CALSハンドブック 原書第5版【電子版】

- 出版社
- 南江堂
- 電子版ISBN
- 978-4-524-27241-9
- 電子版発売日
- 2025/09/29
- ページ数
- 120ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,520 (本体¥3,200+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-524-21008-4
- 印刷版発行年月
- 2025/10
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- 3
- 対応OS
-
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概要
目次
I章 心臓・胸部大動脈術後に心停止をきたした患者に対する心肺蘇生
A はじめに
B ICU入室中の心大血管術後患者に対するプロトコール
01 胸骨圧迫前の電気的除細動・ペーシング
02 電気的除細動の前に胸骨圧迫を行うべきか?
03 胸骨圧迫により起こりうる損傷
04 再開胸前の電気的除細動の試行回数
05 ICUにおける一次救命処置(BLS)
06 BLS:ECM(胸骨圧迫)
07 BLS:気道
08 アドレナリンやバソプレシンの投与
09 血管内投与薬剤
10 大動脈内バルーンパンピング(IABP)施行中の患者における心停止
11 心停止への対応
12 アミオダロン
13 自動体外式電気的除細動器(AED)
14 自動体外式胸骨圧迫装置
15 ペーシング
16 アトロピン
17 VF/VT以外の心停止に対する緊急再開胸
18 ICMとECM
19 胸骨圧迫の代替手段としての腹部圧迫による心マッサージ
20 緊急再開胸セット
21 緊急再開胸の準備
22 緊急再開胸を行うスタッフ
23 ICU外における心停止プロトコールと緊急再開胸
24 緊急再開胸の適応期間
25 緊急再開胸後の体外循環
26 緊急再開胸に際しての抗菌薬投与
27 心停止遷延後の体温管理療法
C とくに配慮が必要な症例
01 心(肺)移植患者
02 小児患者
03 開胸状態の患者
04 循環補助装置を装着中の患者
05 胸骨正中切開以外のアプローチによる手術後の患者
D 緊急再開胸の代替としての剣状突起下切開
E プロトコールの導入
II章 心大血管術後の心停止への対応とSTSプロトコールに関する実践的な質問
Q1 心停止の際には,Swan-Ganzカテーテルを浅抜するべきか?
Q2 床の上で心停止となっている患者にはどう対応するべきか?
Q3 院内のどの部署・病棟において本ガイドラインは適応となるか?
Q4 一般病棟において,その場で緊急再開胸を行うべきか,手術室に急いで搬送するべきか?
Q5 再開胸を実際に行うのは誰か?
Q6 閉胸方法にはどのようなものがあり,それぞれどのように対処すればよいか?
Q7 細かい心室細動か心静止か判別に迷う場合,電気的除細動を行ってもよいか?
Q8 プロトコールのように,6人に加えて2人の再開胸チームを確保する人的余裕がない場合は?
Q9 パーマネントペースメーカ植込み後の患者におけるPEAでは背景にVFが隠れていないかをどのように確認すればよいか? また,植込み型除細動器(ICD)を装着している患者に対してはどのように対処すればよいか?
Q10 心大血管術後の心停止では,容易に解決可能な可逆的原因が除外されたら,必ず緊急再開胸を行うべきか? 当院の外科医は彼らの到着を待つことを望んでいる
Q11 抜管後の患者の心停止において緊急再開胸の適応となる場合,どのタイミングで挿管すべきか?
Q12 心停止の状況下でドレーンのミルキングや閉塞解除を試みるべきか?
Q13 緊急再開胸時の鎮静についてはどうするべきか?
Q14 心停止下における心腔内もしくは大動脈内アドレナリン投与は有用か?
Q15 重炭酸ナトリウムは心停止下においても有用か?
Q16 すべての勤務帯の開始時に6つの役割の割り振りを行うべきか?
III章 CALSプロトコールにおける外科的手技
A 再開胸
B 再開胸後の状況
01 自己心拍再開が得られた場合
02 自己心拍再開が得られない場合
IV章 心停止前後の管理
A 循環生理学
01 心拍出量
02 酸素運搬量(DO2)
03 血圧
04 全身血管抵抗(SVR)
B 通常の術後経過と異常な術後経過
01 通常の術後経過
02 異常な術後経過
V章 急変対応の5ステップ
A Assessment(評価)
01 気道・呼吸
02 循環
B Diagnosis(診断)
C Action Plan & Investigations(治療計画&検査)
01 診断が循環血漿量低下の場合
02 診断が末梢血管過拡張の場合
03 診断が低心拍出状態の場合
04 診断が不整脈の場合
VI章 心外膜リードによるテンポラリーペーシング
01 ペーシングの適応
02 ペースメーカの用語
03 ペースメーカモードの命名法
04 テンポラリー心外膜ペーシングの標準的な設定
05 心外膜ペーシングの標準的な設定
06 正常にペーシングが行われている場合の心電図
07 ペーシング中によくみられるトラブル時の心電図
VII章 呼吸器系の緊急事態
01 気道の評価
02 呼吸の評価
03 循環の評価
04 ドレーンの評価
05 診断
06 治療計画と検査
07 検査と再評価
VIII章 心大血管術後の蘇生における人的要因
01 個人レベルの人的要因
02 危機資源管理(CRM)
03 リーダーシップ
04 主体的に行動するフォロワー
05 状況認識
06 fixation error(固定化エラー)
07 認知支援ツールと標準作業手順書(SOP)
IX章 日本国内の施設での実例―CALS 導入の契機・実例
秋田大学医学部附属病院―不確かな対応を迫られるスタッフのストレス改善のためにも
佐賀大学医学部附属病院―CALSプロトコールの必要性を痛感したケースを通じて
自治医科大学附属さいたま医療センター―CALSプロトコール導入より8年:現状と今後の課題
東京ベイ・浦安市川医療センター―「Code Heart」の誕生と実践:少ないケースのなかでいかに継承するか
おわりに
索引