看護を教える人が発問と応答のスキルを磨く本【電子版】
- 出版社
- 医学書院
- 電子版ISBN
- 978-4-260-65112-7
- 電子版発売日
- 2023/04/17
- ページ数
- 144ページ
- 判型
- A5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥2,640 (本体¥2,400+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-260-05112-5
- 印刷版発行年月
- 2023/02
- ご利用方法
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- 3
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
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- 16 MB以上
- ご利用方法
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- 同時使用端末数
- 1
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概要
学習者との関係づくりに悩まれている方へ。「発問」と「応答」のスキル満載の実践レシピが、あなたのお悩みに即対応します! 学習者は、問うて伸ばす! そして、応えて伸ばす! 明日の授業で、すぐに使える、フレーズ&テクニック集付き。
目次
解説編 なぜ、発問と応答について学ぶ必要があるのか
第1章 発問について
1 発問とは
人は問われれば考える──発問の必要性
学び続ける専門職
看護師として考えてもらうための発問
発問の答えについて① 教員が知っていることを問う
発問の答えについて② 答えが明確でないことを問う
2 どんな場面で発問するのか──目的と方法
授業における発問について
演習における発問について
実習における発問について
3 発問の種類
発問に関する先行研究と書籍
本書における発問の6つの分類
導入の発問
発散させる発問と収束の発問① サイクルを回す
発散させる発問と収束の発問② 学びの成果を意味づける
深化させる発問① ゆさぶりにより思考を深化させる
深化させる発問② 別の立場から考えさせる
まとめの発問
運営のための発問
第2章 応答について
1 応答とは
発問と応答による学習の循環
問いっぱなしでは不十分
反応があれば、人は嬉しい
2 応答と心理的安全性
応答で心理的安全性をつくる
心理的に「非」安全であるとは
教育現場における心理的安全性
心理的安全性のつくり方
応答の前提となる姿勢──承認
3 応答の4つの要素
待つ
聴く
確かめる
返す
・Column 教育とカウンセリング──ロジャーズの3原則から眺めてみる
実践編 実践レシピで発問と応答のスキルを磨く
Recipe 1 授業開きのコツ──自分を開き、相手のこぶしを開く
授業開きは自分開きから
熱量をコントロールする
「わたし紹介」でウォーミングアップ
アンチ学生を味方につける
Recipe 2 レポートの返し方──花丸とショートメッセージを効果的に使う
レポートを読むときは、この3つを探せ
花丸とショートメッセージでデコレーションする
レポートに対し授業で応答を行う
「看護」を強調するレスポンス
考えてほしい部分は、もう一度取り上げる
・Column レポートがうまい学生──早い、うまい! でいいの?
Recipe 3 シーンとしたクラスの盛り上げ方──相手が主役の明石家風レシピ
まずは「場」のアセスメントから
ゲストをもてなし、相手を主役にする天才芸人に学ぶ
看護師だって「聞き上手」「話し上手」
盛り上げるのではなく、盛り上げてもらう
「ありがとう」と「よろしくね」は魔法の言葉
・Column 対話について──会話と対話は何が違う?
Recipe 4 熱気ある授業のつくり方──テンポと波を意識する
アイスブレイクでは盛り上がったのに
答えやすい問いでリズムをつくる
学生の波を感じ取り、こちらも波に乗る
Recipe 5 グループワークが始まらない──マゴマゴ、モジモジを解消するテクニック
さまざまなタイプの存在を知る
イメージさせ、そして待つ
確認の発問で作業内容を押さえる
いったん席を外す
指示内容を客観的に見直してみる
ワンランク上の発問
Recipe 6 ロールプレイで看護を問う──羞恥心への配慮と心配り
ロールプレイで気づく心を育てる
ロールプレイのよいところ
ロールプレイをとおして看護を問う
「ハッとする」を経験させる
「考え始める」を待つ
Recipe 7 グランドルールとアサーション──ハブ(hub)になれる看護師を目指して
心理的安全性を崩さないために
グランドルールを共有する
グランドルールのあれこれ
いつでもグランドルールに立ち戻る
アサーションスキルは学生時代から磨いておく
アサーションの実践方法
アサーションスキルを持つスーパー看護師を育成する
Recipe 8 ピア・ラーニングを通して学び合う──いつもとは違った関係をつくってみる
いつもの関係性を崩してみる
ピア・ラーニングの重要性
ピア・ラーニングの例──指導者への不満を共有してみる
教員と学生の立場を入れ替えてみる
余興的スペシャルday
Recipe 9 実習中のレポートとの向き合わせ方──自分のために書けるように
要領のよい学生と悪い学生
寝不足のままベッドサイドに立たせない
レポートの枚数を指定することのデメリット
なぜ教員の熱意は伝わらないのか?
答えを聞かれても、すぐに答えてはだめ
実習目標立案へのフォロー
行動計画の作成、振り返りが充実する
最初に苦労した時間はあとで必ず戻ってくる
Recipe 10 ミスの振り返りで気をつけること──心理的安全性とアンガーマネジメント
振り返りを行うときは環境に十分配慮する
安全基地と心理的安全性
自分の怒りをコントロールする──アンガーマネジメント
相手に評価を意識させない問い方をする──Youメッセージをなくす
よかったことも振り返る
・Column ネガティブ・ケイパビリティについて
Recipe 11 視野が狭い学生への対応──学生と一緒に悩んでみる
気づきの分だけ看護がある
学生から見えていない世界を引き出す
相談スタイルの問いで一緒に悩む
Recipe 12 カンファレンスのテーマが決められない──大丈夫、それってぜんぜんヤバくない
カンファレンスの必要性
カンファレンスのテーマは、どのように決めていますか?
教員がテーマを決める場合
答えを欲しがる学生には
学生が自分でテーマを決める場合
あっ、どうしよう、誰もテーマを用意していない……
カンファレンスのテーマは、指導者とも共有をしておく
初発問を大切にして、段階的に掘り下げていく
Recipe 13 実習で輝かせるための支援──放置しないこと、支援を怠らないこと
IQとEQに振り回されない
実習でつまずく学生=EQが低いとは限らない
怯えている学生を放置しない
実習指導者との連携を怠らない
セルフ・コンパッションのすすめ
セルフ・コンパッションの高め方
帰って来る居場所をつくる
明日の授業で、すぐに使える フレーズ&テクニック集
締め括りのメッセージ
あとがき
著者紹介
さくいん