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維持透析患者に対する補完代替医療スタンダード【電子版】

阿岸 鉄三 (編集)

出版社
東京医学社
電子版ISBN
 
電子版発売日
2018/07/09
ページ数
392ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥7,560 (本体¥7,000+税8%)

印刷版ISBN
978-4-88563-213-6
印刷版発行年月
2012/06
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概要


目次

Ⅰ.維持透析医療の変容と補完代替医療
まえがきにかえて
1)維持透析患者数の変動
2)救命からQOL へ―量から,量も質も―
3)維持透析患者の高齢化に対する戦略―長期予後は関係ない―
 (1) QOL を障害する合併症
 (2) 高齢患者に特化した維持透析医療は未整備
 (3) 特に高齢者に必要なホリスティックな医療
4) 補完代替医療は,世界的に再評価されている
5)補完代替医療の有用性と限界

Ⅱ.補完代替医療の現況
どんな補完代替医療があるか
1)補完代替医療(complementary & alternative medicine:CAM)とは
2)どんなCAM があるか
 (1) 日本・中国伝統医学
 (2) インド伝統医学
 (3) ホメオパシーHomeopathy
 (4) オステオパシーOsteopathy
 (5) カイロプラクティックChiropractic
 (6) 温泉療法
 (7) 温熱療法
 (8) 放射線ホルミシス
 (9) フラワーエッセンスFlower essence
 (10) サプリメントDietary supplement
 (11) 音楽療法
 (12) アロマセラピーAromatherapy
 (13) ボディワークBodywork
 (14) その他

