小児眼科学 第2版【電子版】

- 出版社
- 三輪書店
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2026/05/11
- ページ数
- 736ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥28,600 (本体¥26,000+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-89590-880-1
- 印刷版発行年月
- 2026/05
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 2
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています - 必要メモリ容量
- 148 MB以上
- ご利用方法
- アクセス型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら
概要
『小児眼科学 第2版』は、初版で確立された「小児の視機能を守るための標準的教科書」という基本方針(早期発見の重要性・小児特有の診察の難しさと工夫・小児眼科全分野を網羅した知識)をそのまま堅持しながら、11年分の臨床の進歩と知見を体系的にアップデートした改訂版です。
最大の特徴として、編集体制を「日本小児眼科学会」編集へと刷新し、学会として総力を挙げて作成しました。第2版では各章に専門の編集者を置き、章内の多方面の執筆を一つの流れとして統合しています。各章は、まずその領域の考え方を示す総論を置き、続く各論で基本知識と最新情報をわかりやすく解説する構成です。
また、新しい検査・治療法の登場、疾患理解の深化、診断基準や各種ガイドラインの公表など、この11年で更新された重要事項を最新情報として反映しました。必要な知識を土台から確認し、最新の知見まで一気に押さえることができるため、日常診療に役立ちます。
そして現在、検査・治療技術の進歩に加え、専門医制度の生涯教育や学会セミナー等による知識普及が進み、小児眼科を標榜する病院・医院も増えています。成人診療を主とする眼科医でも、小児診療に一歩踏み出せる時代だからこそ、「どこまで自分で診て、どこから専門家へ送るか」を理解することが重要です。本書では、小児眼科診療が「一部の特殊な医師の領域」から「より広く行われる領域」へと変化しつつある現状にも即しています。
さらに、小児期に限って起こる疾患だけではなく、小児期に発症し、その後も長期~生涯にわたり診療を要する病態を広く扱っています。ジストロフィや病的近視などの緩徐進行性疾患、晩期合併症、手術後・腫瘍治療後のフォローアップなど、年齢の枠にとどまらない小児眼科の実像に即して、診療の視野が広がります。
そして小児眼科診療は、眼科医と視能訓練士だけで完結するものではありません。小児科などの他科医師や看護師の協力が必須であることに加え、就学相談や学校保健を含む教育関係との連携の重要性も記載し、チーム医療・地域連携を見据えた実践的な視点を盛り込みました。
初版から続く体系性と読みやすさを土台に、学会編集としての整合性、最新知見の反映、そして現在の診療環境に即した内容へとアップデートした、小児眼科診療の拠りどころとなる一冊です。
目次
医師の立場から
視能訓練士の立場から
第2章 視機能の発達と検査
屈折と視力
調節・輻湊,瞳孔
視野
色覚
眼位と眼球運動
両眼視機能
第3章 眼の構造と機能の検査
前眼部・中間透光体の検査
眼底の検査
超音波検査,CT,MRI
網膜電図(ERG),視覚誘発電位(VEP)
睡眠・全身麻酔下検査
第4章 疾患の早期発見のために
早期発見の重要性
乳幼児健診
就学時健康診断・学校における健康診断
主訴と視診で疑う眼の異常
気がつきにくい視力・視野の異常
医師の検査で見逃されやすくまぎらわしい所見
診断・治療の緊急度一覧
第5章 眼の発生と先天異常の起こり方
眼球の初期発生
各眼組織の胚葉由来
各眼組織の分化
先天異常の起こり方
第6章 屈折異常と眼鏡・コンタクトレンズの管理
屈折異常の考え方
眼鏡の管理
コンタクトレンズの管理
第7章 近視
基礎知識
小児の近視の診断と鑑別を要する病態
小児の近視管理①環境因子による管理
小児の近視管理②眼鏡矯正と近視進行抑制治療
近視進行抑制治療の実際
第8章 弱視
弱視とは
病態の研究
弱視の原因と治療
弱視診療における視力の評価方法
弱視診療における屈折検査
弱視治療用眼鏡
健眼遮閉
ペナリゼーション
乳幼児健診
弱視治療での留意点
弱視診療のトピックス
第9章 斜視
斜視と両眼視の管理
共同性斜視
外斜視
特殊な斜視
第10章 外眼部疾患
小児の外眼部の特徴
疾患
第11章 前眼部疾患
小児の前眼部疾患の特徴
疾患
第12章 白内障・水晶体疾患
小児の白内障・水晶体疾患の特徴
疾患
第13章 緑内障
小児緑内障の特徴
手術治療
疾患
第14章 眼底疾患
小児の眼底疾患の特徴
疾患
第15章 ぶどう膜炎
小児ぶどう膜炎の特徴
疾患
第16章 神経眼科疾患
小児の神経眼科疾患の特徴
疾患
第17章 眼内腫瘍
小児の眼内腫瘍の特徴
疾患
第18章 眼窩疾患
小児の眼窩疾患の特徴
疾患
第19章 涙器疾患
小児の涙器疾患の特徴
疾患
第20章 外傷
小児の外傷の特徴
外傷の各型
第21章 虐待
児童虐待 総論
頭部,全身,眼の虐待所見
頭部外傷の虐待所見
児童相談所,司法との関わり
子ども虐待に関する法律
第22章 心因性視覚障害
小児の心因性視覚障害の特徴
疾患
第23章 全身病と治療における全身管理
眼疾患を伴う全身症候群(全身所見から)
眼疾患を起こす全身病(眼所見から)
麻酔・ICUでの全身管理
NICUでの全身管理
第24章 染色体異常,遺伝性疾患と遺伝相談
染色体異常
家族歴の聴取と遺伝形式の推測
遺伝子診断
遺伝カウンセリング
眼科領域の遺伝性疾患
第25章 ロービジョンケア
ロービジョンケアに関する基礎的事項
保護者の質問に対する回答
年齢に応じた早期ロービジョンケア
代表疾患
中途視覚障害児
重複障害児
第26章 神経発達症(発達障害)・重複障害
神経発達症(発達障害)
重複障害
診療上の留意点
療育・教育機関との連携のあり方
第27章 学校保健
学校保健と法律・歴史
眼科学校保健
眼科学校保健推進などへの取り組み
第28章 色覚異常
先天色覚異常
後天色覚異常
第29章 小眼球,無眼球と義眼の管理
小眼球
無眼球
義眼の管理
第30章 身体障害者・小児慢性疾患などの手続き
身体障害者
小児慢性特定疾病
特定医療費(指定難病)
障害児福祉手当
第31章 法規・法的問題,倫理・利益相反
医行為の解釈
メディカルスタッフと法
健康診断と学校保健安全法
眼鏡店と受診勧奨
医療法改正2025
医療法と広告規制
医療従事者の安全確保と関係機関との連携
応招義務
利益相反
