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薬系 免疫学 改訂第4版【電子版】

植田 正(編) 前仲 勝実(編)

出版社
南江堂
電子版ISBN
978-4-524-40439-1
電子版発売日
2026/07/13
ページ数
308ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥4,070 (本体¥3,700+税10%)

印刷版ISBN
978-4-524-40411-7
印刷版発行年月
2026/03
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対応OS
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48 MB以上
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概要

薬学部学生に必要な免疫学のミニマムエッセンスを体系的かつわかりやすくまとめた教科書.半期の講義で完結する内容で,全体の2/3は基礎,残り1/3は免疫関連医薬品や疾患・創薬等の応用的な内容.免疫の複雑な仕組みをイメージしやすいよう模式図を多用し,専門用語も丁寧に解説.今改訂版では免疫学領域の新知見・新薬等の情報を更新.さらに今改訂版より電子版付とした.

目次

【内容目次】
なぜ免疫学を学ぶのか,薬学とのつながり
第1部 免疫学への招待
 0 免疫のしくみ
 1 免疫に関する器官と細胞
  1 免疫担当器官
   A 中枢リンパ組織
   B 末梢リンパ組織
  2 免疫担当細胞
   A 白血球の組成
   B リンパ球系細胞
   C 抗原提示細胞
   D 顆粒球
   E 肥満細胞
 2 抗原・抗体・補体
  1 抗原と抗体
   A 抗 原
   B 抗 体
  2 抗原抗体反応
   A 抗原抗体反応の理論
   B 沈降反応
   C 凝集反応
   D 中和反応
  3 補 体
   A 補体の活性化と制御
   B 補体の生理作用
 3 免疫反応機構
  1 自然免疫と獲得免疫
  2 自然免疫
   A 物理的,生理的,化学的バリアーおよび非特異的可溶性因子
   B 食細胞(貪食細胞)
   C ナチュラルキラー(NK)細胞
   D パターン認識受容体(PRRs)
   E 自然リンパ球(ILC)による免疫制御機構
  3 獲得免疫
   A 獲得免疫における抗原認識
   B 獲得免疫の成立
   C 免疫学的記憶
   D 体液性免疫
   E 細胞性免疫
   F 細胞内寄生細菌
 4 主要組織適合遺伝子複合体(MHC)
  1 MHCとは
   A MHCクラスⅠの構造
   B MHCクラスⅡの構造
   C MHCの遺伝子座
  2 MHCクラスⅠの抗原提示
  3 MHCクラスⅡの抗原提示
  4 T細胞,B細胞,NK細胞の抗原認識の違い
  5 T細胞のシグナル伝達
  6 CD抗原
 5 リンパ球の分化と成熟
  1 T細胞の分化
   A T細胞は胸腺で分化する
   B ダブルネガティブT細胞
   C TCR遺伝子の再構成
   D ポジティブセレクションとネガティブセレクション
   E ナイーブT細胞の末梢リンパ組織での成熟
   F 記憶T細胞
   G γδ型T細胞
  2 B細胞の分化
   A B細胞は骨髄で分化する
   B 自己抗原応答性の選抜とナイーブB細胞への分化
   C 形質細胞への成熟と記憶B細胞
  3 リンパ球の循環
   A リンパ球は循環する
   B リンパ球ホーミングと接着分子
 6 多様性獲得機構
  1 B細胞の多様性獲得機構
   A B細胞抗原受容体(BCR),B細胞エピトープ
   B BCRの多様性を生み出す機構
   C クローン選択説
   D 抗体のクラススイッチ
  2 T細胞の多様性獲得機構
   A T細胞抗原受容体(TCR)
   B TCRの多様性を生み出す機構
 第1部のポイント

