看護のためのスラスラわかる薬のメカニズム 第1版【電子版】
- 出版社
- サイオ出版
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2021/06/28
- ページ数
- 160ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥2,200 (本体¥2,000+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-907176-78-5
- 印刷版発行年月
- 2019/07
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概要
目次
Chapter1 薬って何だろう 8
古代からあった「薬」/19世紀に誕生した近代薬理学/医薬品医療機器等法で定められた医薬品/医薬品として許可されているのは約2万3000種類/毒薬と劇薬/薬の使用目的は
4つ/医薬品とは、物質+情報である/やっかいな薬の名前
Chapter2 薬はどうして効くの? 14
薬は生体の生理機構を利用する/神経系、内分泌系、免疫系の働き/薬物が受容体と結合して反応が始まる/ストライカー(作動薬)とゴールキーパー(拮抗薬)
Chapter3 薬はどんな一生をたどる? 20
薬の運命も基本的には食べ物と同じ/薬の運命の分かれ道〜結合型と遊離型〜/生体に備わった薬物の関門/薬物代謝とは?/役目を終えた薬の行方/体内から薬が消えるまで
Chapter4 薬の効き方を左右する要因 26
適正な用量とは?/子どもの薬の量はどうやって計算する?/限界量を超えると、薬は毒にもなる/薬の形と吸収スピード/薬によって注射する部位は違う/薬を飲むタイミング
Chapter5 相互作用と副作用 36
薬の組み合わせによって効き方は違う/協力したり、反発したりする薬/相互作用が現れるポイント/相互作用を防ぐ方法は?
Chapter6 薬に有害作用とアレルギー 44
薬には必ず副作用がある/有害作用とは何か/薬物アレルギーが起こる機序/薬物依存とは、どういう状態を指すか
第2部 それぞれの薬を理解する
Chapter1 中枢神経に作用する薬 48
神経系の分類と呼び方/中枢神経系の働き/中枢神経系の情報伝達/向精神薬とは何か/正常な細胞に働き、異常な細胞の興奮をシャットアウトする抗てんかん薬/ドパミンを捕充する抗パーキンソン薬/痛みをとる薬〜全身麻酔と鎮痛薬〜/全身麻酔薬とは?/全身麻酔の種類/麻酔前投与とは?/麻酔性鎮痛薬とは?/そのほかの鎮痛薬
Chapter2 末梢神経系に作用する薬 70
情報を伝える末梢神経系の働き/交感神経と副交感神経が拮抗して支配する自律神経/キーワードは「アセチルコリン」/コリン作動薬や抗コリン薬が使用されるケース/「ノルアドレナリン」の放出/アドレナリン作動薬の使い方/抗アドレナリン薬の使い方/そのほかの遮断薬〜ニューロン遮断薬〜/骨格筋を支配する体性神経(運動神経)/筋肉を弛緩させる薬/局所麻酔/様々な局所麻酔
Chapter3 心臓・血管に作用する薬 83
24時間休みなく働き続ける心臓というポンプ/心筋に作用するジギタリス/ジギタリスの副作用/そのほかの強心薬/狭心症とは何か/狭心症の薬/不整脈とは何か/不整脈の薬/不整脈を抑える薬の分類/高血圧とは何か/血圧が上がる仕組み/血圧を下げる薬/脂質異常症とは何か/脂質異常症の薬
Chapter4 血液に関係する薬 98
血液の成分とは?/貧血とは何か/貧血の薬/白血球の異常とその薬/出血を止める薬/血液が固まらないようにする薬
Chapter5 呼吸器に作用する薬 105
空気も基本的には「異物」である/咳を止める薬/痰をとる薬/喘息とその薬
Chapter6 消化器に作用する薬 109
消化性潰瘍とは?/胃への攻撃を弱める薬/胃の防御を強くする薬/腸の運動と排便の仕組み/便秘が起こるメカニズム/便秘を止める薬の種類/下痢が起こるメカニズム/下痢を止める薬の種類
Chapter7 物質代謝に作用する薬 118
生体に必要な栄養素/糖質代謝のコントロールが効かない〜糖尿病〜/2つある糖尿病のタイプと治療薬/生体の基礎代謝を調節する甲状腺ホルモン/2つある甲状腺ホルモンの異常
/甲状腺機能亢進症の薬/甲状腺機能低下症の薬/骨を作るメカニズム/カルシウムの代謝異常〜骨粗鬆症〜/ビタミンの働き
Chapter8 化学療法薬 130
抗生物質の発見と化学療法/抗菌作用の仕組み/主な抗生物質とその適応/癌とは何か/細胞増殖標的型抗癌薬/それぞれの抗癌剤と作用する仕組み/分子標的薬/免疫抑制阻害薬
Chapter9 アレルギーおよび炎症に関する薬 140
免疫反応とアレルギー/ヒスタミンを抑える薬とその仕組み/炎症とは何か/炎症を抑える薬のタイプ/ステロイド性抗炎症薬/非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の種類
参考文献 148
索引 149