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≪整形外科手術イラストレイテッド≫

頚椎・胸椎の手術【動画付き】【電子版】

鐙 邦芳 (専門編集)

札幌整形外科院長/北海道大学名誉教授

出版社
中山書店
電子版ISBN
 
電子版発売日
2024/09/09
ページ数
248ページ
 判型
A4
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥27,500 (本体¥25,000+税10%)

印刷版ISBN
978-4-521-73256-5
印刷版発行年月
2018/05
ご利用方法
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同時使用端末数
2
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
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※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています
必要メモリ容量
60 MB以上
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同時使用端末数
1
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概要

整形外科医のみならず、手術室の看護スタッフや臨床助手の方々にもおすすめの手術書「整形外科手術イラストレイテッド」が電子書籍となりました。頚椎・胸椎に対する除圧再建手術を、頭蓋頚椎移行部・上位頚椎、中下位頚椎、胸椎の3つの部位に分けて取り上げました。環軸椎後方固定術、頚椎椎弓形成術、頚椎椎弓根スクリュー固定、胸椎前方除圧再建術などの手術手技を、実際の手術をイメージできるように多くのカラーイラストと簡潔な文章で分かりやすく解説。電子書籍版では収録動画へのリンク機能で、書籍内容や動画を簡単にご参照いただくことが可能です。

目次

Ⅰ 進入法
 頚椎前方アプローチ (山崎正志、相庭温臣、望月眞人)
  1 術前準備
  2 手術体位
  3 ランドマークと皮切
  4 浅層を展開する
  胸鎖乳突筋の前縁を進入するアプローチ
  肩甲舌骨筋の外縁を進入するアプローチ
  5 深層を展開する
  6 閉創する
 後頭骨頚椎後方アプローチ (冨士武史)
  1 手術体位
  2 皮切
  3 椎弓を展開する
  4 環椎後弓周囲を展開する
  5 閉創する
 胸骨縦割による胸椎前方アプローチ (稲見 聡、野原 裕)
  1 手術体位と皮切
  2 胸骨を縦割する
  3 上位胸椎を展開する
  4 手術操作を行い、閉創する
 costotransversectomyによる胸椎後方アプローチ (斉藤正史)
  1 手術体位とマーキング
  2 皮切
  3 椎弓から横突起先端まで展開する
  4 肋骨を切除する
  5 胸膜外進入で椎体側面まで進入する
  6 術野を展開する
  7 椎体を展開する
  8 創を閉鎖する

Ⅱ 頭蓋頚椎移行部・上位頚椎除圧再建手術
 頭蓋頚椎移行部前方除圧再建術:経口および下顎骨縦割法 (渡辺航太、松本守雄)
  1術前準備
  2 手術体位と術野の準備
  経口法:C1/C2固定の母床
  3 下顎骨縦割を行う
  4 後咽頭を切開し、展開する
  5 腫瘍を摘出する
  6 前方再建を行う
  7 咽頭後壁を縫合、閉創する
 後頭頚椎固定術 (織田 格)
  1 術前計画
  2 手術体位とC-armの設置
  3 体位の微調整
  4 皮切
  5 展開
  6 C2椎弓根スクリューの刺入
  7 C2椎弓スクリューの刺入
  8 後頭骨プレートの設置
  9 ロッドの設置
  10 母床のdecorticationと自家腸骨移植
  11 縫合
 環軸椎後方固定術:Magerl法 (根尾昌志)
  1 術前準備
  2 手術体位
  3 皮切
  4 術野を展開する
  5 C1後弓下へ絹糸を留置する
  6 スクリュー用ガイドワイヤーを設置する
  7 スクリューを挿入する
  8 骨移植を行う
  9 閉創する
 環軸椎後方固定術:Brooks法 (藤谷正紀)
  1 手術体位と皮切
  2 移植骨を採取する
  3 術野を展開する
  4 環椎後弓前方へワイヤーを挿入する
  5 軸椎椎弓前面へワイヤーを挿入する
  6 骨移植を行い、ワイヤーで締結する
 環軸椎後方固定術:環椎外側塊スクリュー法 (水谷 潤)
  1 手術体位
  2 皮切をおき、術野を展開する
  3 環軸間膜を展開し、スクリュー刺入の準備を行う
  4 スクリュー刺入を行う
  軸椎椎弓根スクリュー
  環椎外側塊スクリュー:後弓刺入法(Tan法)
  環椎外側塊スクリュー:外側塊直接刺入法(Goel法)
  5 整復操作とインプラント締結を行う
  6 骨移植を行い、オーバーヘッドコネクターを締結する
  7 閉創する
 歯突起骨折骨接合術:前方スクリュー固定 (石井 賢、船尾陽生)
  1 手術体位
  2 皮切
  3 椎体前面を展開して、刺入点を決定する
  4 ガイドワイヤーによるドリリングを行う
  5 スクリューを刺入する

