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病巣×病因で整理する神経診断【電子版】

西山 和利 川又 純 (編)

出版社
南江堂
電子版ISBN
978-4-524-27185-6
電子版発売日
2025/05/26
ページ数
252ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥6,380 (本体¥5,800+税10%)

印刷版ISBN
978-4-524-22539-2
印刷版発行年月
2025/05
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対応OS
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36 MB以上
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概要

研修医やプライマリ・ケア医を対象とした,脳神経疾患の鑑別診断を体系的に学べる1冊.病歴聴取を元にした「カテゴリー化」と,症候に基づく「病巣推測」を駆使して,診断力を高める.総論と症例編の2部構成で,総論では非特異的な症状の診断法を簡潔に解説.症例編では,鑑別疾患と必要な検査を通じて実践的に学べ,最終的な診断や治療方法も明記.実務に役立つ知識を凝縮した必携書.

目次

【内容目次】
総 論
1.脳神経内科での病歴聴取のコツ
  ?患者の訴えを医学用語(適切な症状名)に置き換える過程
  ?症状の神経診察から疾患の存在する部位を推論する過程(病巣診断)
  ?症状の発症様式や経過から病因を推論する過程(病因診断)
  ?病巣診断と病因診断から臨床診断を推論する過程
2.症状から病巣がわかる
 A.「意識がおかしい」
  ?意識障害の診察の際に注意すべきこと
  ?患者の家族,あるいは発見者からの情報に耳を傾ける
  ?意識障害の病態・病巣を考えながら,患者の診察を行う
  ?意識障害の原因を鑑別するための検査
 B.「行動がおかしい」
  ?行動異常の診察の際に注意すべきこと
  ?「行動がおかしい」という患者(家族)の訴えに耳を傾ける
  ?症状の原因部位を考えながら,患者の診察を行う
  ?認知機能の障害や高次脳機能障害について整理してみる
  ?物忘れ,高次脳機能障害の診察(検査)
 C.「うまく歩けない」
  ?歩行障害の診察の際に注意すべきこと
  ?「うまく歩けない」という患者の訴えに耳を傾ける
  ?歩行障害の原因部位を考えながら,患者の診察を行う
  ?歩行障害は大きく分けて5種類ある
  ?歩行障害の診察(検査)
 D.「眼がおかしい」
  ?眼の異常の診察の際に注意すべきこと
  ?「眼が見えない」と訴える患者をどのように診察するか
 E.「力が入らない」
  ?筋力低下の診察の際に注意すべきこと
  ?「力が入らない」という患者の訴えに耳を傾ける
  ?筋力低下の原因部位を考えながら,患者の診察を行う
  ?神経診察
  ?筋力低下の鑑別診断は,責任病巣と発症経過を組み合わせて考える
 F.「顔面の感覚がおかしい」「顔が歪んだがしっかり噛める」
  ?「顔面の感覚がおかしい」
  ?「顔が歪んだがしっかり噛める」
 G.「めまいがする」
  ?めまいの診察の際に注意すべきこと(めまいの定義とその病態機序)
  ?めまいの鑑別診断
  ?眼振の評価と鑑別診断
  ?めまいの診察(検査)
 H.「頭がいたい」
  ?頭痛の診察の際に注意すべきこと
  ?まずは二次性頭痛を意識して「頭がいたい」という患者の訴えに耳を傾ける
  ?頭痛の問診のポイント
  ?頭痛診療における身体診察のポイント
  ?代表的な二次性頭痛の診断ポイント
  ?一次性頭痛
  ?代表的な一次性頭痛の診断ポイント
 I.「身体が勝手に動く」
  ?不随意運動の診察の際に注意すべきこと
  ?「身体が勝手に動く」という患者の訴えに耳を傾ける
  ?不随意運動の原因部位を考えながら,患者の診察を行う
  ?不随意運動の分類
 J.「感覚がおかしい」
  ?感覚障害の診察の際に注意すべきこと
  ?「感覚がおかしい」と訴える患者をどのように診察するか
  ?感覚障害の分布や発症形式により病巣を考える
 K.「排尿・排便がおかしい」
  ?排尿障害の診察の際に注意すべきこと
  ?尿失禁の分類と対応
  ?排尿障害パターンと経過から鑑別診断を挙げる
  ?排尿障害をきたす薬剤に注意する
  ?排便障害の診察の際に注意すべきこと
  ?排便障害を訴える患者の病巣診断を考える
  ?排便困難(便秘)の治療をどうするか
  ?蓄便障害(便失禁)の治療をどうするか
 L.「話し方がおかしい」
  ?「話しづらい」,「話し方がおかしい」という患者の診察の際に注意すべきこと
  ?問診の注意点
  ?診察方法の実際
  ?症状から病巣に至るまでの考察
  ?球麻痺と偽性球麻痺

各 論
1.脳血管障害
 1 急激に右片麻痺と失語をきたした75歳男性
 2 急激に左片麻痺と,反応の低下が出現した81歳女性
 3 突然の頭痛と意識障害をきたした58歳男性
 4 突然の悪心・めまいを発症した42歳男性
 5 1週間前より活気がなくなり,歩行障害を呈した85歳男性
 6 術後に両下肢の麻痺に気が付いた72歳男性
2.神経変性疾患
 7 2年前から四肢の脱力とやせが進行した53歳女性
 8 電車のホームで人とぶつかり転倒したことを契機に受診した66歳男性
 9 5年前からの歩行時のふらつきが進行している60歳女性
 10 2年前から立ちくらみと歩行時のふらつきを呈した50歳男性
3.免疫性疾患
 11 急に複視が出現した24歳女性
4.機能性疾患
 12 意識障害,その後の痙攣を発症した18歳女性
 13 視覚異常と頭痛を繰り返している20歳女性
 14 走り出すと転んでしまう16歳男性
5.感染性疾患
 15 数日の経過で発熱・頭痛を呈した70歳男性
 16 発熱と意識障害と痙攣を呈した33歳男性
6.末梢神経疾患
 17 2日前から両下肢の脱力を呈した28歳男性
 18 急性に複視を呈した74歳男性
 19 起床時に顔の動かしにくさに気づいた23歳男性
 20 受診前日から耳鳴とめまいが生じた45歳男性
7.代謝性疾患
 21 受診当日の朝に意識混濁を家族に発見された独居の70歳男性
 22 半年前から徐々に進行する両下肢のしびれ感を呈した80歳男性
8.認知症
 23 物忘れを主訴に家族と来院した82歳女性
 24 物忘れと構音障害を呈した75歳男性
 25 幻視と歩行障害をきたした70歳男性
9.筋疾患
 26 両手のぎこちなさで仕事に支障をきたした34歳男性
 27 半年前から四肢・首の脱力をきたした70歳女性
 28 1年前から体重増加と四肢の筋力低下を呈した60歳女性
10.神経筋接合部疾患
 29 1週間前から眼瞼下垂と複視を呈した21歳女性
11.その他の疾患
 30 左半身のしびれが進行する65歳男性
 31 右上肢のしびれと動かしにくさを主訴に来院した54歳男性
索引