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リハビリテーション管理・運営実践ガイドブック【電子版】

金谷 さとみ(編集) 高橋 仁美 (編集)

出版社
メジカルビュー社
電子版ISBN
 
電子版発売日
2022/02/07
ページ数
216ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥4,400 (本体¥4,000+税10%)

印刷版ISBN
978-4-7583-1931-7
印刷版発行年月
2018/09
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概要

チーム医療に携わる一員として,またリハビリテーション科のチームをまとめる管理職として知っておくべき知識をまとめた一冊。既存のビジネス書とは違い,リハ室の安全管理,施設運営,スタッフ教育,多職種との連携,診療報酬算定など,環境をどう活かすか,また人的資源をいかに円滑に動かしてリハを最適化し,患者のリハゴールを達成するかといった,臨床の現場で必要な内容を解説。現在管理職についている方,これから新たに管理職になる方,将来を見据え知識を習得したい方に対してはもちろん,学生の方が臨床の場に出てからどのようにチームの一員としてリハに携わり,自身のキャリア形成をしていくかをイメージする上でも有用な内容となっている。

目次

Ⅰ章 リハビリテーション科における管理とは
 1 リハビリテーションを専門とする職場の管理  金谷さとみ
  リハビリテーションに従事する
  quantityからqualityへ
  個人の予測力とチームのマネジメント力
  教育的スキルも身につけて
  リハビリテーションを専門とする職場の管理
 2 自らが成長することへの支援とは  高橋仁美
  自己研鑽ができる職場環境
  人材育成マネジメントサイクルの構築
  Off -JTとOJTの連携
  上司と部下の関係
  おわりに

Ⅱ章 組織化
 1 組織化~職員配置と業務の組織化~
 ①部門別体制  神戸晃男
  組織とは何か
  リハビリテーション部門における組織体制と運営
  リハビリテーション部門組織
  付帯業務
  組織での運用
 ②病棟・疾患別体制  神戸晃男
  病棟ユニット・病棟体制
  疾患別グループ化
 2 質的管理のための体制作り  青山 誠
  医療現場における生涯学習環境整備の必要性
  看護協会が推奨する生涯学習システム
  リハ関連職による生涯学習システムの構築
  おわりに

Ⅲ章 業務管理 
 1 病棟・施設業務管理 
 ①急性期  金子 操
  急性期医療におけるリハ部門の役割
  リハ提供体制の構築
  急性期病院における業務
  病棟スタッフとの連携
 ②回復期  西野琢也,山出宏一,田中伸二
  回復期病棟に特徴的な業務
  回復期病棟ならではの管理方法
  多職種との連携について
  職員教育について
 ③療養病棟  西野琢也,藤井 鈴
  療養病棟に特徴的な業務
  療養病棟ならではの管理方法
  多職種との連携について
  職員教育について
 ④訪問・通所系  石田英恵
  訪問・通所系に特徴的な業務
  他職種との連携
  スタッフの教育
 ⑤介護保険施設など  西野琢也,高山直美
  介護保険施設に特徴的な業務
  介護保険施設ならではの管理方法
  多職種との連携について
  職員教育について
 2 部署内の情報伝達の工夫  田中 恩
  リハビリテーション科の部署内における情報伝達の重要性
  職種(職員)間の情報伝達について
  在宅部門との連携について
  在宅部門事業所間の連携について
  管理者として取り組むべき課題
 3 院内活動への参加  川合直美
  チーム医療概論
  チーム医療実践

Ⅳ章 人事労務管理
 1 倫理的諸原則  金子 操
  歴史的背景
  理学療法士,作業療法士の職業倫理
  ホスピタル・ガバナンスの構築
 2 人事計画と職員管理···槌田義美
  人事計画
  職員管理
  おわりに
 3 人事考課と面談  金谷さとみ
  人事考課とは
  医療機関における人事考課制度とその実態
  リハビリテーション科における人事考課制度の活用
  個人面談実施の意義
  面談を適切に実施するために
 4 年間計画に基づく個人目標の管理  高橋秀介
  個人目標の管理の実際
  個人目標の策定
  個人目標の達成に向けた行動支援
  個人目標の到達度評価
 5 リハビリテーション専門職のインセンティブ  金谷さとみ
  医療サービスとリハビリテーション
  医療・福祉組織の教育とは
  インセンティブとは
  医療職のインセンティブ
  リハビリテーション職のインセンティブ
 6 リハビリテーション専門職のストレスチェック  江田麻裕子
  リハビリテーションの職場におけるメンタルヘルス
  職場で考えるストレス対策