Ⅲ.維持透析患者に対する補完代替医療
1 維持透析患者には危険な漢方薬
はじめに
1)透析患者で問題となる漢方の副作用
 (1) 甘草(かんぞう)
 (2) 防已(ぼうい)・木通(もくつう)
 (3)(透析患者には)小柴胡湯の投与を避ける
2)漢方薬とリンパ球遊走阻止試験(druglymphocyte stimulating test:DLST)
3)副作用を早期に発見するために必要なことは?
4)代表的な副作用は胃腸障害である
5)透析患者では漢方薬に含まれる電解質(カリウムなど)・微量元素の蓄積性が問題となるか?
6)水分制限の難しい透析患者に漢方薬は不向きである
7)高齢透析患者への漢方薬投与は誤嚥のリスクがある
8)維持透析中の妊婦への漢方薬投与の危険性は?
9)漢方薬と現代医薬の相互作用は存在するのか?
10)漢方薬投与の禁忌について
11)患者自身に可能な,漢方薬による危険からの回避策とは?
おわりに
2 気功療法
1)どうして,気功に興味をもつようになったのか
2)技術・手技
3)気功が効果的な病態
4)治療症例の臨床
 (1) 維持透析患者の閉塞性動脈硬化症症状に対する効果
 (2) 維持透析患者の下肢閉塞性動脈硬化症以外の症状・所見に及ぼす効果
5)科学的なevidenceはあるか
6)副作用はないのか
3 鍼灸療法その1
はじめに
1)技術・手技などについての説明・解説
2)具体的な治療症例の紹介
3)現代医学的なevidenceはあるか
(1) われわれの臨床研究
(2) 奥野らの臨床研究
(3) 廣瀬らの臨床研究
4)Untoward effect について
5)治療に対する費用負担の現状
4 鍼灸療法その2
はじめに
1)鍼灸治療効果のメカニズム
2)鍼灸治療に関する東洋医学理論と自律神経反射,適応疾患
3)維持透析患者に対するわれわれの鍼灸治療成績
 (1) 維持透析患者の動向
 (2) 維持透析患者や慢性腎不全患者に関する鍼治療の和・英論文
 (3) 維持透析患者に対するわれわれの鍼治療方針・鍼治療方法と鍼効果の指標(評価法)
 (4) 維持透析患者の有する疼痛症状および全身症状,QOL や血液生化学検査値に対する鍼治療成績
 (5) 透析種(HD,CAPD)の差異による維持透析患者の鍼治療成績
 (6) 維持透析患者に対する鍼治療の長期継続成績
 (7) 末梢動脈疾患を有する維持透析患者の鍼治療効果
 (8) 維持透析患者のµ瘙痒感¸に対する鍼治療の可能性
4)維持透析患者に対する鍼灸治療の今後の展開
5 アロマセラピー
1)技術・手技などについての説明・解説
2)具体的な治療症例
3)現代科学的なevidenceはあるか
4)Untoward effect について
5)治療に対する費用負担の現状
6 足浴・フットケア
はじめに
1)人工炭酸泉浴
2)近赤外線(近紫外線)治療
3)運動療法
4)イオンドクターウォーマー
5)フットケア外来開設
7 運動療法・ストレッチ療法その1 透析患者に対する運動療法
―ストレッチングを中心として―
はじめに
1)透析患者の骨・関節に対する病態
 (1) 腎性骨異栄養症ROD
 (2) 透析アミロイドーシスDRA
2)ストレッチングについて
 (1) ストレッチングの意義
 (2) ストレッチングの種類
 (3) ストレッチングの適応
 (4) 拘縮の発生原因
3)ストレッチングの実際
 (1) ストレッチングのメカニズム
 (2) ストレッチングの方法
 (3) ストレッチングと物理療法の併用
 (4) ストレッチングのテクニック:収縮弛緩法(ホールドリラックス)
4)最近の知見
 (1) ストレッチングと筋肥大
 (2) ストレッチングと筋障害予防
5)透析患者に対する運動療法の実際
6)保険点数について
8 運動療法・ストレッチ療法その2 医療法人天神会における維持透析患者に対する運動療法
はじめに
1)技術・手技などについての説明・解説
 (1) 透析患者の体力について
 (2) ウォーミングアップ
 (3) ストレッチ
 (4) 筋力トレーニング
 (5) 有酸素運動
 (6) クールダウン
2)具体的な治療症例の紹介
 (1) 新古賀クリニックの場合
 (2) 古賀病院21 の場合
3)現代科学的なevidenceはあるか?
4)Untoward effect について
5)治療に対する費用負担の現状
6)そのほか
9 リフレクソロジー
1)リフレクソロジーについて
 (1) リフレクソロジーとは
 (2) 施術に必要な材料・用具
 (3) 手技
2)具体的な効果
 (1) リラックス効果
 (2) 下肢の循環の改善
 (3) 便秘の改善
 (4) 筋肉・関節をほぐす
 (5) 患者とのコミュニケーション
 (6) 下肢の知覚の改善
3)科学的なエビデンスはあるか?
4)禁忌
5)透析患者に施術する場合の注意点
おわりに
10 維持透析患者への心理的ケア
はじめに
1)維持透析患者への心理的ケアの実際
 (1) 維持透析患者は自分の人生を生きている
 (2) 医療的ケアを通した心理的ケア
 (3) コミュニケーションを通した心理的ケア
 (4) チーム医療としての心理的ケア
2)事例の紹介
3)患者の生き方ベースの視点
おわりに
11 川柳を取り入れた笑い療法
1)笑いの効用
2)透析生活に「笑い」を取り入れる理由
3)「川柳」を取り入れた経過とその効果
4)「川柳」を取り入れて思うこと
5)まとめ
おわりに
12 福祉玩具ケア
1)技術,手技についての説明,解説
2)具体的な治療症例の紹介
 (1) 期間・場所と対象者
 (2) 調査方法と評価
 (3) 結果
 (4) 考察
3)現代科学的なevidenceはあるか
4)Untoward effect について
5)治療に対する費用負担の現況
13 透析時の疼痛に対するキセノン光・遠赤外線療法
はじめに
1)技術・手技などについての説明・解説
 (1) キセノン光療法
 (2) 遠赤外線療法
 (3) 評価
2)具体的な治療症例の紹介
3)現代科学的なevidenceはあるか
4)Untoward effect について
5)治療に対する費用負担の現状
おわりに
14 栄養補助食品・サプリメント療法
はじめに
1)サプリメントの分類
2)サプリメントの注意点
3)透析食と栄養素充足率
 (1) ビタミン・ミネラル
 (2) 食物繊維
4)その他の栄養成分
 (1) L-カルニチン
 (2) コエンザイムQ10(CoQ10)
 (3) カテキン
 (4) a-リポ酸
 (5) 乳酸菌
おわりに
15 皮膚瘙痒症に対する木酢液療法
はじめに
1)材料と使用方法および研究対象者の選定と研究方法
 (1) 材料
 (2) 使用方法
 (3) 研究対象者の選定と研究方法
 (4) 木酢希釈液の有効性についての検討
2)治療症例の紹介
3)現代科学的なevidenceはあるか
4)Untoward effect について
5)治療に対する費用負担
おわりに
16 透析医療における告知とスピリチュアルケア
はじめに
1)告知に関わる問題点
2)日本人の精神的土壌(日本の医療風土)
3)問診の基礎:医療者が患者との話し合いで心掛けるべき事項
4)患者への告知(説明)の難しさ
5)患者の不満感と満足感
6)患者個人が自己の考え(意思)を表明する手段
7)前終末期および終末期における告知
8)スピリチュアルケア
 (1) 全人的苦痛(total pain)
 (2) スピリチュアルペイン(spiritual pain:SP)
 (3) スピリチュアルケア(SPC)
おわりに
17 認知症を伴う高齢維持透析患者のマネジメント
はじめに
1)認知症に関する一般的な臨床的知識
 (1) 認知症の定義と症状
 (2) 認知症と鑑別すべき疾患
 (3) 主要な4 つの認知症性疾患
2)透析患者における認知症
 (1) 透析患者における認知症の頻度
 (2) 透析患者における認知症の診断
 (3) 透析患者における認知機能の低下:認知症性疾患以外の原因について
3)透析患者における認知症の治療とケア
 (1) 認知症の中核症状と周辺症状に対する薬物療法
 (2) 認知症の中核症状と周辺症状に対する非薬物療法
 (3) 透析患者への応用
18 終末期透析患者に対するMSW の支援
はじめに
1)MSW業務
2)透析医療現場におけるMSWの具体的な相談援助
3)当院の現状
4)当院で行っているMSW課としての終末期の援助業務
 (1) 社会的な問題
 (2) 身体的な問題
 (3) 精神的な問題
5)事例紹介
おわりに