第2部 身近な免疫学
 7 サイトカインとシグナル伝達
  1 サイトカイン
   A 病原体に対する免疫応答とサイトカイン
   B アレルギー反応とサイトカイン
   C ヘルパーT細胞の分化とサイトカイン
   D 造血系のサイトカイン
  2 ケモカイン
  3 炎 症
   A 炎症性サイトカイン
   B 炎症伝達物質
  4 シグナル伝達
   A サイトカインのシグナル伝達系─JAK-STATシグナル伝達系─
   B サイトカインのトランスシグナル機構
   C サイトカインシグナル伝達系の制御
 8 アレルギー
  1 Ⅰ型アレルギー
   A Ⅰ型アレルギー反応機構
   B Ⅰ型アレルギー疾患
  2 Ⅱ型アレルギー
   A Ⅱ型アレルギー反応機構
   B Ⅴ型アレルギー反応
   C Ⅱ型アレルギー疾患
  3 Ⅲ型アレルギー
   A Ⅲ型アレルギー反応機構
   B Ⅲ型アレルギー疾患
  4 Ⅳ型アレルギー
   A Ⅳ型アレルギー反応機構
   B Ⅳ型アレルギー疾患
 9 免疫と病気(成因と機序)
  1 自己免疫疾患
   A 自己免疫疾患の成因
   B 自己免疫疾患の種類と治療
  2 移植と拒絶反応
   A 移植抗原
   B 移植における免疫応答機構
   C 拒絶反応の分類
   D 拒絶反応抑制のための免疫抑制薬
  3 免疫不全
   A 原発性(先天性)免疫不全症候群
   B 免疫不全症における免疫学的検査法
   C 続発性免疫不全症候群
   D 後天性免疫不全症候群(エイズ,AIDS)
   E HIVの感染機序
  4 がん(悪性腫瘍)
   A 腫瘍抗原の種類
   B 腫瘍細胞に対する免疫応答と排除(免疫監視機構)
   C 腫瘍細胞の免疫系からの逸脱機構
   D 腫瘍の免疫学的検出
   E 腫瘍(がん)免疫療法
 10 感染に関する免疫のしくみ
  1 感染防御免疫とは
   A 自然免疫
   B 獲得免疫
   C 粘膜免疫
  2 感染症に対する生体防御
   A 細菌に対する免疫応答
   B ウイルスに対する免疫応答
   C 真菌に対する免疫応答
   D 寄生虫に対する免疫応答
   E 再興感染症
   F 新興感染症
 11 免疫応答の調整
  1 ワクチンと予防接種
   A 予防接種の歴史
   B 予防接種の目的と原理
   C ワクチンとしての抗原
   D 予防接種に用いられるワクチン
  2 免疫賦活化療法
   A 代表的な免疫賦活化療法
 12 免疫と妊娠,老化
  1 免疫と妊娠
   A なぜ拒絶反応が起こらないのか
   B 母子免疫
   C 免疫系の発達
  2 免疫系の老化
   A 胸腺機能の変化
   B T細胞の変化
   C 自己反応抗体の増加
 13 免疫学的分析法
  1 抗体の調製法
   A モノクローナル抗体とポリクローナル抗体
   B ポリクローナル抗体のつくりかた
   C モノクローナル抗体のつくりかた
   D 抗体の精製法
   E モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の応用
  2 免疫学的分析法
   A イムノアッセイ(抗原抗体反応を利用した代表的な検査方法)
   B その他の抗原抗体反応を利用した代表的な免疫学的分析法
   C 細胞性免疫の測定法
   D 免疫学的臨床検査

