消化管がんPractical Treatment【電子版】
- 出版社
- メジカルビュー社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2022/11/01
- ページ数
- 298ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥5,720 (本体¥5,200+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-7583-0373-6
- 印刷版発行年月
- 2014/08
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 3
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています - 必要メモリ容量
- 66 MB以上
- ご利用方法
- アクセス型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら
この商品を買った人は、こんな商品も買っています。
概要
各項目は「point」のほか,相対する考え方がある場合に両論を併記し「pros」「cons」のアイコンでわかりやすく論点を整理。化学療法に手術療法や放射線療法を加えた集学的治療を掲載し,化学療法だけではない治療全般にも対応する。
目次
エビデンスの乏しい消化管がん治療の考え方 山田康秀
臓器障害例
高齢者
PS低下例
薬物代謝酵素遺伝子多型
抗がん剤による治療関連死を決して起こさない
Ⅱ こんなとき治療をどうするか
①腎機能障害例での抗がん剤の使い方 岩佐 悟
腎機能障害を伴う化学療法の考え方
消化管がん治療に主に用いられる抗がん剤と腎機能障害時の対応
腎機能障害例での進行食道がん
腎機能障害例での進行胃がん
腎機能障害例での進行大腸がん
②肝障害例での抗がん剤の使い方 沖田南都子
肝障害時の化学療法
消化管領域で使用する抗がん剤の代謝,肝障害時の投与方法
③糖尿病患者への抗がん剤の使い方 坂井大介
糖尿病の合併症と管理
糖尿病患者のステロイド管理
④抗がん剤使用中の糖尿病患者に対するマネジメント 大橋 健
抗がん剤使用中の血糖コントロールの目標
ステロイドによる高血糖
食欲低下への対応
高カロリー輸液
経管栄養
インフォームドチョイスと糖尿病専門医との連携
⑤心筋梗塞既往,心不全,脳梗塞患者への抗がん剤の使い方 庄司広和
心筋梗塞既往,心不全患者への抗がん剤の使い方
脳梗塞既往患者への抗がん剤の使い方
⑥抗凝固療法施行中患者への抗がん剤の使い方 橋本浩伸
ワルファリンと抗がん剤の相互作用
ワルファリン代替薬としてのダビガトラン
⑦高齢者に対する抗がん剤の使い方 牧山明資
高齢者のがんについて知っておくべき“基本事項”
高齢者のがんについて知っておくべき“注意事項”
高齢者がんについて知っておくべき“エビデンス”と治療の実際
高齢者がんについて知っておくべき“新たな試み”
高齢者がんにおける“治療のゴール”とは?
⑧骨転移併存例での化学療法 高橋俊二
骨転移患者の化学療法の問題点
骨転移の薬物療法
特殊な病態
⑨中枢神経転移例に対する全身化学療法,髄腔内注入の使い方 赤塚壮太郎
がん性髄膜炎に対する治療
poor riskに対する治療
good riskに対する治療
治療経過中に中枢神経転移が出現することはまれではない
⑩UGT1A1のpoor metabolizerにイリノテカンをどう使うか? 佐藤太郎
UGT1A1とは
UGT1A1のpoor metabolizerとは
UGT1A1*28ホモ接合体患者におけるデータ
日本人におけるpoor metabolizerは
UGT1A1遺伝子多型に基づく,塩酸イリノテカンの用量設定試験
臨床でどのように使うか
⑪閉塞性黄疸合併患者に対する化学療法 沖田南都子
閉塞性黄疸に対するドレナージの適応と方法
減黄処置後の化学療法開始の目安
⑫閉塞性黄疸患者に対する経皮的胆道治療(ステント・PTCD) 竹内義人
経皮的胆道治療の一般的な考え方
閉塞機転別にみた内瘻術の考え方
特殊な場合
内視鏡下治療との使い分け
Ⅲ 大腸がん治療のpractice
①抗EGFR抗体の使いどころ,効果予測 小峰啓吾,石岡千加史
抗EGFR抗体薬とは
抗EGFR抗体薬の使いどころ
効果予測因子
今後の展望
②抗EGFR抗体の副作用,マネジメントの実際 津田享志,中島貴子
投与前に注意すべき合併症
副作用マネジメント
③抗VEGF抗体の使いどころ,効果予測 谷口浩也,室 圭
エビデンスの概説
ベバシズマブの使いどころ
ベバシズマブの効果予測
④抗VEGF抗体の副作用,マネジメント 平島詳典
高血圧
蛋白尿
血栓塞栓症(心筋梗塞,脳梗塞,肺血栓塞栓症)
消化管穿孔
⑤レゴラフェニブの使い方 後藤 歩,市川靖史
治療対象
投与用法・用量
薬物動態
治療効果
有害事象
症例提示
best supportive careになりうる症例の新たな治療選択肢
⑥KRAS codon13症例に対して抗EGFR抗体を投与すべきか? 髙橋直樹
抗EGFR抗体の治療対象とEGFR下流シグナル遺伝子変異
KRAS codon13変異型に対する化学療法
⑦オキサリプラチンのアレルギー,間質性肺炎にどう対処するか? 西谷 仁
オキサリプラチンによるアレルギー
アレルギー回復後に再投与は可能か?
