貞などを取って、左側の気胸を起こした事例 130
  15.肩峰中点を取って両側の気胸を起こし死亡させた事例 131
  16.肩前下方穴を取って左側の血気胸を起こした事例 132
  17.頚部や肩部の穴を取って、左側の血気胸を起こした事例 132
  18.肩部と背部の穴を取って、右側の気胸を起こした事例 133
  19.肩部の穴を取って、気胸を起こして死亡させた事例 134
  20.刺鍼して気胸となった7例 134
  21.刺鍼による気胸6例 136
  22.刺鍼による気胸7例 137
  23.刺鍼による気胸5例 138
  24.肩井を深刺して多量の血胸を起こした事例 139
 2、臨床経験 140
  1 肩井などへ刺鍼して頚椎症を治療する 140
  2.肩井と肩外兪などに刺鍼して頚肩腕症候群を治療する 141
  3.天突などへ刺鍼して、喘息を治療する 141
 3、まとめ 142
  1.講評 142
  2.救急治療の方法 142
  3.前の二節を参照する 143
  付編:古書からの抜粋 143
第3章 循環系
心、脾、血管の解剖位置と腧穴の関係 146
 第1節 心臓疾患 149
 1、誤刺の事例 149
  1.鳩尾を取って心臓に刺鍼し、死亡させた事例 Ⅰ 149
  2.鳩尾を取って心臓へ刺鍼し、死亡させた事例 Ⅱ 152
  3.左胸部の穴位へ刺鍼して心臓を刺傷し、死亡させた3例 153
 2、臨床経験 154
  1.鳩尾の皮下へ置鍼し、神経性嘔吐を治療したカルテ 154
  2.鳩尾と三脘(上脘、中脘、下脘)に刺鍼して、胃軸捻を治療した例 154
 3、まとめ 155
  1.講評 155
  2.救急治療の方法 155
  3. 予防措置 156
 第2節 脾臓疾患 157
 1、誤刺の事例 157
  1.梁門などを取って脾臓を刺傷し、内出血を起こした事例 157
  2.左上腹部の穴位を取り、脾臓破裂が起きて内出血した事例 159
  3.胸腔穿刺により脾臓を損傷し、内出血した事例 161
 2、臨床経験 163
  1.章門や期門へ鍼灸して、急性膵炎を治療したカルテ 163
  2.章門や期門などへ刺鍼して、胆嚢炎や胆石症を治療したカルテ 163
 3、まとめ 164
  1.講評 164
  2.救急治療の方法 164
  3.予防措置 164
 第3節 血管の疾患 166
 1、誤刺の事例 166
  1.頚部の穴位を取り、上甲状腺動脈を刺傷して出血した事例 166
  2.頚部の穴位を取り、頚動脈瘤が起きた事例 169
  3.血癭(頚部の血管腫)に刺鍼して出血し、死亡させた2 事例 169
  4.乳房が赤く腫れたところを取り、動脈を刺し破って出血した事例 170
  5.章門を取って肋間動脈が破裂し、出血した事例 171
  6.中脘に刺鍼して吸玉を加え、腹部の血腫が起きた事例 173
  7.腎嚢ブロック注射により腹膜後血腫を起こした事例 173
  8.曲沢を点刺し、出血が多すぎて反応が起きた2例 174
  9.手のひらに挫刺して、動静脈瘤となった事例 175
  10. クロルプロマジンを神門へ注入し、指が壊死した事例 176
  11.クロルプロマジンを橈骨動脈に注入して反応が起きた事例 178
  12.秩辺と環跳を取り、上臀動脈が破裂して出血した事例 179
  13.クロロマイセチンを穴位注射して、四肢末端が壊死した3 事例 181
  14.クロルプロマジンを前脛骨動脈に注入して脈管炎を起こした事例 182
  15.穿刺針による埋線療法は、慎重に行う 183
 2、臨床経験 184
  1.人迎などの穴位に刺鍼して甲状腺機能亢進症を治療したカルテ 184
  2.頚部の穴位を取って、急性咽頭炎を治療したカルテ 184
