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スタートアップ!子どもの近視進行抑制治療ガイド【電子版】

松村沙衣子(著)

出版社
三輪書店
電子版ISBN
 
電子版発売日
2025/10/27
ページ数
152ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥4,400 (本体¥4,000+税10%)

印刷版ISBN
978-4-89590-861-0
印刷版発行年月
2025/10
ご利用方法
ダウンロード型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
2
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
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※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています
必要メモリ容量
78 MB以上
ご利用方法
アクセス型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら

概要

豊富なエビデンスに基づく治療戦略と診療判断を最短距離で臨床に実装!

最新のガイドラインに完全準拠!!
『小児の眼鏡処方に関する手引き』
『低濃度アトロピン点眼液を用いた近視進行抑制治療の手引き』
『近視管理用眼鏡(多分割レンズ)ガイドライン(第1版)』

小児の近視が増加の一途をたどる現在、進行抑制治療は眼科外来に不可欠となり「介入の必要性をどう判断し、どの治療をいつ始めるか」という臨床的判断が大きな関心を集めています。
本書は近視治療の第一線で活躍する著者が、国内外のエビデンスをもとに日本の実臨床に即した適応と課題を的確に整理し、科学的根拠を日常診療の判断に応用できる形で解説しました。低濃度アトロピン点眼、オルソケラトロジー、多焦点ソフトコンタクトレンズ、近視用眼鏡、レッドライト療法など、国内で承認済・承認予定の治療選択肢について、使い分けや併用戦略、副作用・リバウンド対策までポイントを絞って提示。各治療の作用機序、単独・併用時のエビデンス、年齢別の適応、合併症対策までを構造的に解説しています。また、眼軸長に基づく治療評価法や、二次性近視の鑑別、不同視近視への対応も取り上げ、治療の導入から継続・変更に至るまでの指針となる視点を提供します。実臨床で多くの眼科医・視能訓練士が直面する「見え方の不満への対応」「保護者への説明」などの課題にも触れ、説明にすぐ使える“伝え方のコツ”も収載しています。
近視進行抑制治療をどのように導入するかの検討段階では方針を明快に示すスタートアップマニュアルとして、すでに治療を導入している場合は自身の診療をアップデートする手引きとなる1冊。多忙な眼科医・視能訓練士にこそ届けたい、実践的で臨床直結型のコンパクトなガイドです。

目次

Section 01 近視の分類と評価指標
定義と分類
 近視の定義
 近視の分類
検査と評価指標
 近視進行抑制治療に必要な検査(推奨)
 治療内容に応じた追加検査
 近視評価の指標

Section 02 鑑別するべき近視(二次性近視)
遺伝性疾患に伴う近視
 強度近視の疫学
 診断基準と臨床的鑑別
 単一遺伝子疾患の特徴
 検査と評価のポイント
 近視管理の方針
未熟児網膜症に合併する近視
 未熟児網膜症と近視の疫学
 未熟児網膜症治療の影響
 未熟児網膜症後の眼球構造
 近視の評価と近視進行抑制治療の適応判断

Section 03 近視治療の導入
治療の必要性と適応
 治療対象の目安
 近視の進行に影響する主要リスク因子
環境因子とその対策
 近業時間の管理
 スクリーンタイムの制限
 屋外活動時間の確保
小児・保護者への治療説明
 治療の必要性についての説明
 ペイシェントケアの工夫
治療法別の導入説明
 治療法の特徴と適応
 治療法別の説明ポイント

Section 04 眼鏡処方はここが大事!
眼鏡処方の基本
 調節麻痺下屈折値
 眼鏡フレームを選ぶポイント(低年齢への眼鏡処方)
 度付きゴーグル処方の注意点
眼鏡処方の目安と基準
 乳幼児の屈折異常に対する眼鏡処方
 眼鏡を検討する基準(屈折値・年齢による基準)
 学校眼科健診(視力検査)の判定
 調節緊張(いわゆる偽近視)と弱度近視の鑑別
近視の眼鏡(低矯正 vs 完全矯正)
 近視眼鏡と近視の進行
 矯正方針の個別化が必要な症例

Section 05 近視の治療
低濃度アトロピン点眼
 作用メカニズム(仮説)
 治療の有効性
 適応と使用条件(リジュセア® ミニ点眼液0.025%)
 治療手順(リジュセア® ミニ点眼液0.025%)
 副作用とリバウンド
 併用療法
近視管理用眼鏡
 作用メカニズム(仮説)
 レンズの有効性(デフォーカス組み込み理論)
 レンズの有効性(コントラスト理論)
 適応と使用条件
 処方と装用管理
 副作用と注意点
 併用療法:低濃度アトロピン点眼
オルソケラトロジー
 作用メカニズム(仮説)
 治療の有効性
 適応と使用条件
 処方と装用管理
 合併症とリバウンド
 併用療法:低濃度アトロピン点眼
多焦点ソフトコンタクトレンズ
 作用メカニズム
 レンズの有効性
 適応と使用条件
 処方と装用管理
 合併症とリバウンド
 併用療法:低濃度アトロピン点眼
レッドライト療法
 作用メカニズム(仮説)
 治療の有効性
 適応と使用条件
 治療手順(Eyerising 近視治療用機器)
 副作用とリバウンド
 併用療法:オルソケラトロジー

Section 06 近視性不同視の進行と治療
近視性不同視の進行
 不同視の定義
 不同視有病率の推移(年齢別)
 不同視の分類と進行差
近視性不同視の治療
 治療法と実践ポイント


Section 07 近視の管理と治療評価
治療の開始時期と中止時期
 開始時期
 中止時期
治療評価と定期フォロー
 眼軸長測定が近視管理に優れている理由
 基本検査
 補助的検査
 治療効果の評価方法
 フォローアップの頻度と管理ツール

索引