Ⅳ.現代科学的医療の観点から補完代替医療を理解するために
1 鍼灸治療と自律神経活動
はじめに
1)鍼灸治療とは
 (1) 下行性痛覚抑制機構
 (2) 内因性痛覚抑制機構
 (3) 脊髄後角に関与した分節性の機序
 (4) 軸索反射
2)体性-自律神経反射
3)鍼治療と瞳孔反応
4)鍼治療と筋血流
5)鍼治療と腎血流
おわりに
2 気功は,いつの時代も世界中で
1)いろいろの呼び名がある気功
2)気とは言語によらない意思疎通メディア
3)気の作用
4)気・気功を科学的に理解・評価できるか
3 物理学からみた生命と意識
はじめに
1)負のエントロピー
2)光の凍結
3)生命エネルギーモデル
4)ホログラフィック原理による意識・生命モデル
5)情報変換と医療モデル
おわりに
4 冷え,瘀血とは何か
はじめに
1)「冷え」
(1)「冷え」とは
(2)「冷え」の病態生理
2)「瘀血」とは
おわりに
5 ホメオパシー(homeopathy)の効果
1)ホメオパシーとは
2)ホメオパシーに関する科学的根拠
(1) メタ分析
(2) その他の系統的レビューもしくはメタ分析
(3) RCT
3)ホメオパシーの世界の状況
(1) 世界保健機関(WHO)
(2) Liga Medicorum Homoeopathica Internationalis(LMHI)
(3) ヨーロッパにおけるホメオパシー
(4) 米国におけるホメオパシー
4)わが国におけるホメオパシー
(1) ある死亡事件からの考察
(2) 透析医療へのホメオパシーの可能性
(3) ホメオパシーを学ぶには
6 音楽療法の効果
はじめに
1)音楽療法とは
(1) 音楽療法の概要
(2) 音楽療法の適用
(3) 受容的・能動的活動
2)透析における音楽療法
(1) 透析における心理的問題
(2) 音楽療法適用の経緯
(3) 心理テストで経過観察
(4) 現場で音楽活用の工夫
(5) サウンドスケープ
おわりに
7 機能性食品・サプリメント療法の現状と展望
はじめに
1)サプリメントの現状
(1) サプリメントの利用状況
(2)「サプリメント」等の名称と定義
(3) 医療関係者の「健康食品」への対応に関する調査
2)科学的根拠と情報提供の課題
(1) 科学的根拠の構築
(2) エビデンスの提供
(3) サプリメントの用法・用量と安全性
(4) サプリメントと有害事象報告
(5) サプリメントと医薬品の相互作用
3)サプリメントの適正使用に向けて
(1) 厚生労働省の施策
(2) エビデンスの構築とOmics 研究
(3) 研究の進展に伴うジレンマ
(4) サプリメントの適正使用への展望
おわりに
8 自然療法とは
はじめに
1)自然療法とは
(1) 自然療法の理念
(2) 誰が自然療法を行うのか
(3) 自然療法の内容
2)具体的な治療症例
(1) 高血圧,脂質異常症,糖尿病,腎機能低下などの患者に対して
(2) 不安・抑うつ神経症などの患者に対して
(3) 慢性腎不全で人工透析を受けている患者に対して
(4) がん患者に対して
3)安全性と有効性のエビデンス
4)費用の負担について
9 医療における宗教的ケアとスピリチュアルケアの有用性
はじめに
1)事例紹介
2)経過と考察
3)瞑想療法のまとめ
10 医療と祈り
11 医療のなかのスピリチュアルケア
はじめに
1)医療のなかでのスピリチュアルケア―特にチーム医療の視点から―
(1) ケアについて
(2) チーム医療Team ABC の枠組み
2)スピリチュアルケアに必要なもの―「かなしみへの感受性」―
おわりに
12 温泉療法の現代医学的理解
はじめに
1)温泉療法balneotherapy
2)温泉療法の内容
3)温泉の種類と泉質(含有成分)の化学・薬理作用
(1) 温泉の種類
(2) 特殊な泉質の主な生体作用
(3) 療養泉の生体作用
4)一回温泉浴の生体作用
5)中長期温泉療法の有効性
6)温泉療法の適応症と禁忌症
7)温泉療法の作用メカニズム
8)現代医療と温泉療法との相補・補完関係
(1) 現代医療の作用原理
(2) 温泉療法の作用原理
9)これからの温泉療法―ヘルスリゾートメディシン(HRM)―
13 「脈診」の医工学的理解
はじめに
1)「脈診機」の開発と基礎試験
2)時系列情報解析の方法論
3)脈診の時系列解析
4)考察
14 こころを画像で診る:その方法と患者心理研究への応用性
1)「こころ」とは何か
2)ヒトを対象とした脳イメージングの方法
3)イメージングに利用できる生体情報
4)腎障害患者における脳活動
5)抑うつとうつ病に関するイメージング
6)補完代替医療の脳機能イメージング研究
15 理工学者のみる補完代替医療
1)補完代替医療との出会い
2)適正透析とは? 透析の量と質
3)理工学者も一個の人間
4)理工学者のみる補完代替医療
16 脳外科医のみる西洋医学vs東洋医学
はじめに
1)日本と中国の東洋医学の違い
2)陰陽五行学説の先進性
3)西洋医学と東洋医学の臓器の違い
4)西洋医学と東洋医学の脳とこころの違い
17 補完代替医療におけるevidence based medicineとnarrative based medicine
はじめに
1)現在の日本における医療の問題点
2)東洋医療のEBM
(1) 漢方医療のEBM
(2) 太極拳のEBM
3)東洋医療とNBM
おわりに