  3.乳根などに刺鍼して、乳腺房増殖を治療したカルテ 185
  4.期門などへ穴位注射して慢性肝炎を治療したカルテ 185
  5.章門と天枢などを取って、慢性結腸炎を治療したカルテ 186
  6.中脘などへ刺鍼して急性胃炎を治療したカルテ 186
  7.曲沢を点刺して腸感冒を治療したカルテ 187
  8.曲沢を点刺して気管支喘息を治療したカルテ 188
  9.列缺と後谿へ刺鍼して、後頚部の痛みを治療したカルテ 188
  10.神門などの穴へ薬物注射して、ナルコプレシーを治療したカルテ 189
  11.環跳や秩辺などへ刺鍼して坐骨神経痛を治療したカルテ 189
  12.足三里の穴位注射で、慢性洞胃炎を治療したカルテ 190
 3、まとめ 191
  1. 講評 191
  2. 救急治療の方法 191
  3.予防措置 192
  付記:古典からの抜粋 192
第4章 消化器系
胃、腸、肝、胆の解剖部位と腧穴の関係 196
 第1節 胃疾患 202
 1、誤刺の事例 202
  1. 中脘を取って胃穿孔し、腹膜炎を起こした事例 202
  2.上腹部の穴を取り、胃穿孔と腹膜炎を起こした事例 203
  3.腹部を取って、幽門梗塞腹膜炎を起こした事例 204
 2、臨床経験 205
  1.中脘穴に刺鍼して胃痙攣を治療したカルテ 205
  2.中脘穴へ刺鍼して急性胃炎を治療したカルテ 205
  3.関元と天枢へ刺鍼して、癌の化学療法による胃腸反応を治療したカルテ 206
  4.中脘や期門などの穴位を取り、急性胃炎を治療する 206
  5.局部穴と遠道穴を組み合わせて、胃および十二指腸潰瘍を治療したカルテ 207
  6.腹部の長鍼透鍼法で胃下垂640例を治療する 208
 3、まとめ 209
  1.講評 209
  2.救急治療の方法 209
 3.予防措置 211
 第2節 腸道疾患 212
 1、誤刺の事例 212
  1.天枢と神闕を取って腸を穿孔し、腹膜炎を起こした事例 212
  2.関元と天枢へ火鍼して腸穿孔が起きた事例 214
  3.天枢と下脘へ火鍼して腸穿孔した事例 214
  4.腹部の穴位を取って、小腸に穿孔した事例 215
  5.腹部の複数カ所に刺鍼し、腸穿孔による腹膜炎が起きた事例 216
  6.腹部の穴位を取って、腸穿孔を起こした事例 217
  7.腹部を取穴して腸管を損傷した事例 217
  8.腹部の穴位を取って回腸に穿孔し、腹膜炎を起こした事例 218
  9.腹部の穴位を取って腸壁を損傷した事例 219
  10.腹部の阿是穴を取って、腸穿孔による腹膜炎を起こした事例 220
  11.下腹部の穴位を取り、虫垂による化膿性腹膜炎を起こした事例 221
  12.刺鍼により腸を穿孔した4例 221
 2、臨床経験 222
  1.天枢と神闕を取って、慢性結腸炎を治療した症例 222
  2.天枢と神闕に刺鍼して、急性腹痛を治療した症例 223
  3.腹部の穴位を取って、40例の習慣性便秘を治療する 223
  4.中脘と天枢などを取って腹下しの治療をする 224
  5.天枢や腹結などを取り、腸閉塞を治療する 224
  6.腹部の穴位を取って腸重積を治療する 225
 3、まとめ 225
  1.講評 225
  2.救急治療の方法 226
  3.予防措置 226
 第3節 肝臓疾患 228
 1、誤刺の事例 228
  1.鳩尾などを取って肝臓を刺傷し、内出血となった事例 228
  2.梁門を取って肝臓を刺傷し、死亡させた事例 229
  3.上脘を取って肝臓を刺傷し、死亡した事例 Ⅰ 230
  4.上脘を取って肝臓を刺傷し、死亡した事例 Ⅱ 231
 2、臨床経験 231
  1.急性黄疸性肝炎206例を刺鍼治療する 231
