わかりやすい電気メスの本【電子版】
- 出版社
- 金原出版
- 電子版ISBN
- 978-4-307-80325-0
- 電子版発売日
- 2018/11/12
- ページ数
- 208ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,300 (本体¥3,000+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-307-20325-8
- 印刷版発行年月
- 2014/04
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概要
目次
1.金属のメスで直接切れば血が出ます
2.電気メスのコンセプトは「血を出さないで切る」
3.雷から放電を考える
4.ジュ-ル熱とは
もっと深く!! 1.体内諸臓器の抵抗値を考える
第1章 電気メスはなぜ切れる? 主役はジュ-ル熱、放電は脇役
1.電流は患者さんの身体の中を流れている
2.ジュ-ル熱と放電熱
3.それでは、なぜ切れるか?
4.電流密度の高い状況がなぜ必要か?
5.なぜ「連続的な電流」が必要なのか?
もっと深く!! 2.究極の1点-電気メスの場合はア-ク放電を利用する
第2章 人体はなぜ感電しないのか?
1.感電とは?
2.電気メスの電流は高周波を使用している
3.人体で試してみました
もっと深く!! 3.どれくらいの周波数の高周波電流を用いなければならないのか?
第3章 そもそも凝固coagulationとは何?
1.凝固の定義
2.身近な蛋白質の変性から考えてみよう
3.熱が細胞に与える影響は?
4.熱が生体の蛋白質に与える影響まで掘り下げてみよう
エナジ-・マスタ-への道 1.Media(plasma cloud、 steam envelope)という考え方
第4章 放電凝固 fulgurationの理論 主役は放電熱、ジュ-ル熱はかすんでしまう
1.放電による凝固モ-ドの基本は断続波である
2.デュ-ティ-サイクルduty cycleとは?
3.クレストファクタ-とは?
4.放電凝固モ-ドでは組織に触れず、高い電圧をかける
もっと深く!! 4.バジングbuzzingについて
もっと深く!! 5.飛び込みで考える切開と凝固
エナジ-・マスタ-への道 2.ソフト凝固SOFT COAGを考えるための基本用語
第5章 ソフト凝固SOFT COAG(無放電凝固)とは?
1.ソフト凝固SOFT COAGは放電を必要としない
2.無放電凝固と比較して考えてみる
3.先端電極としてボ-ル電極、IO電極が有用
4.エフェクト(電圧)が低いと、凝固層が深くなる
5.ソフト凝固は万能ではない
もっと深く!! 6.単極電極による凝固の経時的変化
エナジ-・マスタ-への道 3.切開Cutと凝固Coagのパラドックス
第6章 近代電気メスの仕組み 電気凝固システムの基本的な回路から考える
1.一般的な電気メスの仕組み
2.ラジオがなぜ聞こえるか?から考えてみよう
3.スパ-クギャップ方式から真空管へ
4.トランジスタ導入─現在の回路の完成
もっと深く!! 7.なぜ放電を利用して発振回路がつくれるか?
第7章 なぜVIOは優れているのか?
1.CPUを搭載した電気凝固システム
2.VIOの各種モ-ドについて
3.これがVIOの真骨頂-出力の自動制御
4.自動制御のアルゴリズム
もっと深く!! 8.実は電圧も変化している
もっと深く!! 9.パワ-ピ-クシステム(PPS)とは
第8章 VIOの代表的な各種モ-ド
1.定格負荷抵抗値とは?
2.それでは電気メスではどうなっているのか?
3.それぞれのモ-ドの特徴
もっと深く!! 10.VIOの定格負荷抵抗はどのように考えるのか?
第9章 ForceTriad エネルギ-プラットフォ-ム
1.ForceTriadの各種モ-ド
2.では、Valleylabモ-ドは?動物実験の結果を比較して考えてみる
3.なぜこのような高いパフォ-マンスが再現可能か?
4.グラフで見るForceTriadのモ-ド
5.VIO300Dと比較して考えるForceTriad
第10章 バイポ-ラデバイス
1.バイポ-ラデバイスの基本的な考え方
2.VIOのバイポ-ラシステム
3.BiClamp
4.LigaSure
5.ENSEAL
6.3つのシ-リングデバイスの比較-では、どれを使用するか?
もっと深く!! 11.RF60接続ENSEALの高い耐圧性を再考察する
第11章 対極板の役割は「縁の下の力持ち」It works behind the scenes!
1.対極板部位でなぜ熱傷が起こりえるのか?
2.対極板発展の歴史
3.ほとんどの対極板は分割型
4.VIOの対極板の貼付方向は決まっている
5.他の対極板は、貼る方向を考える必要があるのか?
第12章 電気メスの原理 放電現象を中心に
1.放電現象とは
2.ア-ク放電
3.高周波放電
4.生体の電気的性質
5.生体の熱伝導
もっと深く!! 12.ア-ク放電をさらに深く考えてみる
エナジ-・マスタ-への道 4.Ecosurgery
最終章 一歩だけ、前に 電気メスの歴史
1.原始的な止血法と生体物理学としての発見
2.CushingとBovieの功績
3.真空管の導入
4.真空管からトランジスタへ-ソリッドステ-ト型電気メスの到来-
5.スプレ-モ-ドの創始-電気メス装置に新風を吹き込む-
6.CPU搭載へ
7.付属品の発達
年表
参考文献・参考資料
索 引