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発達性トラウマ症の臨床【電子版】

杉山 登志郎 (著)

出版社
金剛出版
電子版ISBN
978-4-7724-9670-4
電子版発売日
2025/04/28
ページ数
192ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,520 (本体¥3,200+税10%)

印刷版ISBN
978-4-7724-2044-0
印刷版発行年月
2024/06
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概要

簡易型トラウマ処理TSプロトコールを用いて、発達性トラウマ症・複雑性PTSDなどの困難事例に向き合うための、最新の実践論集!

目次

第Ⅰ部 発達性トラウマ症とその臨床
第1章 トラウマ処理を学び臨床を拡げよう――総論にかえて
    今日のわが国の臨床とトラウマ処理
    長期反復性トラウマの臨床像
    簡易型トラウマ処理――TSプロトコール
    TSPの臨床
     1.家族併行治療の実際
     2.TS自我状態療法
     3.小トラへの応用
    おわりに
第2章 トラウマ処理とはどのような治療か
    はじめに
    トラウマ処理の2つの系列
     1.トップダウンの処理法
     2.ボトムアップの処理法
    C-PTSDへのトラウマ処理技法の変遷
    簡易型処理を用いた治療パッケージ
     1.少量処方パッケージ(TS処方)
     2.治療前にチェックが必要な病態
     3.手動によるトラウマ処理の実際
第3章 新たな簡易型トラウマ処理プロトコールによる複雑性PTSD患者へのランダム化比較試験による治療研究
    はじめに
    対象と方法
     1.対象
     2.極少量処方と漢方薬
     3.簡易型トラウマ処理
    結 果
     1.1クールの治療回数
     2.全体的な結果
     3.それ以外の変化
     4.その後のフォローの結果
    考 察
     1.TSプロトコールの有効性
     2.従来のトラウマ処理の問題
     3.スタンダードなEMDRとの比較
     4.今回の限界
第4章 発達性トラウマ症と複雑性PTSD親子への家族併行治療
    はじめに
    発達性トラウマ症と複雑性PTSD
     1.神経発達症の古茶分類による整理
     2.慢性のトラウマによって何が変わるか
    簡易型トラウマ処理を用いた親子併行治療
     1.トラウマ処理
     2.TSプロトコールの概要
     3.処理の実際
    症 例
    おわりに――若い児童精神科医へのお願い
第5章 自我状態療法
    自我状態療法の概要
     1.多重人格生成の病理
     2.自我状態療法の概要
    症 例
    自我状態療法の活用
     1.リソースに会いに行く
     2.喪の作業
    おわりに
第6章 子育て困難家族の臨床
    はじめに
    子育て困難家族への治療
     1.子育て困難家族の実態
     2.治療の妨げになる様々な「常識」
     3.治療の実際
     4.TSプロトコールについて
     5.愛着の修復
     6.処理の前にチェックが必要な精神症状
     7.薬物療法、TS処方パッケージ
    子育て困難家族とドタキャン
     1.複雑性PTSDとドタキャン
     2.ドタキャンへの対応
第Ⅱ部 精神科臨床の課題と展望
第7章 精神医学の診断をめぐって
    精神医学は何処に行くのか
    カテゴリー診断とディメンジョン診断
    トラウマとその後遺症
    向精神薬は科学的に有効なのか
    これからの精神科診断とは
第8章 反応性愛着障害(reactive attachment disorder)
    愛着と愛着行動の類型
    精神科障害としての反応性愛着障害
    愛着行動の障害と反応性愛着障害
    発達障害と反応性愛着障害
第9章 発達障害の支援体制――児童精神科の待機問題
    児童精神科の待機問題
    児童精神科をめぐる諸問題
     1.診断の問題
     2.学校教育との関連
     3.メガファーマの関与
    発達障害臨床の階層化の試み
第10章 自閉スペクトラム症の診断を再考する
    発達障害診断のいま
発達障害の4型分類
それぞれの発達障害への治療的対応
 1.発達凸凹への対応
 2.自閉症および器質因に基づく発達障害への対応
 3.トラウマ系発達障害への対応
おわりに
第11章 発達障害の「併存症」
発達障害の併存症とは何を指すのか
発達障害の位置づけ
ASDとADHD
トラウマと発達障害
    加齢に伴う併存症の諸相
     1.不安症群
     2.強迫性障害
     3.気分障害
     4.統合失調症
第12章 統合失調症と発達障害と複雑性PTSD
診断とは何か
発達障害および複雑性PTSD、ARMS
  1.統合失調症の症状を示す発達障害の既往を持つ症例
  2.複雑性PTSDと統合失調症
  3. ARMSと初期統合失調症
おわりに
終 章 平成を送る
    はじめに
    平成とこころの時代
    平成と発達障害
    平成とトラウマ
    新たな時代へ

    文 献
    初出一覧