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看護学テキストNiCE

緩和ケア 改訂第2版【電子版】

尊厳ある生と死,大切な生活をつなぐ技と心

梅田 恵 射場 典子 (編集)

出版社
南江堂
電子版ISBN
978-4-524-20386-4
電子版発売日
2023/02/13
ページ数
308ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥2,640 (本体¥2,400+税10%)

特記事項
2025年1月ごろ改訂版が発売される予定です。
印刷版ISBN
978-4-524-25512-2
印刷版発行年月
2018/01
ご利用方法
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同時使用端末数
3
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
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※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています
必要メモリ容量
60 MB以上
ご利用方法
アクセス型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
1
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※導入・利用方法の詳細はこちら

概要

看護学生が緩和ケアの概念を理解し、看護実践を提供するための基礎知識習得を目指したテキストの改訂版。緩和ケアを“診断時からすべての病気にわたって行われるケア”として捉え、必須の知識や実践についてわかりやすく解説。今改訂では、平成30年版国家試験出題基準に対応し、心不全、慢性呼吸不全への緩和ケアを追加した。

目次

【内容目次】
第I章 緩和ケアとは
 1.病い、苦しみ、生と死
 2.尊厳ある生と死、大切な生活をつなぐケア
  A.全人的苦痛のとらえ方
  B.ケアの目標となる概念
  C.ケアの土台となる看護師の姿勢
 3.緩和ケアの歴史と定義
  A.緩和ケアの歴史
  B.緩和ケアの定義
  C.緩和ケアに類似した用語
 4.緩和ケアにおけるチームアプローチ
  A.チームアプローチ
  B.チームアプローチにおける看護師の役割、特徴
  C.緩和ケアに携わるメンバーの役割、特徴
  D.チームアプローチにおける障壁
  E.緩和ケアにおけるチームアプローチの推進
 5.がんと緩和ケア
  A.がんについての理解の進歩
  B.がん医療における集学的治療
  C.侵襲が伴うがん治療
  D.個々の志向や自律性の尊重
  E.“がん”の診断と死
 6.緩和ケアをとりまく今日の状況
  A.日本の緩和ケア政策の変遷
  B.がん対策基本法と緩和ケア
  C.地域包括ケアと緩和ケア
 7.さまざまな場における緩和ケア
  A.在宅
  B.一般病棟(緩和ケアチーム)
  C.ホスピス・緩和ケア病棟
第II章 緩和ケアの基盤となる考え方
 はじめに-尊厳を支えるケア
 1.日常生活を支えるケア
  A.日常生活を支えるためのアセスメント項目
  B.清潔ケア
  C.食事
  D.口腔ケア
  E.排泄
  F.睡眠・休息
  G.ポジショニング
  H.気分転換
 2.意思決定を支えるケア
  A.意思決定とは
  B.医療における意思決定のタイプ
  C.意思決定支援の必要性
  D.意思決定支援と倫理
  E.意思決定支援における看護師の姿勢
  F.意思決定の影響要因と方法
 3.家族ケア
  A.対象の理解
  B.家族ケアの基盤となる概念の理解
 4.喪失と悲嘆のケア
  A.喪失とは
  B.悲嘆とは
  C.悲嘆に影響する要因
  D.悲嘆のプロセス
  E.死別前後の家族支援(グリーフケア)
  F.看護師が受ける悲嘆
 5.スピリチュアルケア
  A.スピリチュアル、スピリチュアリティとは
  B.スピリチュアルペインとアセスメント
  C.スピリチュアルケア
第III章 緩和ケアの実践方法
 1.緩和ケアの実践(看護ケア)の基本的な考え方
 2.痛みのマネジメント
  A.痛みの理解
  B.痛みの生活への影響
  C.痛みのアセスメント
  D.薬物療法による痛みの緩和
  E.化学療法による痛みの緩和
  F.手術療法による痛みの緩和
  G.放射線療法とIVRによる痛みの緩和
  H.神経ブロックによる痛みの緩和
  I.補完代替療法による痛みの緩和
 3.呼吸困難のマネジメント
  A.メカニズム
  B.アセスメント
  C.症状緩和方法
 4.悪心・嘔吐のマネジメント
  A.メカニズム
  B.アセスメント
  C.症状緩和方法
 5.腹部膨満感のマネジメント
  5-1 消化管閉塞
   A.メカニズム
   B.アセスメント
   C.症状緩和方法
