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事例で読み解く 環境汚染と健康リスク【電子版】

大気汚染から気候変動,マイクロプラスチックまで

東 賢一 水越 厚史 (編)

出版社
朝倉書店
電子版ISBN
978-4-254-91879-3
電子版発売日
2025/09/08
ページ数
192ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥4,180 (本体¥3,800+税10%)

印刷版ISBN
978-4-254-18071-8
印刷版発行年月
2025/09
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概要

過去に起きた環境汚染の事例や施策をとりあげ,公衆衛生・予防医学の視点に立って,人々の健康を守るために必要な知識をまとめた1冊.医学・医療分野,環境分野の学生や実務者にお薦め.〔内容〕環境汚染と健康影響の基礎/日本の公害問題/各種環境汚染による健康影響/環境汚染の評価と対策/科学的エビデンス/予防原則

目次

はじめに
目次
第 1 章 環境汚染と健康影響の基礎
 1. 1 公衆衛生と環境保健
  1. 1. 1 公衆衛生とは
  1. 1. 2 環境と社会の展望
 1. 2 日本の環境汚染の歴史
 1. 3 世界における環境起因の疾病
 1. 4 環境保健の実践
  1. 4. 1 潜在的な影響
  1. 4. 2 因果関係が不明
  1. 4. 3 リスクトレードオフ
  1. 4. 4 リスク認知のずれ
第 2 章 日本の公害
 2. 1 産業公害と環境汚染
  2. 1. 1 公害とは
  2. 1. 2 公害の法的・行政的対策の概要
  2. 1. 3 産業公害
 2. 2 公害と法規制
  2. 2. 1 主な公害・環境対策法規制体系
  2. 2. 2 環境基本法
  2. 2. 3 環境関連法
  2. 2. 4 化学物質・安全衛生等に関わる法律
 2. 3 環境対策の現状
  2. 3. 1 公害の苦情件数
  2. 3. 2 典型 7 公害の動向
第 3 章 各種環境汚染による健康影響
 3. 1 事例 微小粒子状物質等による大気汚染
  3. 1. 1 原因とその特徴
  3. 1. 2 健康影響
  3. 1. 3 施 策
 トピック PFAS(有機フッ素化合物)
 3. 2 事例 放射線による環境汚染
  3. 2. 1 原因とその特徴
  3. 2. 2 健康影響
  3. 2. 3 施 策
 3. 3 事例 アスベスト(石綿)による環境汚染
  3. 3. 1 原因とその特徴
  3. 3. 2 健康影響
  3. 3. 3 施 策
 3. 4 事例 室内環境汚染
  3. 4. 1 原因とその特徴
  3. 4. 2 健康影響
  3. 4. 3 施 策
 3. 5 事例 気 候 変 動
  3. 5. 1 原因とその特徴
  3. 5. 2 健康影響
  3. 5. 3 施 策
 3. 6 事例 食品と容器包装
  3. 6. 1 原因とその特徴
  3. 6. 2 健康影響
  3. 6. 3 施 策
 3. 7 事例 新型コロナウイルス感染症
  3. 7. 1 原因とその特徴
  3. 7. 2 健康影響
  3. 7. 3 施 策
 3. 8 事例 マイクロプラスチックによる環境汚染
  3. 8. 1 原因とその特徴
  3. 8. 2 生体への影響
  3. 8. 3 施 策
 3. 9 事例 工業ナノ材料によるヒト健康リスク
  3. 9. 1 原因とその特徴
  3. 9. 2 健康影響
  3. 9. 3 施 策
第 4 章 環境汚染の評価と対策
 4. 1 環境汚染物質の有害性
  4. 1. 1 環境中の有害物
  4. 1. 2 曝露形態
  4. 1. 3 曝露経路
  4. 1. 4 体内動態
  4. 1. 5 感受性
  4. 1. 6 毒性の種類
  4. 1. 7 発がん物質の種類
 4. 2 健康リスク評価
  4. 2. 1 健康リスク評価とは
  4. 2. 2 リスクアセスメント
  4. 2. 3 有害性確認
  4. 2. 4 量反応評価
  4. 2. 5 曝露評価:生体試料測定による評価
  4. 2. 6 リスク判定
 4. 3 リスク管理と法規制
  4. 3. 1 化学物質管理へのリスクの概念の導入
  4. 3. 2 化審法におけるリスク評価・管理
  4. 3. 3 労働安全衛生法に基づくリスクアセスメント
 4. 4 リスク認知とリスクコミュニケーション
  4. 4. 1 化学物質に対する不安
  4. 4. 2 リスク認知
  4. 4. 3 リスクコミュニケーションの位置付けと必要性
  4. 4. 4 信 頼
  4. 4. 5 リスクリテラシー
  4. 4. 6 パブリックインボルブメント
第 5 章 科学的エビデンス
 5. 1 科学的エビデンスの評価と EBM
  5. 1. 1 エビデンスと EBM
  5. 1. 2 EBMの起源と定義
  5. 1. 3 EBM の二大原則
  5. 1. 4 システマティックレビュー
  5. 1. 5 メタアナリシス
 5. 2 EBM の実践法
  5. 2. 1 EBM 実践のための 5 つのステップ
  5. 2. 2 根拠に基づく環境保健の実践
第 6 章 予 防 原 則
 6. 1 基 本 理 念
  6. 1. 1 予防原則が重要とされる背景
  6. 1. 2 予防原則の基本理念
  6. 1. 3 予防原則と予防の用語に対する各国の扱い
  6. 1. 4 予防原則に関する欧州連合や米国等の主張
 6. 2 対応の遅れで健康被害が拡大した事例
  6. 2. 1 水俣病
  6. 2. 2 労働者のアスベスト(石綿)関連疾患
  6. 2. 3 ホルムアルデヒドによる室内空気汚染
 6. 3 早期に対応できた事例
  6. 3. 1 ロンドンのコレラ
  6. 3. 2 フロンによるオゾン層破壊
  6. 3. 3 玩具と育児用品に含まれるフタル酸エステル類
索 引
コラム
 1 経済活動と生活との価値観バランス
 2 疫学と公害裁判
 3 水俣病の転換点,1957 年
 4 一つの化学物質に対する複数の法規制
 5 公害問題と医学
 6 新しい事象では試験の誤りや解釈の誤りも往々にして起こる
 7 科学的不確実性が生じる原因について