薬剤師の知っておきたい型 達人の処方鑑査術 ~あなたにしかできない疑義照会をしよう~【電子版】
- 出版社
- 金芳堂
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2022/10/15
- ページ数
- 195ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,740 (本体¥3,400+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-7653-1920-1
- 印刷版発行年月
- 2022/10
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 2
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
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- 1
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概要
また、現場ではレセコンなど機械化が進んでいますが、処方鑑査・疑義照会は機械では対応できないこともあり、薬剤師がしっかり対応しなければならない仕事の一つです。
本書は、現役薬剤師による、薬局薬剤師向けに処方鑑査・疑義照会について解説した書籍です。著者の実体験をもとに、論理的かつ効率的な処方鑑査の方法や疑義照会のポイントを紹介しました。
第1章「処方鑑査の本質『疑義照会』」では、処方鑑査・疑義照会の基本を伝えます。
第2章「処方鑑査を素早く間違いなくする方法」では、“4分類法”による論理的な処方鑑査が学べます。
第3章「よくある処方ミスの『型』分析」では、薬剤師の知っておきたいよくある処方ミスの型(パターン)を解説します。
そして、第4章「実践的な処方鑑査トレーニング」では、実践的なトレーニング問題を30問、用意しました。新人からベテラン薬剤師まで学べる処方鑑査の問題になります。
本書を通して、薬剤師として知っておくべき・押さえておくべき処方鑑査・疑義照会の方法やポイントが身につきます。また、処方鑑査に役立つツールもダウンロードでき、自習に役立つ一冊です。
目次
1.疑義照会をするかしないかの判断
2.あなたにしかできない疑義照会
3.疑義照会をするかどうか迷う事例
4.処方を変えるための疑義照会
第2章 処方鑑査を素早く間違いなくする方法
STEP1 薬を4つに分類する
ノーマル:用法用量・薬効重複だけ処方鑑査をすれば良い薬
レアリスク:疾患禁忌・併用禁忌などの注意すべき点は限られている薬
デンジャー:疾患禁忌・併用禁忌などが多く、必ず添付文書を確認する薬
アジャスト:腎機能低下のため用量調節が必要な薬
4分類法による仕分け例
あなただけの4分類法による仕分けをしよう
STEP2 達人の処方鑑査術のポイント
服薬指導前に確認すること
服薬指導時に確認すること
STEP3 処方鑑査の心構え
第1の心構え 「ながら」で処方鑑査をしないこと
第2の心構え 添付文書を見る習慣をつけること
第3の心構え 苦手分野の知識は、用法用量などを表にまとめること
STEP4 あなただけにしかできない処方鑑査
分析1 医師の処方パターンを見抜く処方分析
分析2 添付文書から用法用量が外れた事例は必ず記録する
分析3 医師へ通じるMR・MSを積極的に活用する
分析4 書籍またはインターネットを積極的に活用する
第3章 よくある処方ミスの「型」分析
1.薬効重複
壱ノ型 病院違いで、薬効重複がある場合
弐ノ型 同一処方医により、薬効重複がある場合
2.用量相違
壱ノ型 小児の体重換算・年齢相違がある場合
弐ノ型 開始用量の相違がある場合
参ノ型 添付文書記載の上限量超過がある場合
肆ノ型 添付文書記載の通常量不足がある場合
3.用法相違
壱ノ型 内服薬における食前・食後の相違がある場合
弐ノ型 内服薬における服用回数の相違がある場合
参ノ型 内服薬における服用時点の相違がある場合
肆ノ型 外用薬における使用回数などの相違がある場合
4.疾患禁忌
壱ノ型 特定の条件を持つ患者で禁忌になる場合
弐ノ型 既往歴や併用薬から推測される疾患で禁忌になる場合
参ノ型 おそらく禁忌ではないかと判断に迷う場合
5.副作用歴
壱ノ型 比較的重い副作用があり、絶対に処方してはいけない場合
弐ノ型 比較的軽い副作用があり、判断に迷う場合
6.検査値関連
壱ノ型 腎機能低下により、処方不可または用量調節が必要な場合
弐ノ型 肝機能低下により、処方不可または用量調節が必要な場合
参ノ型 カリウム値により、処方不可または用量調節が必要な場合
肆ノ型 その他の検査値により、処方変更が必要な場合
7.併用禁忌
8.処方転記ミス
9.名称類似薬ミス
10.処方意図相違
第4章 実践的な処方鑑査トレーニング
問題の取扱説明書
問題の表記について
一般名処方について
問題のレベルについて
解説について
問題の解き方ルール
初級:問題1~10、まとめ
中級:問題1~10、まとめ
上級:問題1~10
チャレンジ問題
現実世界へお帰りなさい
COLUMN
番外編1 達人の薬歴記載術 其の壱
①処方の流れ
番外編1 達人の薬歴記載術 其の弐
②併用薬の有無
③患者の病態
番外編1 達人の薬歴記載術 其の参
④他に記載した方が良い内容
番外編2 達人のインターネット検索術
GoogleまたはYahoo! JAPANによる検索
Bingによる検索
Googleスカラーによる検索
番外編3 達人の服薬指導術 其の壱
①腎障害を推察する
番外編3 達人の服薬指導術 其の弐
②病名を推察する
③病態を推察する