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作業療法をはじめよう 第2版【電子版】

COPM・AMPS・ESIスターティングガイド

吉川 ひろみ (編集)

出版社
医学書院
電子版ISBN
978-4-260-65664-1
電子版発売日
2024/11/11
ページ数
176ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥4,400 (本体¥4,000+税10%)

印刷版ISBN
978-4-260-05664-9
印刷版発行年月
2024/10
ご利用方法
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同時使用端末数
3
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
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必要メモリ容量
22 MB以上
ご利用方法
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同時使用端末数
1
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概要

クライエントとともに、ここから作業療法をスタートしよう

好評を得た『COPM・AMPSスターティングガイド』から16年。クライエントの作業を評価する必要性は益々強調されている。題名も新たにした今回の改訂では、COPMとAMPSに加え、作業遂行の観察評価の重要性から、社会交流を評価するESIも加えた。CO-OPを含む多様な15の事例も収載。作業療法の初学者、学生をはじめ作業療法評価の専門性を知りたいすべての人に、作業評価の考え方と実施方法を紹介する。

目次

編集・執筆者一覧
第2版 はじめに
初版 はじめに

第1章 好きこそものの上手なれ──幸せを感じる作業を見つけるCOPM
 1 COPM開発の背景
 2 クライエント中心から協働関係へ
  1 作業遂行と結びつきのカナダモデル
  2 クライエント中心の可能化のモデル
  3 可能化の基盤
  4 カナダ実践プロセス枠組み
  5 作業参加のカナダモデル
  6 協働関係に焦点を当てた作業療法
  7 カナダ作業療法相互関係実践プロセス
  8 コアップ
 3 COPMの実施手順
  第1段階 作業の特定
  第2段階 重要度の評定
  第3段階 作業の選択
  第4段階 作業の遂行度と満足度の評定
  第5段階 遂行度と満足度の再評価
 4 介護者とのCOPM
 5 COPMから始まる作業療法
 COPM Q&A
 文献

第2章 習うより慣れろ──できてる加減を測るAMPSと遂行分析
 1 AMPS開発の背景
  1 遂行の質
  2 遂行技能
  3 項目反応理論を使用した評価
 2 遂行技能項目
  安定している(スタビライズ, Stabilizes)
  傾かない(アラインズ, Aligns)
  位置づける(ポジションズ, Positions)
  手を伸ばす(リーチズ, Reaches)
  身体を曲げる(ベンズ, Bends)
  持つ(グリップス, Grips)
  指先で扱う(マニピュレーツ, Manipulates)
  両側で扱う(コーディネーツ, Coordinates)
  動かす(ムーブズ, Moves)
  持ち上げる(リフツ, Lifts)
  歩く(ウォークス, Walks)
  持ち運ぶ(トランスポーツ, Transports)
  力を加減する(キャリブレーツ, Calibrates)
  滑らかに動く(フローズ, Flows)
  疲れない(エンデュアーズ, Endures)
  ペースを保つ(ペーシズ, Paces)
  注意がそれない(アテンズ, Attends)
  目的に沿う(ヒーズ, Heeds)
  選ぶ(チュージズ, Chooses)
  使う(ユージズ, Uses)
  気をつけて扱う(ハンドルズ, Handles)
  情報を集める(インクワイアーズ, Inquires)
  始める(イニシエーツ, Initiates)
  続ける(コンティニューズ, Continues)
  順序よく行う(シークエンシズ, Sequences)
  止める(ターミネーツ, Terminates)
  探して見つける(サーチズ/ロケーツ, Searches/Locates)
  集める(ギャザーズ, Gathers)
  空間を整える(オーガナイジズ, Organizes)
  片づける(レストアーズ, Restores)
  ぶつからない(ナビゲーツ, Navigates)
  気づいて反応する(ノーティス/レスポンズ, Notices/Responds)
  調節する(アジャスツ, Adjusts)
  問題が起きるのを防ぐ(アコモデーツ, Accommodates)
  問題を繰り返さない(ベネフィッツ, Benefits)
 3 遂行分析
  1 遂行分析と活動分析の違い
  2 作業分析
 4 トップダウンアプローチ
  1 介入モデル
  2 クライエントの作業中心の介入
 5 遂行分析とAMPS
  1 インフォーマルな遂行分析
  2 AMPS実施手順
  3 スクールAMPS
 AMPS・遂行分析 Q&A
 文献

第3章 ひとりじゃない──社会交流を測るESI
 1 ESIの背景
  1 観察可能な最小単位のつながり
  2 社会交流課題の種類
 2 社会交流技能項目
  始める(アプローチズ/スターツ, Approaches/Starts)
  終わる(コンクルーズ/ディスエンゲージズ, Concludes/Disengages)
  はっきり話す(プロデューススピーチ, Produces speech)
  ジェスチャーを使う(ジェスティキュレーツ, Gesticulates)
  滑らかに話す(スピークスフルーエントリー, Speaks fluently)
  相手に向かう(ターンズトゥワーズ, Turns towards)
  目を合わせる(ルックス, Looks)
  距離をとる(プレイシズセルフ, Places self)
  触れる(タッチズ, Touches)
  制御する(レギュレイツ, Regulates)
  質問する(クエスチョンズ, Questions)
  返答する(リプライズ, Replies)
  開示する(ディスクロージズ, Discloses)
  感情を示す(エクスプレスエモーションズ, Ecpresses emotions)
  反対の意思を示す(ディスアグリーズ,Disagrees)
  感謝する(サンクス,Thanks)
  話を移行する(トランジションズ, Transitions)
  返答のタイミング(タイムスレスポンス, Times response)
  話す長さ(タイムスデュレーション, Times duration)
  順番を守る(テイクスターンズ, Takes turns)
  合った言葉を使う(マッチズランゲージ, Matches languages)
  明確にする(クラリファイズ, Clarifies)
  交流しやすくする(アクノレッジ/エンカレッジズ, Acknowledges/Encourages)
  共感を示す(エンパサイズ, Empathizes)
  目的に沿う(ヒーズ, Heeds)
  問題が起きるのを防ぐ(アコモデーツ, Accommodates)
  問題を繰り返さない(ベネフィッツ, Benefits)
 3 作業療法士に必要な社会交流技能
 4 ESIの実施手順
 5 社会交流を改善する作業療法
 文献

第4章 旅は道連れ世は情け──作業療法の流れ
 1 作業療法プロセスを説明する理論
  1 作業療法介入プロセスモデル
  2 作業療法実践枠組み
  3 コアップアプローチ
  4 作業療法教育における作業療法プロセスの位置づけ
 2 中心にあるのは作業
  1 作業のトランザクショナルモデル
  2 作業参加のカナダモデル
 3 行動の背景となる理論
 4 エビデンスに基づいた実践
 5 リーズニング
 文献

第5章 いつでもどこでも作業──事例
 キャッチボールに挑戦
 オシャレな靴
 「楽しかった」の積み重ね
 教室の中の休憩所
 自分の思いを伝える
 コミュニケーション力をつける
 悲願の就職
 両親のために働き,朝食を作りたい
 2分の1成人式での写真撮影
 他人の世話にならずに暮らしたい
 プレゼントをあなたに
 ハート形の料理
 一人暮らしのゴールに向かって
 病院でも銭太鼓の先生
 元校長の誇り

付録
あとがき
索引