構音障害の臨床 改訂2版【電子版】
- 出版社
- 金原出版
- 電子版ISBN
- 978-4-307-87089-4
- 電子版発売日
- 2023/03/10
- ページ数
- 144ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,080 (本体¥2,800+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-307-37089-9
- 印刷版発行年月
- 2015/07
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概要
2.「注意を向けてほしいところ」「訓練を進める上でのコツ」などに下線を引き重要なポイントを示しました。
3.実際の症例の構音訓練経過の項目を加えました。
目次
1.構音とは
a.構音のメカニズム
b.構音器官とその構音時の役割
1)喉頭
2)咽頭
3)口蓋
4)舌
5)口唇
6)顎
2.言語発達・構音発達
3.構音障害の分類
a.器質性構音障害
b.機能性構音障害
c.運動障害性構音障害
II章 構音障害の症状
1.構音障害の誤り音の分類
2.口蓋裂(先天性鼻咽腔閉鎖不全症を含む)にみられる構音障害
a.共鳴の異常
b.呼気鼻漏出による子音の歪み
c.異常構音
3.機能性構音障害にみられる構音障害
a.発達途上にみられる構音状態が改善しないもの
b.異常構音
4.異常構音の種類とその特徴
a.声門破裂音 glottal stop
1)声門破裂音の特徴
2)声門破裂音の評価診断上の留意点
b.咽(喉)頭摩擦音 pharyngeal fricative
1)咽(喉)頭摩擦音の特徴
2)咽(喉)頭摩擦音の評価診断上の留意点
c.咽頭破裂音 pharyngeal stop
1)咽頭破裂音の特徴
2)咽頭破裂音の評価診断上の留意点
d.口蓋化構音 palatalized articulation
1)口蓋化構音の特徴
2)口蓋化構音の評価上診断上の留意点
e.側音化構音 lateral articulation
1)側音化構音の特徴
2)側音化構音の評価診断上の留意点
f.鼻咽腔構音 nasopharyngeal articulation
1)鼻咽腔構音の特徴
2)鼻咽腔構音の評価診断上の留意点
III章 構音障害の評価診断のための検査
1.構音検査
a.構音検査法
b.構音障害の判定
2.構音器官の形態と機能の検査
a.鼻
b.口唇
c.舌
d.歯
e.硬口蓋
f.軟口蓋
g.その他
3.鼻咽腔閉鎖機能の検査
a.音声言語による検査
b.ブローイング(blowing)検査
c.口腔内の評価
d.器機を使った検査
4.その他の検査
IV章 構音障害の治療
1.構音治療とは
a.経過観察・環境調整
b.器質的異常の改善(外科的治療、補綴的治療)
1)鼻咽腔閉鎖機能、瘻孔
2)歯列不正、咬合不全
3)舌小帯短縮症
c.構音訓練
2.構音訓練
a.構音訓練の適応
b.構音訓練のプログラム
1)誤り音の自覚
2)正しい構音操作の獲得
3)正しい音の習慣化
3.系統的構音訓練の方法
a.系統的構音訓練とは
1)単音、単音節の練習
2)無意味音節の練習
3)単語練習
4)短文、文章の練習
5)歌の練習
6)会話の練習
b.構音訓練を開始するにあたっての問題点と注意点
c.訓練時間や訓練回数と練習の進め方
V章 構音障害の具体的な構音訓練方法
1.声門破裂音の構音訓練
a.声門破裂音の構音訓練に際しての留意点
1)喉頭の緊張(不自然な力)の除去
2)訓練を進める際の訓練音の順序と注意点
b.声門破裂音の具体的な改善方法 −正しい音の獲得から単語・短文練習まで−
1)「ぱ行音、ば行音」の改善
2)「か行音、が行音」の改善