  2.急性A型肝炎63例を治療した症例 233
 3、まとめ 234
  1.講評 234
  2.救急治療の方法 235
  3.予防措置 236
 第4節 胆道疾患 237
 1、誤刺の事例 237
  1.期門、日月、不容を取って、胆嚢穿孔を起こした事例 237
  2.期門と日月を取って、胆嚢穿孔させた事例 239
  3.梁門などを取って胆嚢穿孔した事例 240
  4.右上腹部の穴位を取って、胆嚢を貫通した事例 241
 2、臨床経験 242
  1.腹部を取穴して胆嚢炎と胆石症を治療する 242
  2.腹部の穴位を取って、胆道蛔虫症を治療した症例 243
 3、まとめ 244
  1.講評 244
  2.救急治療の方法 244
  3.予防措置 244
  付記:古典からの抜粋 245
第5章 泌尿、生殖器系
泌尿器と生殖器の解剖位置および腧穴の関係 248
 第1節 腎臓疾患 251
 1、誤刺の事例 251
  1.腰部の穴を取って腎周囲炎を起こした事例 251
  2.腰部にノボカインブロックをして、血尿を起こした事例 252
  3.腰部をノボカインブロックして腎炎を起こした事例 253
 2、臨床経験 255
  1.三焦兪、腎兪、膀胱兪に刺鍼して、虚淋を治療する 255
  2.胃兪穴に穴位注射して、急性胃炎を治療する 255
  3.腎兪と腰眼穴に穴位注射して腰痛を治療する 256
  4.腎兪穴に穴位注射して生理痛を治療する 257
 3、まとめ 257
  1.講評 257
  2.救急治療の方法 258
  3.予防措置 258
 第2節 卵巣と子宮の疾患 259
 1、誤刺の事例 259
  1.腹部の穴位を取って、卵巣嚢腫破裂を起こした事例 259
  2.妊婦に人工気腹をおこない、空気栓塞が起きて死亡した事例 260
 2、臨床経験 260
  1.関元と子宮穴に刺鍼して、癥瘕(腹部のシコリ)を治療する 260
  2.会陰と関元に刺鍼して、陽萎(インポテンツ)を治療した症例 261
  3.関元、中極、水道穴へ刺鍼して淋証(尿の疾患)を治療する 262
 3、まとめ 263
  1.講評 263
  2.救急治療の方法 264
  3.予防措置 264
  付記:古典からの抜粋 264
第6章 視聴覚器
眼や耳と腧穴の関係 268
 第1節 眼部疾患 270
 1、誤刺の事例 270
  1.睛明などを取って、眼部の血腫を起こした事例 270
  2.睛明を取って、左眼の内眼角が感染した事例 270
  3.睛明と球後を取って、眼球後部が出血した事例 271
  4.承泣を取って、眼後部が出血した事例 272
  5.球後と承泣を取って、眼球後部が出血した事例 274
  6.球後を取って、局部の血腫が起きた事例 274
 2、臨床経験 276
  1.睛明などの穴を取って、急性結膜炎を治療する 276
  2.睛明の刺鍼を主にして、2例の夜盲症を治癒させる 276
  3.球後を主穴として2例の視神経萎縮を治療する 277
  4.睛明と球後に刺鍼して近視を治療する 278
  5.睛明と承泣へ刺鍼して、迎風流涙が治癒する 278
 3、まとめ 279
  1.講評 279
  2.救急治療の方法 279
  3.予防措置 279
 第2節 耳部の疾患 280
 1、誤刺の事例 280
  1.耳鍼により、耳介の化膿性軟骨膜炎を起こした9例 280
 2、臨床経験 282
  1.両耳の腎穴に刺鍼して、5例の慢性腎炎を治療する 282
  2.耳鍼で寝違い39例を治療する 282
  3.耳鍼で生理痛40例を治療する 282
  4.耳鍼で2例の無月経症を治癒する 283
  5.耳鍼で86例の乳汁分泌不足を治療する 283
  6.2例の重症筋無力症を耳鍼で治療する 283