オキサリプラチンによる間質性肺炎
⑧オキサリプラチンの神経毒性にはどう対処するか? 笹原由理子
オキサリプラチンによる末梢神経障害
末梢神経障害の予防・対処法
⑨Stage Ⅳ症例に対して化学療法に先立ち原発巣を切除すべきか? 堀部昌靖,浜本康夫
各種ガイドライン
基本姿勢
今後の展望
⑩腹膜播種例に対する化学療法 嶋田 顕
腹膜播種に対する治療の考え方
腹膜播種に対する化学療法の考え方
腹膜播種症例に対する分子標的薬の考え方
有効な薬剤を「使い切る」
⑪肝切除周術期の化学療法 植竹宏之,石川敏昭,石黒めぐみ,杉原健一
大腸がん肝転移に対する治療成績
周術期化学療法
今後の展望
⑫肝転移の切除適応はあるのか? 奈良 聡
なぜ肝切除をするのか?
肝切除と化学療法をどう使いわけるか?
⑬肝転移にRFAの適応はあるのか? 椎名秀一朗,建石良介
大腸がん肝転移の治療決定因子
ラジオ波治療(RFA)とは
切除可能の大腸がん肝転移に対するRFAの適応
切除不能の大腸がん肝転移に対するRFAの適応
肝転移にRFAの適応はあるのか?
⑭転移巣切除後の化学療法 加藤弥菜,稲葉吉隆
術後化学療法の背景
肝転移切除後の化学療法
肝転移以外の転移巣切除後の化学療法
オプションとしての転移巣切除後化学療法
⑮肺転移の切除適応はあるのか? 櫻井裕幸
転移性肺腫瘍に対する手術治療の原則
転移性肺腫瘍切除後の予後因子
転移性肺腫瘍切除後の5年生存率
転移性肺腫瘍に対する手術術式
転移性肺腫瘍切除後の再発形式
今後の転移性肺腫瘍に対する治療方針
⑯Stage Ⅱ,Ⅲ結腸がんにおける術後化学療法 板橋道朗,亀岡信悟
術後化学療法の目的
Stage Ⅱではすべて治療しないのか?
Stage Ⅲではすべて治療するのか?
ステージマイグレーションの問題
海外のデータを日本にあてはめることができるか?
⑰直腸がんにおける術前・術後の化学療法 合志健一,伊藤雅昭,齋藤典男
周術期化学療法
分子標的治療薬
⑱がん下大静脈症候群に対するステント治療 荒井保明
病態に対する理解
ステント留置の意義
適応判断
手技の概要と術中,術後管理
臨床成績
配慮すべき臨床上の重要点
⑲大腸狭窄に対する緩和的ステント 坂本 琢
ストーマか,ステントか
大腸ステント留置のメリット・デメリット
大腸ステント留置の注意点
大腸ステント留置におけるディシジョンメイキング
⑳全身化学療法後の肝動注療法 荒井保明
治療法の概要
適応判断
臨床成績
配慮すべき臨床上の重要点
㉑切除不能悪性腹膜中皮腫に対する全身化学療法 澤田亮一
悪性腹膜中皮腫とは
切除不能悪性腹膜中皮腫に対する全身化学療法
㉒小腸腺がんに対する化学療法 本間義崇
小腸腺がんの疫学
切除不能・再発小腸腺がんに関するエビデンス
切除可能小腸腺がんに関するエビデンス
㉓腹膜偽粘液腫,虫垂がんの集学的治療 矢野秀朗
腹膜偽粘液腫の治療
虫垂がん腹膜播種の治療
Ⅳ 胃がん治療のpractice
①トラスツズマブの使い方 町田 望
HER2検査をどのような対象に行うか
HER2陽性胃がんにおける一次治療は?
