甲状腺細胞診アトラス【電子版】
- 出版社
- 医学書院
- 電子版ISBN
- 978-4-260-63909-5
- 電子版発売日
- 2019/07/08
- ページ数
- 256ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥11,000 (本体¥10,000+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-260-03909-3
- 印刷版発行年月
- 2019/06
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概要
目次
甲状腺細胞診の判定区分と該当する所見および標本・疾患
I 総論
1 甲状腺細胞診の臨床検査における位置付け
a 細胞診と組織診の関係
b 甲状腺穿刺吸引細胞診
2 甲状腺疾患の細胞診と組織診
a 甲状腺細胞診の対象となる疾患
b 甲状腺癌取扱い規約/WHO甲状腺組織分類との関係
c 「甲状腺癌取扱い規約」第7版の意義と甲状腺細胞診報告様式
3 甲状腺細胞診報告様式の概要
a 判定区分
b 所見および推定病変
c ベセスダシステムとの違い
(1)嚢胞液の適正・不適正
(2)悪性危険度と推奨する臨床対応
(3)その他の事項
4 検体採取と検体処理
a 穿刺吸引手技
(1)目的
(2)適応と禁忌
(3)インフォームドコンセント
(4)準備と前処理
(5)超音波診断装置の設定
(6)穿刺部位
(7)刺入法
(8)原理
(9)穿刺方法
(10)穿刺手技
b 塗抹法
c 固定法
d 液状処理検体標本作製法
e 液状処理法導入の意義
5 塗抹標本と液状処理標本の見方の違い
a 液状処理標本の導入
b 液状処理標本における細胞像の一般的特徴
(1)背景
(2)出現様式
(3)細胞質
(4)核
c 代表的な甲状腺疾患における液状処理標本の細胞像
(1)橋本病
(2)腺腫様甲状腺腫
(3)濾胞性腫瘍
(4)乳頭癌
(5)髄様癌
(6)リンパ腫
II 診断カテゴリーに特徴的な細胞所見
1 検体不適正
a 検体不適正とは
b 標本作製不良
c 病変を推定するに足る細胞ないし成分の不足
2 嚢胞液
Memo 悪性の危険度と臨床的対応
Memo 頸部リンパ節穿刺検体が嚢胞液の場合
3 良性
a 腺腫様甲状腺腫
Memo 良性濾胞性結節とは
Memo 濾胞性腫瘍との相違点
Memo 濾胞型乳頭癌との相違点
Memo 通常型乳頭癌の乳頭状構造との相違点
b 甲状舌管嚢胞
c バセドウ病(グレーブス病)
d アミロイド甲状腺腫
e 急性甲状腺炎
f 亜急性甲状腺炎(ド・ケルヴァン甲状腺炎)
g 橋本病(慢性甲状腺炎)
Memo リンパ球性甲状腺炎とは
h IgG4 関連甲状腺炎
i リーデル甲状腺炎
4 意義不明
a 乳頭癌の可能性がある標本
b 濾胞性腫瘍の可能性がある標本
c 好酸性細胞型濾胞性腫瘍の可能性がある標本
d リンパ腫と橋本病の鑑別が困難な標本
e 髄様癌の可能性がある標本
f 特定の病変が推定困難な標本
Memo 臨床的対応と精度管理
5 濾胞性腫瘍
a 濾胞性腫瘍(意義不明を含む)
b 好酸性細胞型濾胞性腫瘍
c 異型腺腫
Memo 濾胞性腫瘍の臨床的対応と精度管理
Memo 「甲状腺癌取扱い規約」第7版と「ベセスダシステム」第2版との違い
6 悪性の疑い
7 悪性
a 乳頭癌
(1)通常型
(2)濾胞型乳頭癌
(3)大濾胞型乳頭癌
(4)好酸性細胞型乳頭癌
(5)びまん性硬化型乳頭癌
(6)高細胞型乳頭癌
(7)充実型乳頭癌
(8)篩型乳頭癌
b 低分化癌
c 未分化癌
d 髄様癌
Memo 診断的アプローチ
e リンパ腫
(1)MALTリンパ腫
(2)びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
(3)濾胞性リンパ腫
Memo 術前診断アルゴリズム
f 転移性(続発性)腫瘍
III NIFTPをめぐる諸問題
1 NIFTP誕生の背景と経緯
a 乳頭癌の診断基準の変遷
b 癌として治療することで,どのような不都合が起こったか
c 癌の診断基準が病理医ごとに違っていた
d 境界腫瘍の提唱
e 境界腫瘍は,再発/転移しないのか?
f 境界腫瘍を癌の前駆病変と仮定すると,NIFTPを経過観察したら
進行癌になるのか?
g NIFTPの導入は細胞診にどのような影響を与えるか?
2 WHO 組織分類 第4版で提起されたいわゆる境界病変
a 被包性濾胞型腫瘍とは
b WHO分類 第4版の変更のポイント
3 NIFTPの細胞診判定
a 通常型乳頭癌と濾胞型乳頭癌
b 非浸潤性濾胞型乳頭癌からNIFTPへの改名
c NIFTP導入の影響
d NIFTPによる誤診の防止
e 濾胞型乳頭癌と通常型乳頭癌の細胞所見
f NIFTPと通常型乳頭癌の細胞学的鑑別法
g 乳頭癌の細胞診で特に注意すること
4 細胞診専門医・病理専門医からみたNIFTP
a 被包性濾胞型乳頭癌とNIFTP
b 乳頭癌の核所見とは
c NIFTPの診断基準
d NIFTP診断の実際
e NIFTP診断の問題点
5 病理専門医から見たNIFTP―NIFTPと診断すべき腫瘍とは何か?
a NIFTPの名称が適当かもしれない腫瘍
b 異型腺腫
c 硝子化索状腫瘍
d Well differentiated tumor-uncertain malignant potential(WDT-UMP)
e 被包型乳頭癌
f 濾胞型乳頭癌
g 大濾胞型乳頭癌
h 篩型乳頭癌
i まとめ
6 超音波専門医からみたNIFTP
a 濾胞型乳頭癌の超音波診断
b 濾胞型乳頭癌におけるNIFTPとNIFTP以外の濾胞型乳頭癌との
超音波所見の違い
c NIFTPの臨床像
d NIFTPの診断における超音波診断の位置付け
7 内分泌外科専門医からみたNIFTP
a 術前診断―過剰診断からの対応
b 治療
c 術後診断
d NIFTPは術前診断可能か
e NIFTP導入の問題点
索引