第3部 免疫と医療
 14 免疫関連医薬品─詳細な理解をめざして
  1 免疫抑制薬
   A 代謝拮抗薬
   B アルキル化薬
   C 特異的免疫抑制薬
   D 生物学的製剤(抗体医薬品)
   E JAK(ヤヌスキナーゼ)阻害薬
  2 抗リウマチ薬(DMARDs)
   A 免疫調節薬
   B 生物学的製剤
   C 免疫抑制薬
  3 ステロイド性抗炎症薬(ステロイド)
   A 薬理作用・副作用
   B 作用機序
   C 適応疾患
  4 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
   A 酸性NSAIDs
   B 塩基性NSAIDs
  5 アレルギー治療薬
   A サイトカイン産生阻害薬・作用抑制薬
   B 抗IgE抗体
   C 化学伝達物質遊離抑制薬
   D 化学伝達物質の作用発現を抑制する薬物
   E 減感作療法
  6 気管支拡張薬・気管支喘息治療薬
   A アドレナリンb2受容体刺激薬
   B キサンチン類
   C 抗コリン薬(ムスカリン受容体拮抗薬)
   D ステロイド性抗炎症薬
   E 抗アレルギー薬
  7 免疫学的製剤(抗毒素,抗血清など)
   A 抗毒素
   B 免疫グロブリン製剤
   C モノクローナル抗体製剤
  8 HIV感染症(エイズ,AIDS)治療薬
   A 逆転写酵素阻害薬
   B インテグラーゼ阻害薬
   C HIVプロテアーゼ阻害薬
   D ケモカイン受容体拮抗薬
   E 抗生物質
  9 C型肝炎治療薬
 15 先端免疫学─創薬と医療をめざして
  1 構造生物学と免疫学
   A タンパク質の立体構造解析
   B X線結晶構造解析
   C NMR解析(核磁気共鳴解析)
   D 電子顕微鏡解析
   E 立体構造解析の生命科学への寄与
   F 構造免疫学─抗体が抗原を見分けるしくみ─
   G 構造生物学の展望
  2 抗体医薬品
   A 抗体医薬品:背景と歴史
   B 抗体医薬品の現状
   C 抗体医薬品の展望
  3 免疫寛容
   A 免疫寛容とは何か
   B 免疫寛容のメカニズム
   C 免疫寛容と治療
  4 がんの免疫療法
   A 免疫療法とは
   B 樹状細胞(DC)療法
   C リンパ球療法
   D 免疫抑制解除法
   E 今後の課題と展望

付録
 付録1 定期の予防接種
 付録2 日欧米における既承認抗体医薬品
本書における薬学教育モデル・コアカリキュラム対応一覧
索引

囲み記事
 濾胞性T細胞(TFH)
 NKT細胞
 抗体の糖鎖の役割
 Fab医薬品
 IgG4の構造と機能
 IgDの機能
 HER2遺伝子
 感染症と補体の欠損
 呼吸バースト
 マクロファージと樹状細胞
 マクロファージとNK細胞の相互作用
 創薬ターゲットとしてのILC2
 抗原原罪
 B7ファミリー
 対立遺伝子排除
 ハプロタイプ
 疾患感受性とMHCの多型性
 B細胞エピトープの多様性
 胸腺をもたないマウス
 機能的再構成
 ダブルポジティブT細胞の運命決定
 免疫記憶の成立機構
 受容体編集
 造血幹細胞ニッシェ(ニッチ)
 造血幹細胞から未熟B細胞まで
 リンパ球の維持
 脂質および神経伝達物質によるリンパ節脱出の制御
 スプライシング
 結合部多様性
 体細胞高頻度突然変異
 TFHとサイトカイン
 エリスロポエチン(EPO)による貧血治療
 がん治療とサイトカイン
 後遅延型反応と気管支喘息
 薬物アレルギー
 食物アレルギー
 アレルギーと自己免疫疾患の違い
 腫瘍抗原と免疫機構
 予防医学での新しい腫瘍マーカー
 拒絶反応を利用した白血病治療法(ミニ移植)
 記憶T細胞の種類
 粘膜免疫におけるT細胞
 結核ワクチン開発の難しさ
 C型肝炎に対するIFNフリー療法
 マラリアワクチンの開発
 COVID-19の抗原変異とワクチン
 アジュバントと抗原性
 薬剤耐性インフルエンザウイルス
 風疹ワクチンの歴史
 スギ花粉症の舌下免疫療法
 妊娠とT細胞
 HLA-Gの構造と機能
 新生児期免疫寛容
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と年齢
 T細胞老化マーカーPD-1について
 抗原の投与方法と免疫惹起
 モノクローナル抗体の作製法
 ELISA,ウエスタンブロッティングの操作法
 生物学的製剤の免疫原性
 アレルギーのマスタースイッチ:TSLP
 注目の革新的技術:クライオ電子顕微鏡
 バイオマーカーに基づいた層別化医療の現状
 がん免疫療法の最新情報

サイトカイン・CD等一覧
 表4-1 代表的なCD抗原
 表7-1 主なサイトカイン(インターロイキン,インターフェロン,腫瘍壊死因子)の産生細胞と機能
 表7-2 主な造血系サイトカインの産生細胞・組織と機能
 表7-3 主なケモカインの産生細胞と機能