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がん患者におけるせん妄ガイドライン 2019年版【電子版】

がん医療におけるこころのガイドラインシリーズ 1

日本サイコオンコロジー学会 日本がんサポーティブケア学会 (編)

出版社
金原出版
電子版ISBN
978-4-307-80196-6
電子版発売日
2019/03/11
ページ数
120ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥2,200 (本体¥2,000+税10%)

特記事項
※2022年版が発売している商品です。
https://store.isho.jp/search/detail/productId/2205763200
印刷版ISBN
978-4-307-10196-7
印刷版発行年月
2019/02
ご利用方法
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同時使用端末数
2
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
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1
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概要

せん妄はがん医療の現場においても高頻度で認められる病態であり、患者・家族をはじめとして多方面に大きな影響をもたらす。超高齢社会を迎えた日本では今後ますます、せん妄の予防や対策が重要になると予想される。本書ではがん患者におけるせん妄の基礎知識を総論として概説するとともに、評価方法や薬物療法・非薬物療法などに関する9つの臨床疑問を設けて、現場に即した指針を提示した。がん診療の現場において必携の一冊。

目次

I章 はじめに
 1 ガイドライン作成の経緯と目的
  1.ガイドライン作成の経緯
  2.ガイドラインの目的
 2 ガイドラインの使用上の注意
  1.使用上の注意
  2.構成とインストラクション
 3 エビデンスレベルと推奨の強さ
  1.エビデンスレベル
  2.推奨の強さ
  3.推奨の強さとエビデンスレベルの臨床的意味

II章 総論
 1 がん医療におけるせん妄
  1.せん妄とは何か
  2.がん患者におけるせん妄の頻度
  3.せん妄によるさまざまな影響
  4.がん患者におけるせん妄の特徴
 2 せん妄の評価と診断・分類
  1.せん妄の診断基準
  2.せん妄の分類
  3.鑑別診断
  4.せん妄の原因
  5.せん妄の評価方法
 3 せん妄の病態生理
  1.はじめに
  2.神経伝達物質の変化
  3.アセチルコリン
  4.ドパミン
  5.グルタミン酸
  6.ノルアドレナリン
  7.γ-アミノ酪酸(gamma aminobutyric acid:GABA)
  8.セロトニン
  9.メラトニン
  10.神経炎症
  11.グルココルチコイド
 4 せん妄の治療・ケア
  1.薬物療法
  2.非薬物療法

III章 臨床疑問
 臨床疑問1.がん患者のせん妄には、どのような評価方法があるか?
 臨床疑問2.がん患者のせん妄には、どのような原因(身体的原因・薬剤原因)があるか?
 臨床疑問3.せん妄を有するがん患者に対して、せん妄症状の軽減を目的として抗精神病薬を投与することは推奨されるか?
 臨床疑問4.せん妄を有するがん患者に対して、せん妄症状の軽減を目的としてヒドロキシジンを単独で投与することは推奨されるか?
 臨床疑問5.せん妄を有するがん患者に対して、せん妄症状の軽減を目的としてベンゾジアゼピン系薬を単独で投与することは推奨されるか?
 臨床疑問6.せん妄を有するオピオイド投与中のがん患者に対して、せん妄症状の軽減を目的としてオピオイドを変更すること(スイッチング)は推奨されるか?
 臨床疑問7.せん妄を有するがん患者に対して、せん妄症状の軽減を目的として推奨される非薬物療法にはどのようなものがあるか?
 臨床疑問8.がん患者の終末期のせん妄に対して、せん妄症状の軽減を目的として推奨されるアプローチにはどのようなものがあるか?
 臨床疑問9.せん妄を有するがん患者に対して、家族が望むケアにはどのようなものがあるか?

IV章 資料
 1 ガイドライン作成過程
  1.概要
  2.臨床疑問の設定
  3.システマティックレビュー
  4.妥当性の検証
  5.日本サイコオンコロジー学会、日本がんサポーティブケア学会の承認
 2 文献検索式
 3 今後の検討課題
  1.今回のガイドラインでは、対応しなかったこと
  2.推奨について、今後の検討や新たな研究が必要なこと
 4 用語集

主要な抗精神病薬一覧
患者・家族へのせん妄説明パンフレット
患者・家族へのせん妄説明パンフレット(終末期)
Delirium Rating Scale Revised-98
索引