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≪心臓外科 Knack & Pitfalls≫

心不全外科治療の要点と盲点【電子版】

許 俊鋭 (編)

出版社
文光堂
電子版ISBN
 
電子版発売日
2022/02/07
ページ数
270ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥19,800 (本体¥18,000+税10%)

印刷版ISBN
978-4-8306-2334-9
印刷版発行年月
2012/11
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概要

2010年7月に臓器移植法が改正され,法律上は国際水準並みに脳死臓器提供が可能となったが,まだまだドナー不足は否めない.そこで,植込み型補助人工心臓の開発がなされ,心臓移植へのブリッジ(Bridge-to-Transplant;BTT)適応から心臓移植を受け皿としない,QOLの向上と延命を目的とした長期在宅治療Destination Therapy(DT)へと発展を遂げた.今の重症心不全の外科治療の最先端と今後の展望をまとめた.

目次

Ⅰ.心不全外科治療の現況
 1.心不全外科治療の現況
 2.心不全内科薬物治療の現況
 3.心不全内科非薬物治療の現況
II.非薬物治療戦略決定のKnack & Pitfalls
 1.心不全へのカスケード
 2.心不全治療を分類から考える
 3.急性心不全の非薬物治療の適応
  a.虚血性心疾患を原疾患とする急性心不全
  b.弁膜症を原疾患とする急性心不全
  c.先天性心疾患を原疾患とする急性心不全
 4.慢性心不全の外科治療の適応
  a.虚血性心筋症を原疾患とする慢性心不全
  b.特発性心筋症を原疾患とする慢性心不全
  c.劇症型心筋炎を原疾患とする慢性心不全−機械的補助循環の適応−
  d.弁膜症と高血圧による二次性心筋症を原疾患とする─慢性心不全─
III.術前管理のKnack & Pitfalls
 1.心不全の術前管理
 2.呼吸不全合併症例の術前管理
 3.腎不全合併症例の術前管理
 4.肝不全合併症例の術前管理
 5.その他の合併症の術前管理
IV.周術期管理のKnack & Pitfalls
 1.呼吸・循環不全合併症例の周術期管理
 2.腎不全合併症例の周術期管理
 3.肝不全合併症例の周術期管理
 4.糖尿病合併症例の周術期管理
 5.右心不全症例の周術期管理
 6.感染対策
 7.抗血栓・出血対策
 8.心臓リハビリテーション
Ⅴ.心不全外科のKnack & Pitfalls
 1.左室形成術
 2.補助人工心臓
  a.種類と特徴
  b.植え込み手術の実際とデバイス管理
   1)第2世代植込み型補助人工心臓
    ①EVAHEART
    ②Jarvik2000
    ③HeartMateII
   2)第3世代植込み型補助人工心臓−DuraHeartとHeartWare HVAD−
   3)ニプロ型VADシステム
   4)体外設置型補助人工心臓-BVS5000,AB5000-
  c.補助人工心臓の長期在宅療法-destination therapy-
 3.心臓移植
  a.補助人工心臓ブリッジ症例の心臓移植手術
   1)心臓移植手術の実際
   2)補助人工心臓送脱血管・ドライブライン刺入部の処置
  b.急性拒絶反応と術後早期の免疫抑制療法
  c.感染対策
  d.冠動脈病変の進行防止
  e.悪性新生物対策
 4.再生医療
  a.心筋再生のマテリアル
  b.心臓再生医療の術中アプローチ法
  c.心筋シート臨床治験-術後評価のポイント-
  d.補助人工心臓ブリッジ症例の再生医療
VI.在宅安全管理のKnack & Pitfalls
 1.薬物治療・右心不全管理
 2.ドライブライン管理
 3.デバイス管理・モニタリング
 4.抗血栓療法
索引