HER2陽性胃がんにおける二次治療
②腹水貯留,経口摂取不良患者に対する抗がん剤の使い方 山口研成,原 浩樹
腹水貯留,経口摂取不良患者に対する化学療法の原則
経口摂取不良でも極力S-1内服を試みるか
腹膜転移の患者で配慮しなければならないこと
腹水貯留の患者に対するシスプラチンをどうするか
この対象における抗がん剤の選択
この対象における臨床試験
この対象における将来像
③アジュバント中の再発をどうするか? 門田智裕,設樂紘平
胃がんの術後化学療法
胃がん術後化学療法中・術後化学療法後の再発に対する治療
今後の展望
④根治切除不能胃がんの原発巣からの出血 西村 尚,髙島淳生
切除不能胃がんの原発巣からの出血に対する治療の原則
原発巣に対する局所治療
⑤腹膜播種症例の治療,抗がん剤切替のタイミング 布施 望
誤った判定によるリスク
腹膜播種増悪の判定のポイント
⑥腹膜転移に伴う腸管狭窄に対する緩和手術の適応,術後の効果と化学療法のタイミング 前田将宏,片井 均
胃がんの腹膜転移
治療前診断
治療法の選択
腹膜転移に伴う腸管狭窄に対する緩和手術の適応
手術の方法とタイミング
当院における治療成績と化学療法開始のタイミング
⑦胃がんによる腸閉塞に対する内科的治療の考え方 安井久晃
胃がんによる腸閉塞(機械的閉塞)の病態
治療の原則
腸閉塞に対する薬物療法
⑧腫瘍マーカーの利用法 大嶋陽幸,島田英昭
進行胃がんにおける腫瘍マーカーの陽性率は?
どのような臨床病理学的因子を反映するのか?
化学療法中の腫瘍マーカーの変化はどの程度信用できるか?
⑨PETの使いどころ 藤原義之,高見元敞
胃がんスクリーニング法としてのPET/CT
胃がん術前ステージング法としてのPET/CT
胃がん術後再発診断法としてのPET/CT
胃がん診療におけるPET/CTの使いどころ
⑩DICを併発した胃がんに対する薬物療法 川尻昭寿,髙島淳生
DICの診断基準
DICを併発する胃がん患者の特徴
治療
⑪術前・術後化学療法の考え方 成田有季哉,高張大亮
術後化学療法
術前化学療法
⑫肝転移の切除適応はあるのか? 布部創也,佐野 武
胃がん肝転移は切除の適応となりうるか?
当院での胃がん肝転移切除の長期成績
好ましい適応は?
⑬がん性腹水に対するデンバーシャント 荒井保明
デンバーシャントのしくみ
適応判断
手技の概要と術後管理
臨床成績
配慮すべき臨床上の重要点
⑭KM-CARTは有用か? もしそうならばいつ使うのか? 松浦友一,松崎圭祐
がん性腹水とその治療
KM-CARTの適応と施行方法
がん性腹水におけるKM-CARTの有用性
KM-CARTの危険性
⑮幽門狭窄に対する緩和的ステント 前谷 容
幽門狭窄に対するステントの役割
ステント治療の適応
胃空腸吻合術との比較
化学療法のステント治療への影響
⑯腹膜播種に対する腹腔内化学療法は有用か? 山下裕玄
腹膜播種に対する腹腔内化学療法は有用か?
腹腔内投与のメリット
腹腔内投与に伴う合併症
腹腔内パクリタキセル併用の化学療法の臨床成績
⑰卵巣がんの腹腔内化学療法 門倉玄武,勝俣範之
腹腔内化学療法の効果
腹腔内化学療法の問題点
⑱S-1の継続使用は有用か? 陳 勁松
S-1継続に意義があるか?