  5-2 腹水
   A.メカニズム
   B.アセスメント
   C.症状緩和方法
 6.便秘のマネジメント
  A.メカニズム
  B.アセスメント
  C.症状緩和方法
 7.倦怠感のマネジメント
  A.メカニズム
  B.アセスメント
  C.症状緩和方法
 8.浮腫のマネジメント
  A.メカニズム
 9.睡眠障害のマネジメント
  A.メカニズム
  B.アセスメント
  C.症状緩和方法
 10.不安のマネジメント
  A.メカニズム
  B.アセスメント
  C.症状緩和方法
 11.うつのマネジメント
  A.メカニズム
  B.アセスメント
  C.症状緩和方法
 12.せん妄のマネジメント
  A.メカニズム
  B.アセスメント
  C.症状緩和方法
第IV章 看取りのケア
 1.看取りのケアとは
  A.日本における「看取り」とは
  B.看取りのケアとは
 2.死が近づいた患者へのケア
  A.死が近づいたときの身体的変化
  B.死が近づいたときの心の変化
  C.死が近づいたときの症状マネジメント
  D.死が近づいたときのケア
  E.死亡後のケア
 3.看取りを迎える家族へのケア
  A.看取りを迎える家族の特徴
  B.家族へのケア
 4.死の迎え方の多様性
  A.看取りと文化
  B.外国人に対する看取り
第V章 がんの事例で学ぶ緩和ケアの実際
 1.事例(1)場をつなぐ-肺がん多発骨転移により痛みを抱えて生活する患者への継続看護
  A.アセスメント-肺がん、骨転移による痛み、地域との連携
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評価
  E.まとめ
 2.事例(2)セルフケアを促す-患者が自分でも症状緩和を図れると感じられるようなかかわり
  A.アセスメント-呼吸困難、セルフケア能力
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評価
  E.まとめ
 3.事例(3)家族のケア-終末期にある患者の妻の予期悲嘆に対する援助
  A.アセスメント-妻の情緒的な緊張状態
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評価
  E.まとめ
 4.事例(4)スピリチュアルケア-死を正視することを余儀なくされて苦悩する患者へのかかわり
  A.アセスメント-スピリチュアルペイン
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評価
  E.まとめ
 5.事例(5)在宅での看取り-痛みの強い終末期がん患者の在宅での看取り
  A.アセスメント-終末期状態、がんの痛み
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評価
  E.まとめ
 6.事例(6)チームによる緩和ケア-病棟看護チームと緩和ケアチームが協働した壮年期の患者・家族へのかかわり
  A.アセスメント-その人らしい過ごし方
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評価
  E.まとめ
 7.事例(7)看護師が行うグリーフケア-妻を見送った夫の悲しみへのかかわり
  A.アセスメント-夫の悲嘆、健康状態と生活の維持、孤立・孤独感の増強
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評価
  E.まとめ
第VI章 多様な疾患をもつ人への緩和ケア
 はじめに
 1.認知症を患う人への緩和ケア
  A.認知症とは
  B.認知症患者への緩和ケア
  C.中核症状と周辺症状
  D.症状緩和の要素と看護
 2.難病を患う人への緩和ケア
  A.難病とALS
  B.ALS患者への緩和ケアの始まりとその必要性
  C.ALS患者が経験する困難の特徴
  D.ALS患者への緩和ケアの実践
  E.難病患者への緩和ケアの現状と課題
 3.エイズを患う人への緩和ケア
  A.エイズ患者の特徴
  B.エイズ患者の治療の現状
  C.エイズ患者の緩和ケアの特徴-事例
 4.心不全を患う人への緩和ケア
  A.心不全における緩和ケアの考え方
  B.症状マネジメント
  C.アドバンス・ケア・プランニングの考え方
  D.心不全患者の緩和ケアに関する課題
 5.慢性呼吸不全を患う人への緩和ケア
  A.慢性呼吸不全における緩和ケアの考え方
  B.症状マネジメント
  C.アドバンス・ケア・プランニングの考え方
  D.慢性呼吸不全患者の緩和ケアに関する課題
第VII章 緩和ケアの今後の展望
 1.諸外国における緩和ケアの体制
  A.米国における緩和ケアの体制
  B.英国における緩和ケアの体制
  C.オーストラリアにおける緩和ケアの体制
 2.日本における緩和ケアの展望と課題
  A.コミュニティケアとしての緩和ケア
  B.緩和ケアにおける専門家の育成
  C.緩和ケアにおける研究課題
索引