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新・女性の心身医学【電子版】

齋藤 豪 (監修)

出版社
金剛出版
電子版ISBN
978-4-7724-9686-5
電子版発売日
2025/04/22
ページ数
500ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥8,800 (本体¥8,000+税10%)

印刷版ISBN
978-4-7724-2055-6
印刷版発行年月
2024/09
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概要

心身医学の学問としての体系が築かれたのは、1930年から40年代にかけての米国精神分析である。現在の心身症の定義は「身体疾患のなかで、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質性ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし神経症やうつ病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する。」(日本心身医学会)とされている。
本書は、このような歴史をもつ心身症関連疾患につきわかりやすく記載している。はじめは「女性心身医療研究会」において「特別講演」をしていただいた講演内容を、そのあとには、婦人科領域における心身症関連疾患の臨床統計を詳細に検討し掲載している。
まだ全国でもこのような研究や専門外来が少ないことから貴重な一冊である。医師だけでなく看護師、臨床心理士、公認心理師、薬剤師の方々にも日々の臨床で役立つ部分が必ずあるだろう。

目次

巻頭言
監修者のことば(齋藤 豪・久保千春・郷久鉞二)

Ⅰ 女性心身医療研究会
「女性心身医療研究会」について
Chapter1 第1回女性心身医療研究会 特別講演:「女性の心身医療」
Chapter2 第2回女性心身医療研究会 特別講演:「心身医学的療法について」
Chapter3 第3回女性心身医療研究会 特別講演:「性機能障害の心身医学的診断と治療」および「沖縄の文化と心身医療」
Chapter4 第4回女性心身医療研究会 特別講演:「老年期―その影と光」

Ⅱ 心身医学
Chapter1 産婦人科領域における心身医学
1.心身医学とは
2.心身症について
3.産婦人科と心身医学
4.国際産婦人科心身医学会
Chapter2 女性心身医療の実戦
1.産婦人科領域における心身症関連疾患13,342症例の臨床統計
2.心身症専門外来のあり方

Ⅲ 婦人科疾患における心身医学
Chapter1 更年期障害
Chapter2 自律神経失調症
Chapter3 骨盤うっ血症候群
Chapter4 月経関連症状
1.月経痛
2.月経前症候群と月経前不快気分障害
3.続発生無月経
Chapter5 機能性子宮出血
Chapter6 摂食障害
Chapter7 不妊症
Chapter8 婦人科手術
Chapter9 性障害
Chapter10 外陰痛
Chapter11 ターミナルケア
1.大学病院および福祉ターミナルケアをどう考えるか
2.死の臨床をめぐって
3.私の歩んだターミナルケアの思い出

Ⅳ 妊産褥婦における心身医学
Chapter1 マタニティケア
1.マタニティケア症例の臨床統計
2.スルピリドの投与症例の臨床分析
3.エジンバラ産後うつ病自己評価票と周産期うつ症状への心理的支援
Chapter2 家族分娩
1.助産外来
2.フリースタイル分娩
3.育児支援依頼の現状
4.モンスター家族
Chapter3 周産期に始まる不安をもつ母親への配慮
1.育児不安
2.子どもの発達特性と親子の生活
3.育児支援

Ⅴ 心身症の診断
Chapter1 面接を中心にした診療の進め方
Chapter2 心理師に期待される役割
Chapter3 各種心理テストの概要
Chapter4 社会現象と心身症

Ⅵ 産婦人科領域における心身症の治療
Chapter1 各種治療法に対する考察
Chapter2 治療的自己とスピリチュアリティ
Chapter3 交流分析
Chapter4 自律訓練法
Chapter5 認知行動療法
Chapter6 解決志向アプローチが有効であった産後うつ病の症例
Chapter7 偽閉経療法中の抑うつ症状に、環境因子が大きく関与した1例
Chapter8 絶食療法と内観法
Chapter9 薬物療法
1.ホルモン療法、ホルモン補充療法
2.妊産婦における向精神薬の使い方

Ⅶ 女性の心身症における東洋心身医学
Chapter1 心身医学における東洋医学の存在意義
Chapter2 東洋医学的診断法と治療的自己
Chapter3 標治・本治
Chapter4 心身症に用いられる漢方薬方剤

あとがき