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知っておきたい! 予後まで考える!! 周術期輸液・輸血療法KEYNOTE【電子版】

飯島 毅彦 (著)

出版社
克誠堂出版
電子版ISBN
978-4-7719-6036-7
電子版発売日
2019/01/21
ページ数
136ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥4,180 (本体¥3,800+税10%)

印刷版ISBN
978-4-7719-0490-3
印刷版発行年月
2017/11
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概要

本書は,これまでの慣行的な輸液・輸血療法をエビデンスに基づいて見直し,患者さんの予後を見すえた輸液・輸血の投与量・方法を詳解する。麻酔科医の必読本となる一冊。

目次

Part I 輸液 基本編
Chapter 1 輸液と予後
1.1 あなたの輸液は予後を変えるか? 
1.2 なぜ、過剰輸液をしてしまうのか? 
1.3 投与された輸液はどこへ? 
1.4 術後の体重増加と合併症 

Chapter 2 輸液の考え方の勘違い
2.1 禁水分と不感蒸泄による水分不足
2.2 ナトリウム分布の誤解
2.3 輸液は血液の代わりになるか?
2.4 急速輸液の効果
2.5 尿が出ないのはハイポである
2.6 輸液は腎を保護するか?
2.7 追っかけ輸液

Chapter 3 Zero-fluid balance

Chapter 4 各種病態と輸液
4.1 敗血症の病態と輸液の行方
 1 敗血症の病態
 2 敗血症における血管反応性と容量管理
 3 敗血症におけるfluid responsiveness
4.2 褐色細胞腫摘出術の管理
4.3 腎障害に伴う内分泌異常と体液管理
4.4 水電解質バランスと薬理学的介入
4.5 血液透析患者の循環血液量

Part I 輸液 理論編
Chapter 1 サードスペースとは何か?

Chapter 2 Starlingの法則の改訂

Chapter 3 循環血液量とは何か?
3.1 循環血液量は推定値で計算してもよいものか?
3.2 適正な血液量はあるのか?
3.3 unstressed volumeとstressed volume
3.4 動脈圧波形の変動と循環血液量
3.5 goal-directed intraoperative fluid therapy(GDT)による循環管理

Chapter 4 グリコカリックス
4.1 グリコカリックスの性質
4.2 グリコカリックスの血管透過性に対する効果

Chapter 5 水の漏出と血管内への回帰


Part II 輸血
Chapter 1 あなたの輸血で予後は変わるか?

Chapter 2 血液製剤で知っておかなければならないこと
2.1 使用指針の考え方
 1 赤血球液
 2 新鮮凍結血漿
 3 血小板濃厚液
 4 アルブミン
2.2 輸血前検査
 1 Type & Screening(T&S)
 2 交差適合試験

Chapter 3 輸血を必要とする病態とその対応
3.1 希釈性凝固障害
3.2 急速大量出血と緊急O型輸血
3.3 多発外傷
3.4 新生児の輸血:保存血と血清カリウム値

Chapter 4 輸血に伴う合併症
4.1 不適合輸血
4.2 輸血関連急性肺障害(TRALI)
4.3 輸血関連循環過負荷(TACO)
4.4 輸血によるウイルス肝炎感染の危険性
4.5 鉄過剰症

Chapter 5 輸血と周術期アウトカム
5.1 大量出血に伴う輸血と予後
5.2 輸血とがんの進展
5.3 赤血球の保存期間と予後に対する影響

Chapter 6 遡及調査と被害者救済制度

Chapter 7 自己血輸血

Chapter 8 宗教上の理由による輸血拒否患者への対応
あとがき
索引