Ⅴ章 教育システム
 1 医療専門職の継続教育  臼田 滋
  医療専門職全体の継続教育
  理学療法士,作業療法士,言語聴覚士が獲得すべき能力
  リハビリテーション科職員に対する継続教育
 2 キャリア形成のために  鵜澤吉宏,村永信吾
  キャリアにかかわる用語
  なぜキャリアラダーを登るのか?
  一般業務が実施可能となった後のキャリア形成
  おわりに
 3 キャリアパスの構築  鯨岡栄一郎
  新人教育の方法
  プリセプター制度
  ポートフォリオ
  意図ある問いかけ
  キャリアパスの作成
  内部勉強会
  教育の成果
  おわりに
 4 さまざまな人材育成手法  鯨岡栄一郎
  コーチングとティーチング
  Kolbの4つの学習モデル
 5 社会人基礎力育成研修  大木雄一
  新入職員と指導者の詳細
  社会人基礎力育成研修の流れ
  研修の効果
  研修終了後に得た知見
  おわりに
 6 中間管理職の育成  田安義昌
  管理職が求めるもの
  立ち位置の可視化
  自由な裁量
  管理職の態度
  おわりに
 7 学術活動への参加  川端悠士
  臨床で勤務するリハビリテーション専門職における学術活動の意義
  学術大会は交流の場
  学術大会へ参加するうえでの心構え
 8 各種資格取得について  森下誠也
  公的・民間資格
  インストラクター
  大学院
  資格取得の意義
 9 協会活動の活用について
 ①理学療法士(PT)  中川法一
  新制度の概要
  プログラムの概要
  登録理学療法士制度
  認定理学療法士制度
 ②作業療法士(OT)  石川隆志
  OT協会の生涯教育制度の目的
  OT協会の生涯教育制度の構造
 ③言語聴覚士(ST)  内山量史
  基礎プログラム
  専門プログラム
  認定言語聴覚士講習会
  実務者講習会
  管理者に望むこと
 10 これからの臨床実習指導方法  患者担当型実習から診療参加型実習へ  砥上恵幸
  診療参加型実習
  おわりに
VI章 管理者のあるべき姿
 1  リーダーシップとマネジメント  片岡靖子
  リーダーシップとマネジメントとは何か
  管理者に必要なリーダーシップ
  管理者に必要なマネジメント
  リーダーシップおよびマネジメントを支えるコミュニケーション
 2  リハビリテーション科のリーダーとは  前園 徹
  リーダーとしてなすべきこと
  リハ科をリードするために必要なスキル
  職員を動かす手法など
  リハ科以外の部署との関係作り

VII章 リスクマネジメント
 1  リスクマネジメントとクオリティアシュアランス  佐藤房郎
  医療機関におけるリスクマネジメントとは
  リスクマネジメントとクォリティアシュアランスの実際
 2  リハビリテーション科の事故対応  佐藤房郎
  リハビリテーション科に起こりうる事故と問題
  インシデントへの対応の実際
  重大事故に繋がる警鐘事例
  急変対応時のトレーニング
 3 苦情対応  金谷さとみ
  苦情の種類とその整理
  苦情を防ぐための取り組み
  苦情対応時の基本
  苦情の分析
  リハビリテーション科に特有な苦情
 4 在宅におけるリスクマネジメントとその教育  平野康之
  在宅リハビリテーション対象者の変化と注意すべきリスク
  医学的リスクにかかわるインシデント(アクシデント)の実際とその対応 
  在宅におけるリスクマネジメント教育

VIII章 経営管理
 1 リハビリテーション科の効果的な収益管理  千葉哲也
  業務量管理
  収益管理
  施設基準の実績管理
 2 物品購入(医療機器など)と費用対効果  千葉哲也
  施設基準で定められた機械・器具
  導入方法
  保守点検
 3  介護保険事業開設とその運営について  松井一人
  事業立ち上げにおいて
  日々の運営において留意すべきこと
  おわりに

IX章 地域の保健・医療・福祉 ~より質の高いリハビリテーションを提供するために~
 1  保健・医療・福祉の概要  金谷さとみ
  日本の保健・医療・福祉の変遷
  障害者総合支援法におけるサービス概要
  介護保険法におけるサービス概要
  特定保健指導について
  障害者の権利を守るとは
 2  地域医療連携とリハビリテーション  金谷さとみ
  地域医療連携が重視される背景
  地域医療連携とリハビリテーション
  地域ケア会議と介護予防への参画
  地域活動を生かして専門性の向上を図る
 3 介護予防活動  南雲光則
  介護予防とは何か
  介護予防の制度変遷とその取り組み
  運営と連携の在り方 
  教育体制
 4 対外活動の重要性  大屋晴嗣
  医療介護総合確保推進法
  医療介護総合確保促進会議
  地域ケア会議
  おわりに