老年医学のトビラ【電子版】

- 出版社
- MEDSi
- 電子版ISBN
- 978-4-8157-0349-3
- 電子版発売日
- 2025/08/27
- ページ数
- 276ページ
- 判型
- A5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥4,840 (本体¥4,400+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-8157-3132-8
- 印刷版発行年月
- 2025/08
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- 対応OS
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概要
日本における老年医学の新定番となる入門書。高齢者診療の複雑な問題に焦点を当て、「5つのM」:Mobility(身体機能)・Mind(認知機能・精神的側面)、Medications(薬剤)・Multicomplexity(複雑性・多疾患併存)・Matters Most(最も大切なこと)を軸に解説。認知症やフレイル、「見えない」「聞こえない」といった訴えへの対応、スクリーニング・予防、ケアのゴール設定などの14のテーマについて、「5つのM」を鍵にしてそのトビラを開く!
目次
高齢患者を担当することになったら…
主要なプロブレムにフォーカスしすぎず,「5 つのM」で患者の全体像を把握し,真のニーズを見極めよう
第1章 転 倒
転倒した患者をみたら…
原因を特定し,できるだけ取り除き,将来の転倒を防ぐ
第2章 せん妄
「入院患者が暴れている」と呼ばれたら…
すぐに「抗精神病薬」と早合点せず,まず落ち着いて診断し,隠された複数の原因を追究する
第3章 認知症
この患者さん,認知症かもと思ったとき,認知症をもつ患者を受け持ったとき
むやみに機能評価に走らず,生活を診る気持ちで対応しよう
第4章 高齢者のうつ病,不眠
うつ病も不眠も,加齢とともに増加する疾患です
専門医へ紹介する前にできることは?
第5章 ポリファーマシー
「いつもの薬を処方しておこう…」ではなく
その処方の真のアウトカムと不利益を考えて,目の前の患者にとって適切か見直す
第6章 高齢者の漢方薬
漢方薬は「選んで終わり」?
カンポウを求める患者の希望を深掘りしてみよう
第7章 フレイル
聞いたことはあるけれど,いまいち何だかわからない…
高齢者の臨床像の解像度をぐっと押し上げるのに役立つ!
第8章 尿失禁と便秘
よくあること…と侮るなかれ
排尿・排便の問題はQOL に大きく影響する!
第9章 「見えない」
日常生活で各方面に影響を及ぼす視覚
老年期に特有の問題を学ぼう
第10章 「聞こえない」「においがわからない」
コミュニケーションや生活上の困る問題につながる
難聴,嗅覚障害について整理しておこう
第11章 「食べられない」
「全然食べてくれないんです」と相談されたら…
年のせいでしょう,と安直に判断せず,可逆性の要因・病態をしっかりと鑑別しよう
第12章 高齢者のスクリーニングと予防
がん検診や予防接種は「万人向け」でも「◯歳だから」でもありません
「何を」「いつまで」行うか個別化して提案しよう
第13章 事前指示書の作成
「まさかこの患者さんが…」とならないように
作成のプロセスは,患者と家族の人生,価値観にふれる対話でもある
第14章 ケアのゴール設定
患者,患者家族,主治医の意見がすれ違うときは
意思決定者を見極め,共同意思決定(SDM)の考え方に沿ってゴールを設定しよう
付録 加齢による正常な変化