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優投生塾 投球障害攻略マスターガイド【Web動画付き】【電子版】

森原 徹 (編著)

京都府立医科大学整形外科学教室臨床教授

出版社
全日本病院出版会
電子版ISBN
978-4-86519-823-2
電子版発売日
2025/08/26
ページ数
302ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥7,480 (本体¥6,800+税10%)

印刷版ISBN
978-4-86519-823-2
印刷版発行年月
2023/10
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対応OS
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238 MB以上
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概要

投球障害について、代表的な疾患の治療から、疼痛期・投球準備期・競技復帰期のリハビリテーション、さらにはスポーツ現場でできる身体機能のチェック方法までを完全ガイド。
投球動作の各フェーズに即した評価・アプローチを豊富な図写真とWeb動画で解説した実践書です。
資料として基礎となるデータやバイオメカニクスも紹介!

目次

目次

<<講座1 投球障害肩・肘の選手を競技復帰に導くには>>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・森原 徹
A. 投球障害肩・肘疾患の概要
 1. 投球障害肩・肘とは
    1) 投球障害肩・肘の種類
    2) 野球選手によくみられる障害
 2. 各疾患における病態・診断・治療
    1) 投球障害肩
    2) 投球障害肘
    3) 上肢神経障害
B. スポーツ肩・肘外来の実際
 1. 投球動作の正確な理解と各疾患の関係
    1) 投球動作
    2) 投球動作における各相での必要な運動機能
 2. 診断に必要な問診による情報
    1) アーリーコッキング期
    2) レイトコッキング期
    3) アクセラレーション期
    4) フォロースルー期
 3. 投球動作を想定した理学所見のとり方
    1) 投球動作の各期における運動機能
    2) 投球動作を想定し,疼痛の原因動作(患部外)を探索する理学所見のとり方
 4. 肩・肘関節の視診,触診,およびスペシャルテスト
    1) 投球障害肩・肘の指針のポイント
    2) 触診のポイント
    3) 肩・肘関節スペシャルテスト
C. 投球障害肩・肘の正確な治療を行うために
 1. 保存療法と手術療法の選択
    1) 診察室での患部外病態抽出法と治療方針のアルゴリズム
 2. 医師,理学療法士,指導者,選手間の時間軸の共有

<<講座2 投球障害に対するリハビリテーションアプローチ①疼痛期:疼痛の早期改善と疼痛原因の早期抽出>>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 松井知之ほか
 1. 姿勢と肩関節運動
 2. 疼痛期のリハビリテーション(IBC,ICS,ICGH,ICE)
    1) 患部の安静
    2) 全身即時調整法(IBC):疼痛の原因となる患部外因子の抽出
    3) 上肢帯周囲筋即時調整法(ICS):全身即時調整法(IBC)で反応しない場合(投球障害肩に対して)
    4) 肩甲上腕関節周囲筋即時調整法(ICGH):上肢帯周囲筋即時調整法(ICS)で反応しない場合
    5) 肘関節即時調整法(ICE):全身即時調整法(IBC),上肢帯周囲筋即時調整法(ICS),肩甲上腕関節周囲筋即時調整法(ICGH)で反応しない場合
 3. 投球準備期への準備(3 次元的なアライメント調整および上・下肢との連動)
    1) 骨盤とかし,肩甲骨と上司をつなぎ,体幹との運動連鎖を誘導するロールスピン・エクササイズ
    2) ロールスピン・エクササイズの実際