Ⅴ.補完代替医療と健康保険
1 気功も医療保険で認められているとする解釈
2 補完代替医療に対する支払い
はじめに
1)日本の健康保険制度とは
2)保険診療の基本的ルールについて
3)鍼灸マッサージ療法
(1) マッサージ療法
(2) 変形徒手矯正術
(3) 鍼灸
(4) 柔道整復
4)補完代替医療を今後どう取り入れていくか

Ⅵ.補完代替医療の周辺問題
1 維持透析患者の補完・代替医療研究会の活動実績
はじめに
1)維持透析患者の補完・代替医療研究会開催履歴
2)阿岸鉄三から鈴木洋通へ
3)合同支部会について
2 補完代替・伝統医療の修練・資格
3 補完代替医療の市場経済
はじめに
1)補完代替医療の市場規模
2)補完代替医療の顧客層
3)補完代替医療の利用目的と利用上の不満
4)健康訴求の多様化による顧客層の拡大
おわりに

Ⅶ.補完代替医療と統合医療
21世紀は統合医療の世界

Ⅷ.統合医療の本質
あとがきにかえて
1)透析医療と補完代替医療
2)現代科学的医療と補完代替医療
3)医療は科学だけでは,理解できない
4)科学的医療と非科学的医療の統合
5)統合とは何か
索引