セルフケアできていますか?【電子版】
- 出版社
- 南山堂
- 電子版ISBN
- 978-4-525-98286-7
- 電子版発売日
- 2019/03/04
- ページ数
- 162ページ
- 判型
- A5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥2,200 (本体¥2,000+税10%)
- 特記事項
- 書籍に付属しているCD-ROMは、電子版には付属していません。
- 印刷版ISBN
- 978-4-525-18331-8
- 印刷版発行年月
- 2020/02
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 2
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています - 必要メモリ容量
- 142 MB以上
- ご利用方法
- アクセス型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら
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概要
目次
1章 ストレスを知り,対処しましょう (髙宮有介)
1 自分自身のストレスを知りましょう
ストレス反応の具体例
研修医C先生のストレス反応
自分のストレス対処法を知りましょう
“心のタンク”の水を増やすもの・減らすもの
看護師Dさんの心のタンク
2 そもそも,ストレスとは?
原始時代から続く身を守る機能としてのストレス
良いストレスと悪いストレスがある
脳の指令でストレスホルモンが動き出す
3 ストレスによって身体にも悪影響が!
ストレスがたまると起こる主な病気・身体異常
慢性ストレスが続くと脳にも異変が起こる
ストレスを悪化させるマインドワンダリング
4 医療者のセルフケアの必要性
まず,あなたが酸素マスクを
研修医のうつ,抑うつ症状
ストレスは医療ミスにつながる
5 ストレスに対処する
ストレスとうまく付き合うには
見方によってストレスは変わる
2章 マインドフルネスをはじめてみよう(髙宮有介)
1 マインドフルネスとは
マインドフルネスとは
マインドフルネスの例
ジョン・カバットジンと医学的な効果
実生活,臨床でのマインドフルネス
休むこと,止まること
「二本の矢」の例え
今ここで幸せになれる
ACT(アクト)
瞑想の歴史,日本人にとってのマインドフルネス
マインドフルネスと脳科学的な証明
神経可塑性の発見
デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)
マインドワンダリングと脳科学
マインドフルネスの目指すところはコンパッション
マインドフル・セルフコンパッション(MSC)
2 瞑想法の紹介〜いろいろな瞑想法にトライしてみましょう〜
瞑想体験
基本の瞑想(付録CD-①)
ボディスキャン(付録CD-②)
歩く瞑想(付録CD-③)
深いくつろぎの瞑想(付録CD-④)
思いやりと慈しみの瞑想(付録CD-⑤)
なだめいたわるタッチ「スージングタッチ」(付録CD-⑥)
3 マインドフルネスと緩和ケア
私が緩和ケアを目指した理由
希望を支えることによっても痛みが和らぐ
緩和ケアのキーワード,全人的痛みとケア
スピリチュアルペインとケア
スピリチュアルケアの基本は「聴くこと」
スピリチュアルペインへの対応〜反復と沈黙〜
希望を支えること,真実を伝えることの大切さ
死の臨床におけるマインドフルネスの活用〜GRACEプログラム〜
GRACEの誕生と広がり
GRACEの具体的なステップ
GRACEの臨床での実践
4 私の過去の臨床体験,そして今なら
3章 さらに深くマインドフルネス
いのちと向きあう現場のあなたに〜マインドフルネスからレジリエンスまで〜(土屋静馬)
1 マインドフルネスによる“気づき”を大切にする
医療者の日々の課題
日常生活の中の“わたし”に気づく
専門家として患者さんを捉える二つの視点
医学的な視点
“いま・ここ”への気づきの視点
二つの視点の使い分け
「雰囲気」は「雰囲気」として捉える
雰囲気を受け取り,形作る“わたし”
つながりの中でお互いに存在を支えあっている
“わたし”の気づきにも意識を向ける
医療現場における“わたし”への素朴な気づき
関係の中から,その人にとっての“意味”を知る
意識を向ける先には自分の大事にしていることがある
自分自身が周囲から影響を受けていることへの“気づき”をもつ
自分が行う行為一つ一つに意識的になる
自分自身が影響を受けていることや,自分への思いに“気づく”
自分が“囚われている”ということに気づく
様々なものに配慮し,様々な思いを抱いていることに気づく
自分が向けている意識にあらためて気づく
あらゆることに意識的になることが専門家としての第一歩
2 臨床現場で使えるマインドフルネスを身につける!
ロチェスター大学におけるマインドフル・プラクティス
気づきを求めるワーク
サイレント・ランチ/サイレント・ディナー
サイレント・プラクティス
ワークで得られる“視点”を現場でどのように活かすか?
マインドフルネスにおける“語り”のワーク
マインドフル・プラクティス・リトリート
語りの中で湧き起こる思いや感情に意識を向ける
「語り」から“わたし”が成立する源泉に“気づく”
“わたし”は不確実な存在だからこそあらゆる可能性を秘めている
聴き手にとってのマインドフルネス
マギル大学マウント教授が考える「マインドフルな聴き手」
マウント教授のお話〜40歳代の乳がんの女性の患者さんとの関わり合い〜
患者さんの“いま・ここ”における話に意識を向けるということ
マインドフルネスの活用は医療の質をも改善する
3 マインドフルネスからレジリエンスへ
過酷な医療現場が仕事の意味を見失わせる
レジリエンスとは?
強くなければ生き残れない?
とにかく“頑張る”ことの限界
マインドフルネスから考えるレジリエンス
「可能性」が“わたし”にもたらすもの
インドフルに生きるとは
4章 医療者にとってのセルフケアとマインドフルネス〜これまでとこれから〜(髙宮有介・土屋静馬)
Epilogue〜誰かの幸せを祈りながら〜
索引
COLUMN
1.マインドフルネスを実践する企業や有名人
2.セルフケアのセミナー参加者の感想
3.マインドフルネスの先達
4.プラムヴィレッジ
5.参考図書&推薦図書
6.日常を振り返るための「リトリート」
7.リトリートの一例
Episode
Bさんの家族との葛藤がストレスに
C先生(その①)のストレス反応
C先生(その②)のストレス対処法
看護師Dさんの仕事への振り返り
患者さんから怒鳴られて自律神経失調症が生じたE先生
見方によって人生も変わる〜Fさんにとってのがん〜
Gさん(その①)の前で無力な私
病院の中で挙式したHさん
私のマルチタスクとマインドフルネスの活用〜Iさんを思い出して〜
Gさん(その②)へのスピリチュアルケアの実践
化学療法室に勤務する14年目の看護師のJさん(その①)へのインタビュー
Jさん(その②)へのインタビュー