<<講座3 投球障害に対するリハビリテーションアプローチ②投球準備期:身体機能と投球動作の結びつけ>>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松井知之・東 善一
 1. はじめに
 2. 投球動作分析の考え方とポイント
    1) 疼痛が生じる投球時期(フェーズ)を確認
    2) 動作をフェーズに分けて分析
    3) 運動連鎖の視点で動作を分析
    4) 各運動面での選手のパターン分類
 3. 投球動作を再現したファンクショナルスローイングテスト
    1) ファンクショナルスローイングテストとは
    2) ファンクショナルスローイングテストからの治療戦略
    3) ワインドアップ期における投球動作チェックとファンクショナルスローイングテストの実際 
    4) アーリーコッキング期における投球動作チェックとファンクショナルスローイングテストの実際 
    5) レイトコッキング期における投球動作チェックとファンクショナルスローイングテストの実際 
    6) フォロースルー期における投球動作チェックとファンクショナルスローイングテストの実際 
 4. 運動連鎖から考える投球動作分析
    1) 各関節における運動連鎖
    2) フェーズ間の運動連鎖から考える投球動作分析
 5. ファンクショナルスローイングテストが改善しない場合
    1) 足部機能とランジホールド
    2) 姿勢と足部機能
    3) 足部の柔軟性低下における評価方法
    4) アーチを構成する筋における筋出力低下の評価方法
    5) 足部の柔軟性低下に対するコンディショニング
    6) 足部の筋出力低下に対するコンディショニング

<<講座4 投球障害に対するリハビリテーションアプローチ③競技復帰期:競技復帰をスムーズに行うための復帰プログラムおよびテーピングテクニック>>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松井知之・宮﨑哲哉
 1. 競技復帰に向けた投球の再開
   <2 週間復帰プログラム>
   <4 週間復帰プログラム>
   <6 週間復帰プログラム>
 2. 投球動作を考慮したテーピングテクニック
    1) テーピングの意義
    2) 注意事項
 3. 各フェーズに応じたテーピングの実際
    1) ワインドアップ期のテーピングテクニック
    2) アーリーコッキング期のテーピングテクニック
    3) MER~アクセラレーション期のテーピングテクニック
    4) その他
<<講座5 スポーツ現場で簡単に身体機能をチェックできる方法 パフォーマンスの低下,投球障害を早期に発見するチェック法>>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松井知之・西山伸吾
 1. はじめに
 2. CIBC(複合IBC)の実際
 3. スポーツ現場でできるファンクショナルスローイングテスト
    1) フットコンタクトランジテスト
    2) フォロースルーリーチ(横回転,斜め回転)
 4. TAC(トータルアスリートチェック)の実際
    1) 柔軟性
    2) 筋力

<<資料1 野球選手の身体機能>>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・平本真知子・森原 徹
 1. はじめに
 2. 野球選手の身体機能
    1) 関節可動域
    2) 筋力
 3. 女子野球選手の身体特性
    1) 関節可動域
    2) 筋力・パフォーマンス
 4. データをリハビリテーションにどう活かすか
    1) 投球障害選手の身体的特性
    2) 下肢・体幹の複合評価
 5. まとめ

<<資料2 投球動作のバイオメカニクス>>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・瀬尾和弥・松井知之
 1. 投球動作を知るためのバイオメカニクスの基礎
    1) 床反力とは
    2) 関節モーメントとは
    3) 関節パワーとは
 2. 健常投手における投球動作のバイオメカニクス
    1) ワインドアップ期(0~39.4%)
    2) アーリーコッキング期(39.4~81.0%)
    3) レイトコッキング期(81.0~86.6%)
    4) アクセラレーション期(86.6~87.8%)
    5) フォロースルー期(87.8~100%)
 3. 健常投手における肘関節ストレス
    1) 投球フォームおよび球速と肘関節内反モーメント
    2) 肘関節最大内反モーメントと下肢および体幹の関節角度との関連
    3) 肘関節最大内反モーメントと上肢の関節角度との関連
 4. 投球障害肘選手における投球動作のバイオメカニクス
    1) ワインドアップ期~アーリーコッキング期
    2) MER~フォロースルー期
    3) 投球障害肘選手における投球動作特性
    4) バイオメカニクスから考えるチェックポイント
 5. 投球障害肘選手に対するリハビリテーション前後の投球動作比較
    1) 方法
    2) コンディショニング前後の投球動作
    3) コンディショニング介入の効果