Ⅲ 中下位頚椎除圧再建手術
 脊髄・神経根除圧
 片開き式脊柱管拡大術 (千葉一裕)
  1 手術体位
  2 皮切
  3 椎弓を展開する
  4 開大側骨溝を作製する
  5 頭尾側端を除圧する
  6 黄色靱帯を切離する
  7 蝶番側骨溝を作製する
  8 椎弓固定用アンカースクリューを設置する
  9 椎弓を開大する
  10 閉創する
 頚椎椎弓形成術:棘突起縦割法 (星地亜都司) 
  1 手術体位と皮切
  2 項靱帯右縁から進入する
  3 頚半棘筋の確保と切離を行う
  4 棘突起と椎弓を展開する
  5 棘突起を縦割し、側溝を作製する
  6 顕微鏡視下に棘突起の最終縦割を行う
  8 側溝を掘削し、椎弓を開大する
  9 スペーサーを設置する
  10 術中エコーにより除圧を確認する
  11 頚半棘筋を復原し、閉創する
 頚椎椎弓形成術:傍脊柱筋温存棘突起縦割法(選択的椎弓切除術) (青山龍馬、白石 建)
  1 手術体位
  2 皮切
  3 棘突起先端までを展開する
  4 棘突起を縦割する
  5 椎弓を展開する
  6 椎弓を切除する
  7 椎弓内板と黄色靱帯を除去する
  8 閉創する
 頚椎椎間孔拡大術 (山崎昭義)
  1 手術体位
  肉眼、顕微鏡の場合:
  2 マーキングと皮切
  3 術野を展開し、確保す
  内視鏡の場合:
  4 皮切
  5 術野を展開し、確保する
  6 椎弓、椎間関節、椎弓根を切除する
  7 黄色靱帯を切除する
  8 椎間板ヘルニアを摘出する
  9 閉創する
 頚椎再建手術
 頚椎前方除圧固定:プレート使用による (池永 稔)
  1 手術体位
  2 皮切
  3 椎体前面に進入する
  4 レベルを確認する
  5 開創鉤を設置する
  6 椎間板の郭清と椎体の切除を行う
  7 顕微鏡視下に脊柱管の除圧を行う
  8 移植骨の採骨と骨移植母床の作製を行う
  9 ドレーンを留置し、縫合する
 頚椎椎弓根スクリュー固定 (須田浩太)
  1 血管評価と術前計測
  2 手術体位と機器配置
  3 皮切と展開
  4 側面X線透視を行う
  5 スクリューを設置する
  6 インストゥルメンテーション
 前方経由の頚椎椎弓根スクリュー固定 (新籾正明)
  1 術前X線学的検査および手術計画
  2 手術体位
  3 皮切
  4 椎体を切除して、ガイドワイヤー刺入点を決定する
  5 ガイドワイヤーを刺入する
  6 移植骨を挿入し、スクリュー固定する
  7 閉創する
 頚椎外側塊スクリュー固定 (橘 俊哉)
  1 手術体位とマーキング
  2 皮切と展開
  3 刺入ポイントをマーキングする
  4 椎間関節のdecortication
  5 スクリューを刺入する
  6 連結固定を行
  7 洗浄、閉創する
 頚椎椎間関節貫通スクリュー固定 (鷲見正敏)
  1 後方から進入、頚椎後方を展開する
  2 スクリュー刺入点を決定する
  3 椎間関節面を確認する
  4 下関節突起へドリルを刺入する
  5 そのままドリルを上関節突起へ刺入する
  6 スクリューの長さを決定し、タッピングする
  7 スクリューを挿入する

Ⅳ 胸椎除圧再建手術
 胸椎前方除圧再建術:開胸アプローチによる (松山幸弘)
  1 麻酔
  2 アプローチする側の決定
  3 手術体位
  4 切除する肋骨を決定する
  5 肋骨頭を切除する
  6 椎体を削壊し、椎間板を切除する
  7 骨移植を行う
  8 閉創する
 胸椎前方除圧再建術:鏡視下手術による (射場英明、長谷川 徹)
  1 手術体位と皮切
  2 胸腔内のイメージ
  3 ガイドピンを刺入する
  4 胸膜を切開する
  5 罹患椎体、椎間板の掻爬を行う
  6 骨移植、固定材の設置を行う
  7 閉創する
 胸椎後方進入前方除圧と後方再建 (鐙 邦芳、須藤英樹)
  1 手術体位
  2 皮切と展開
  3 胸椎後方部分の切除
  椎間板ヘルニアの場合
  胸椎症、胸椎OPLL の場合
  4 椎体後方部分の切除
  5 後方インストゥルメンテーションと椎間固定を行う
 後方進入胸椎全切除と再建 (川原範夫)
  1 手術体位 
  2 展開~肋骨を処置する
  3 T-sawを椎間孔へ挿入する
  4 椎弓根を切断、椎弓を切除する
  5 椎体周囲の血管を剥離する
  6 椎体周囲を剥離する
  7 後方インストゥルメンテーションを行う
  8 前柱を切断、腫瘍椎体を切除する
  9 脊柱再建を行う
 胸椎側弯症の矯正固定:hybrid法 (種市 洋)
  1 手術体位
  2 皮切
  3 術野を展開する
  4 近位アンカーとしてフックを設置する
  5 遠位アンカーとして椎弓根スクリュー(PS)を設置する
  6 椎弓下テープを設置する
  7 矯正操作を行う
  シングル胸椎カーブ(Lenke Type 1)の場合
  ダブル胸椎カーブ(Lenke Type 2)の場合
  8 骨移植
  9 閉創する
 胸椎側弯症の矯正固定:椎弓根スクリュー法 (伊東 学)
  1 手術体位
  2 手術高位のマーキング、皮切
  3 傍脊柱筋を展開する
  4 椎弓根スクリューを設置する
  5 硬いカーブではPonte骨切り術を行う
  6 ロッドの設置とロッドローテーションを行う
  7 各椎間のdistractionとcompressionによるさらなる側弯矯正を行う
  8 T字のバーにより全体のバランスを確認する
  9 丁寧なdecorticationと骨移植を行う
  10 閉創する