  7.耳穴刺血療法で急性結膜炎を治療する 284
  8.耳鍼で14例の尋常性疣贅を治療する 284
 3、まとめ 285
  1.講評 285
  2.救急治療の方法 285
  3.予防措置 285
  付記:古典からの抜粋 286
第7章 皮膚感染と瘢痕拘縮
皮膚組織と腧穴の関係 290
 第1節 皮膚感染 292
 1、誤刺の事例 292
  1.肩部の穴位を取って、化膿性関節炎を起こした事例 292
  2.小海を取って、尺骨神経炎を起こした事例 292
  3.手関節の穴位を取って、骨膜炎を起こした事例 293
  4.四縫を取って、中指に障害が残った事例 294
  5.アトロピンで足三里をブロックし、ガス壊疽を起こした事例 295
  6.次髎を取って、膿瘍が起きた事例 296
  7.腹部の穴位を取って、包虫が転移した事例 297
  8.刺鍼により硬膜膿瘍を起こした事例 297
  9.ウイルス性肝炎 297
  10.骨髄炎 298
  11.敗血症 299
  12.感染性肉芽腫 299
 2、臨床経験 300
  1.肩局部を取穴して50例の肩関節周囲炎を治療する 300
  2.尺骨神経麻痺の鍼灸治験 300
  3.手首の「阿是穴」へ刺鍼して、手首のガンクリオンが治癒する 300
  4.四縫穴の臨床治験2例 301
  5.「足三里」へ穴位注射した5例の治験 302
  6.次髎、秩辺、小腸兪に刺鍼し、6例の腰仙部痛を治療する 304
 3、まとめ 304
  1.講評 304
  2.救急治療の方法 304
  3.予防措置 305
 第2節 瘢痕拘縮 306
 1、誤刺の事例 306
  1.合谷を取って、手の小筋が拘縮した事例 306
  2.合谷に穴位注射して、手の小筋が拘縮した事例 Ⅰ 307
  3.合谷に穴位注射して、手の小筋が拘縮した事例 Ⅱ 308
  4.合谷への刺鍼と穴位注射により、母指内転筋が拘縮した事例 308
  5.承山を取って、長母趾屈筋と長趾屈筋が拘縮した事例 309
  6.合谷に穴位注射して、手が変形した事例 310
  7.合谷穴へ穴位注射して、手の内転が瘢痕拘縮した事例 313
  8.合谷穴の穴位注射で、手の内転筋が拘縮して変形した事例 313
  9.穴位に薬物注射して、重大な併発症を起こした6例 314
 2、臨床経験 315
  1.合谷を取穴して55例の難産を治療する 315
  2.合谷を主に穴位注射し、212例の歯痛を治療する 315
  3.迎香と合谷穴へ穴位注射して鼻炎を治療する 316
  4.承山から条口へ透刺して、頚項部の不快感12例を治療する 316
  5.合谷穴へ刺鍼して重度の流涎を治療したカルテ 317
 3、まとめ 318
  1.講評 318
  2.救急治療の方法 318
  3.予防措置 318
  付記:古典からの抜粋 318
第8章 異常反応
刺鍼による異常反応の概述 322
 第1節 病気で衰弱しているため突然死した 323
 1、誤刺の事例 323
  1.長年の虚証で、怒り出したあと刺鍼して急死した事例 323
  2.刺鍼したあとで脳溢血を起こして死亡した事例 Ⅰ 324
  3.刺鍼したあとで脳溢血を起こして死亡した事例 Ⅱ 325
  4.天突を取って窒息し、急死した事例 326
 2、臨床経験 327
  1.高血圧症203例を鍼灸治療した臨床観察 327
  2.脳血栓形成による後遺症の電気鍼治療カルテ 327
  3.中風(脳卒中)1例の刺鍼治療 328
 3、まとめ 328
  1.講評 328
  2.救急治療の方法 328
  3.予防措置 329
 第2節 思わぬ事故を招く 330
 1、誤刺の事例 330
  1.陽陵泉を軽刺して、皮下出血した事例 330