1つの答えとなったJACCRO GC05試験
現在進行中の臨床試験
筆者の結論
⑲腹水細胞診陽性のStage Ⅳ症例に対する化学療法および胃切除の意義 髙橋直樹
腹水細胞診陽性の場合の治療方針の考え方
腹水細胞診陽性の場合の治療選択の見きわめ
⑳卵巣転移に対する切除の意義 髙橋直樹
卵巣転移に対する治療の考え方
胃がんの卵巣転移に対する集学的治療
㉑神経内分泌新生物に対する化学療法 森実千種,奥坂拓志
神経内分泌新生物の疾患概念
内分泌療法
肝転移巣に対する治療法
ラジオアイソトープ治療
化学療法
Ⅴ 食道がん治療のpractice
①Stage Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ食道がんに対する化学放射線療法の考え方 平本秀二,加藤 健
Stage Ⅰ,Ⅱ/Ⅲ食道がんの標準治療
Stage Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ食道がんの根治的化学放射線療法に関するエビデンス
救済治療
化学放射線療法による主な有害事象・合併症とその対策
②化学放射線療法後の合併症に対する治療 白石英晶,本間義崇
化学放射線療法により起こりうる合併症
食道狭窄
放射線肺炎
心嚢水貯留(心タンポナーデ・収縮性心膜炎)
胸水貯留(胸膜炎)
その他の注意点
晩期合併症の特徴・対処法を理解・習得して
③食道がんに対する二次治療 白川 剛
食道がんに対する二次治療の基本
二次治療のエビデンス
二次治療が適応となる症例
実地診療においてタキサン系薬剤をどのように使い分けるか?
二次治療における多剤併用療法は有効か?
他の治療法やタキサン系薬剤に不応・不耐の場合はどうするか?
④T4食道がんの治療 横田知哉
T4かT3か?
治療方針
T4にも手術をするべきか?
安全にT4を治療するために
⑤内視鏡治療後の術後化学放射線療法 三梨桂子
食道表在がんの深達度・脈管侵襲とリンパ節転移
粘膜下層浸潤が疑われる食道がんに対する治療
⑥局所再発に対する化学療法および化学放射線療法 新井裕之,廣中秀一
局所再発とは
局所再発症例に対する治療
化学療法か? 化学放射線療法か?
化学放射線療法のレジメン
⑦間質性肺炎合併食道がんにおける化学放射線療法 三森友靖,本間義崇
間質性肺炎合併食道がんに対する化学放射線療法の“原則”
間質性肺炎の急性増悪とそのリスク因子
間質性肺炎合併食道がんにおける標準治療
化学療法による間質性肺炎の急性増悪
食道がん化学放射線療法の臨床試験からみた肺障害の頻度
間質性肺炎急性増悪のリスク因子—肺がんのエビデンスから—
間質性肺炎合併食道がんに放射線治療が使えるか
⑧食道がんに合併する頭頸部がんの診断と治療 松本文彦,吉本世一
食道がんと頭頸部がんの合併
食道がんと下咽頭がんの同時重複時の治療
⑨食道狭窄に対する緩和的ステント 野中 哲
SEMSがステントの第一選択
ステントの適応
一般的にはより安全な胃瘻を施行
⑩原発性狭窄がある場合の胃瘻造設の可否 外村修一
胃瘻による栄養管理
他の方法との比較
胃瘻の適応
Ⅵ GIST治療のpractice
①一次性遺伝子変異とイマチニブの治療効果および予後 中田直克,細川 歩,杉山敏郎
イマチニブ治療効果の予測
イマチニブ奏効率とGIST遺伝子変異
GIST遺伝子変異検索がイマチニブ治療効果予測に有用
②再発リスクと術前術後化学療法の考え方 山田康秀
再発リスク
遺伝子変異と悪性度
術後化学療法の考え方
術前化学療法
③切除可能肝転移に対する治療(切除かイマチニブか) 今野弘之
イマチニブ投与後の外科的切除
術後のイマチニブ継続
手術が全生存期間延長に寄与するか
④放射線治療の適応はあるのか 磯崎哲朗,山田 滋
重粒子線治療の症例と成績
重粒子線治療の適応
GISTと放射線治療の今後
⑤PDのパターン,判定の注意点—CT上,PET上,PDとなったときの判定の仕方,考え方,規準— 三宅基隆
イマチニブ治療における治療効果判定
判定の注意点
⑥スニチニブ,レゴラフェニブの治療効果と二次性遺伝子変異 小松嘉人
スニチニブの治療効果と遺伝子変異
レゴラフェニブの治療因子と遺伝子
分子標的薬3剤時代の治療の考え方
⑦化学療法中の出血にどう対処するか 神田達夫,石川 卓
GISTの分子標的治療中の出血
GIST腫瘍出血への対応
どの止血術を選択するか
⑧イマチニブ,スニチニブ,レゴラフェニブのマネジメント 尾阪将人
イマチニブの有害事象のマネジメントのコツ
スニチニブのマネジメントのコツ
レゴラフェニブのマネジメントのコツ