3)「た行音、だ行音」の改善
4)「さ行音、ざ行音」の改善
5)「は行音」の改善
c.声門破裂音の具体的な改善方法 −正しい音の日常会話までの安定−
1)文章練習
2)系列語や歌を使った練習
3)日常会話の練習
2.咽(喉)頭摩擦音の構音訓練
a.咽(喉)頭摩擦音の構音訓練に際しての留意点
1)舌の動きを変える
2)訓練を進める際の訓練音の順序と注意点
b.咽(喉)頭摩擦音の具体的な改善方法 −正しい音の獲得から単語・短文練習まで−
1)「さ行音」の改善
2)「ざ行音」の改善
3)「ち、つ」の改善
c.咽(喉)頭摩擦音の具体的な改善方法 −正しい音の日常会話までの安定−
1)文章練習
2)系列語や歌を使った練習
3)日常会話の練習
3.咽頭破裂音の構音訓練
a.咽頭破裂音の構音訓練に際しての留意点
1)舌の動きを変える
2)訓練を進める際の音の順序と注意点
b.咽頭破裂音の具体的な改善方法 −正しい音の獲得から単語・短文練習まで−
1)「が行音、か行音」の改善
2)その他
c.咽頭破裂音の具体的な改善方法 −正しい音の日常会話までの安定−
1)文章練習
2)系列語や歌を使った練習
3)日常会話の練習
4.口蓋化構音の構音訓練
a.口蓋化構音の構音訓練に際しての留意点
1)舌の脱力
2)訓練を進める際の訓練音の順序と注意点
b.口蓋化構音の具体的な改善 −正しい音の獲得から単語・短文練習まで−
1)舌の脱力
2)「さ行音、ざ行音」の改善
3)「た行音、だ行音」の改善
4)「な行音」の改善
5)「ら行音」の改善
c.口蓋化構音の具体的な改善方法 −正しい音の日常会話までの安定−
1)文章練習
2)系列語や歌・日常会話の練習
5.側音化構音の構音訓練
a.側音化構音の構音訓練に際しての留意点
1)舌の脱力
2)訓練を進める際の訓練音の順序と留意点
b.側音化構音の具体的な改善方法 −正しい音の獲得から単語・短文練習まで−
1)舌の脱力
2)「い列音」の改善
3)「さ行音、ざ行音」の改善
4)「ち、つ」の改善
5)「け、げ」の改善
6)その他の音節の改善
c.側音化構音の具体的な改善方法 −正しい音の日常会話までの安定−
1)文章練習
2)系列語や歌・日常会話の練習
6.鼻咽腔構音の構音訓練
a.鼻咽腔構音の構音訓練に際しての留意点
1)口腔から呼気を出す
2)訓練を進める際の練習音の順序と注意点
b.鼻咽腔構音の具体的な改善方法 −正しい音の獲得から単語・短文練習まで−
1)「い列音、う列音」の改善
2)「さ行音、ざ行音」「ち」「つ」の改善
c.鼻咽腔構音の具体的な改善方法 −正しい音の日常会話までの安定−
1)文章練習
2)系列語や歌・日常会話の練習
7.機能性構音障害(音の置換、省略など)の構音訓練
a.「ぱ行音、ば行音」の改善
b.「か行音、が行音」の改善
c.「た行音、だ行音」の改善
d.「さ行音、ざ行音」の改善
e.「ら行音」の改善
f.その他
VI章 症例の構音訓練経過
1.声門破裂音症例の構音訓練経過
a.症例1
b.検査および評価診断
c.系統的構音訓練の概要
d.訓練経過
まとめ
2.口蓋化構音症例の構音訓練経過
a.症例2
b.検査および評価診断
c.系統的構音訓練の概要
d.訓練概要
まとめ
3.鼻咽腔構音と置換の症例の構音訓練経過
a.症例3
b.検査および評価診断
c.系統的構音訓練の概要
d.訓練経過
まとめ
VII章 構音障害の実態と構音訓練成績
1.構音障害の実態
a.東大病院耳鼻咽喉科言語外来における構音障害症例の実態
1)構音障害症例について
2)当科来院までの経過
3)構音障害の種類
b.構音障害の出現について
2.構音訓練成績
a.東京病院耳鼻咽喉科言語外来における構音訓練
1)構音訓練結果
2)訓練に影響する要因
3.構音障害の実態と構音訓練のまとめ
参考文献
索引