精神科薬物療法マニュアル 第2版【電子版】

- 出版社
- 南山堂
- 電子版ISBN
- 978-4-525-98609-4
- 電子版発売日
- 2025/07/28
- ページ数
- 360ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥4,950 (本体¥4,500+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-525-77392-2
- 印刷版発行年月
- 2025/08
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概要
「精神医学とは何か」といった基礎から、薬剤師としてどう患者に寄り添うべきかの心構え・コミュニケーション、さらに精神科治療薬の使い方や薬物管理など、業務に欠かせない臨床知識を一冊にまとめました.
精神科薬物療法の理解を深めたい薬剤師に必携の一冊です.
目次
1 精神医学・精神科医療とは
精神医学とは何か
精神医学の歴史
健康と病的(疾病)状態
正常と異常
精神医学の方法(生物学的,心理社会学的アプローチ)
精神疾患の分類と診断
2 精神薬学とは
マクロの視点
こころ患う人を人として知り,病状を察知する
その人に提供する医療全容をわかり,自らを相手に活かす
3 精神機能の正常と異常
意 識
知 覚
記 憶
知 能
思 考
感 情
意欲・行動
4 精神疾患の生物学的理解へのアプローチ
ヒトの脳構造と機能
生物学的基盤としてのゲノム科学
今後の展望
5 精神疾患の診断・治療
診 察
診 断
治 療
6 心理・社会的治療 医療現場でのコミュニケーション
医療現場でのコミュニケーション
対話を始める前に理解しておくべきこと
面接・面談・対話
コミュニケーションのすれ違い
チーム医療のあり方
7 心理・社会的治療 心理・社会的プログラム
精神科治療・リハビリテーションの背景と概念
心理・社会的プログラム
精神療法
精神薬学の実践
8 精神科領域の症状評価尺度
評価尺度
各 論
9 コンサルテーション・リエゾン精神医学・薬学 医師の立場から
コンサルテーションとは
病院におけるコンサルテーション
クライアントを知る,コンサルタントを知る
行ったコンサルテーションを評価する
10コンサルテーション・リエゾン精神医学・薬学 薬剤師の立場から
疾患や病態に基づく向精神薬の選択および調整
精神症状を来す病態に対する向精神薬を使用しない介入
向精神薬による介入
11精神保健福祉の法律・制度・施策とチーム医療・地域連携によるつながり
精神保健政策の歴史
ノーマライゼーションの理念を浸透させるために
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)
成年後見制度
心神喪失者等医療観察法
障害者の日常及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)
第2章 各 論
各論A 精神疾患
1 統合失調スペクトラム症(統合失調症)
統合失調症とは
発症の仕組み
主な症状と分類
発症までの経過と診断手順
精神病未治療期間と早期診断・介入の重要性
治 療
回復までの経過と治療
予後と再発
2 抑うつ症(うつ病)
うつ病とは
病 態
診断と症状
うつ病のサブタイプ
治 療
経過と予後
3 双極症(双極性感情障害)
双極症とは
診 断
経過・予後・自殺リスク
治 療
病因・病態
4 不安症(不安障害)
不安症とは
発症機序
分類と主な症状
診 断
治療方針
予 後
5 睡眠・覚醒障害(睡眠障害)
不眠症
睡眠関連呼吸障害
中枢性過眠症
概日リズム睡眠・覚醒障害
睡眠時随伴症
睡眠関連運動障害
6 パーソナリティ症・パラフィリア症,衝動制御(成人の人格および行動の障害)
パーソナリティ症とは
行動の異常(衝動制御障害)
パラフィリア症(性嗜好障害)
7 神経発達症(心理的発達の障害)
自閉スペクトラム症
注意欠如多動症
8 神経認知症(認知症)
認知症とは
原因疾患
9 物質関連症および嗜癖症(精神作用物質使用による精神および行動の障害)
物質使用症(Disorders due to substance use)とは
物質使用症の広がり
物質使用症の対象となる物質の種類
物質依存の症状・特徴
治 療
家族支援・自助グループなど
各論B 精神疾患治療薬
1 抗精神病薬
薬理作用
臨床的特徴
精神疾患別にみた抗精神病薬の使い方
副作用・相互作用マネジメント
2 抗うつ薬・抗不安薬
薬理作用
臨床的特徴
精神疾患別にみた抗うつ薬・抗不安薬の使い方
副作用・相互作用マネジメント
3 気分安定薬
薬理作用
臨床的特徴
精神疾患別にみた気分安定薬の使い方
薬物療法の評価
副作用・相互作用マネジメント
その他の基礎知識
4 睡眠薬
薬理作用
精神疾患別にみた睡眠薬の使い方
ガイドラインによる睡眠薬の推奨
急性期・長期管理における薬理学的介入の効果
睡眠薬使用のエキスパートコンセンサス
薬物療法の評価(不眠の再評価)
副作用・相互作用マネジメント
5 認知症治療薬
薬理作用
臨床的特徴
精神疾患別にみた認知症治療薬の使い方
薬物療法の評価
副作用・相互作用マネジメント
その他の基礎知識
6 物質使用症治療薬
薬理作用
臨床的特徴
精神疾患別にみた物質使用症治療薬の使い方
薬物療法の評価
副作用・相互作用マネジメント
その他の基礎知識
7 精神刺激薬
薬理作用
臨床的特徴
精神疾患別にみた精神刺激薬の使い方
副作用・相互作用マネジメント
その他の基礎知識
8 精神疾患治療薬における副作用とその対応
錐体外路症状
悪性症候群・
セロトニン症候群
アクチベーション症候群(賦活症候群)
抗うつ薬による中断症候群
体重増加・高血糖
水中毒
ベンゾジアゼピン系薬剤の依存
9 その他の重要な知識(mECT 実施時の補助薬,精神症状を惹起する薬剤)
修正型電気けいれん療法実施時の補助薬
精神症状を惹起する薬剤
各論C 妊婦・授乳婦と向精神薬
1 精神疾患患者の妊娠・出産
プレコンセプションケア
妊娠に向けた薬の調整
2 妊娠・授乳期の薬物療法の特徴と妊婦服薬カウンセリング
妊娠中の薬物療法の基礎知識とカウンセリングへの応用
妊婦疫学研究の評価について
合併症妊娠と薬物療法
妊婦服薬カウンセリング
授乳婦薬物療法の基礎知識
文 献
索 引