  2.太陽に電気鍼して、大腿骨頚部を骨折した事例 331
  3.刺鍼の電気刺激が不適切だったため、腕関節が不完全脱臼した事例 332
  4.内関を取って、急に声が出なくなった事例 Ⅰ 333
  5.内関を取って、急に声が出なくなった事例 Ⅱ 333
  6.人中を取って、狂ったように笑うようになった事例 334
  7.妊娠期に合谷などを取って、流産した事例 335
  8.腎兪や三陰交を取って、過多月経を引き起こした3つ 336
  9.三陰交などを取って、生理不順を起こした事例 338
 2、臨床経験 339
  1.鍼灸と漢方薬を併用して、15例の脊椎空洞症を治療する 339
  2.統合失調症の電気鍼治療 339
  3.人中などへ刺鍼して、1000例のギックリ腰を治療する 340
  4.合谷、風池、大椎へ刺鍼した臨床治験 341
  5.生理痛2例の鍼灸治療 342
  6.強迫行為6例の鍼灸治療 343
 3、まとめ 343
  1.講評 343
  2.救急治療の方法 344
  3.予防措置 344
 第3節 刺鍼後の知覚障害 345
 1、誤刺の事例 345
  1.刺鍼により左下半側の肢体が痛覚喪失した事例 345
  2.内関の穴位注射により、両手の手袋麻痺が起きた事例 346
  3.内関穴へ穴位注射して、右手が痺れて腫れた事例 347
  4.背部の穴位を取り、胸痛を起こした2事例 348
  5.天枢などを取って、腹部の仙痛を起こした3事例 348
  6.合谷を刺激して、大面積の痛覚麻痺を引き起こした事例 349
 2、臨床経験 351
  1.頭鍼を使った脳卒中および後遺症の治療 351
  2.内関穴へ鍼灸や穴位注射して、シャックリや嘔吐、洞頻脈を治療したカルテ 351
  3.天突穴へ刺鍼して、梅核気を治す 352
  4.天突穴へ刺鍼して、妊娠嘔吐を治療する 353
  5.天枢などの穴位へ刺鍼して、192例の急性細菌性赤痢を治療す 353
 3、まとめ 354
  1.講評 354
  2.救急治療の方法 354
  3.予防措置 355
 第4節 折鍼(付記:折鍼を取る) 356
 1、誤刺の事例 356
  1.肩髃を取って、不意に上肢を動かしたため起きた折鍼例 356
  2.肩髃を取って暈鍼し、折鍼した事例 357
  3.環跳を取って、折鍼した事例 358
  4.環跳などを取って、折鍼した事例 358
  5.内膝眼を取って折鍼した事例 359
  6.内外膝眼を取って弯鍼した事例 360
  7.足三里を取って折鍼した事例 360
 2、臨床経験 361
  1.肩髃から極泉へ透刺して、肩関節周囲炎40例を治療する 361
  2.環跳の刺鍼を主に、1例の痿証を治癒する 361
  3.膝眼と足三里へ刺鍼して、1例の痺証が治癒する 362
 3、まとめ 363
  1.講評 363
  2.救急治療の方法 363
  3.予防措置 363
  付記:折鍼した鍼を取り出す方法 363
  1.腹部で折鍼した鍼を、肛門から取り出した症例 363
  2.推按法で折鍼した鍼を取り出した2例 364
  付記:古典からの抜粋 365
付録
 1、本書で刺鍼事故を起こした穴位の要旨 367
 2、暈鍼、滞鍼、折鍼 369
  1.暈鍼 369
  2.滞鍼(渋り鍼) 371
  3.折鍼 372
 3、古代における刺鍼事故例 373
 4、『鍼灸大成』の禁鍼穴歌 375
 5、『内経』の刺傷に関する論述の摘要 376
  1.原則に違反した 376
  2.要害を刺す383
  3.誤診による害 388
 6、歴史上における刺鍼治療の興亡と刺鍼事故の関係 393
  1.刺鍼事故に対する認識 394
  2.刺鍼治療には何度も盛衰の歴史がある 395
 訳者あとがき 400