看護管理学習テキスト 第4版 第4巻 組織管理論 2026年版【電子版】

- 出版社
- 日本看護協会出版会
- 電子版ISBN
- 978-4-8180-3024-4
- 電子版発売日
- 2026/02/27
- ページ数
- 296ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥4,620 (本体¥4,200+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-8180-2974-3
- 印刷版発行年月
- 2026/02
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概要
看護や医療の現場の例を挙げながら、主要理論に基づいて、組織の成り立ち・構造、組織分析・組織開発、組織文化、組織変革、組織倫理を詳述します。
また、地域のヘルスケアニーズに貢献する多様なサービス提供のあり方について、行政・病院・施設・起業など幅広く学べる構成です。地域における危機管理として、新興感染症を含む災害マネジメントについても解説します。
≪本書は第4版(2026年版)第1刷の電子版です≫
目次
概要:組織とは何か
論点1:組織の成り立ちと構造
1 組織の成り立ちを理解する
1)個人と組織のかかわり
2)組織理念とは
2 集団の機能を理解する
1)集団とは
2)集団の特徴
3)集団の分類
4)集団の発展過程
5)集団の弊害
3 組織論のおおまかな流れ
1)科学的管理法
2)官僚制組織論
3)人間関係論
4)工業化初期の日本における組織革新
5)リッカートのリーダーシップ論
6)人的資源論
7)近代組織論
8)コンティンジェンシー理論
4 組織をデザインする
1)分業と調整
2)分業と調整の体系
3)ライン機能とスタッフ機能
4)組織構造の設計
論点2:組織分析と組織開発
1 組織と戦略の関係を知る
1)組織と戦略
2)代表的な戦略論
2 組織のあり方
1)戦略に従う
2)歴史、理念とミッション、ドメイン
3 組織を知る―組織分析
1)SWOT分析
2)エグゼクティブサマリー
4 組織をつくる―組織開発
1)BSC(バランスト・スコアカード)
2)「モジュール」から「すり合わせ」へ
3)組織開発のベースとなる理論
5 組織をつくり変えた事例からの発見
1)救急救命センターにおける「断らない救急」の組織づくり
2)師長を「プロフェッショナル」に―経営の質向上に寄与した組織づくり
3)組織/チームの視点
6 組織分析・組織開発における留意点
1)企業組織と医療組織の違い
2)戦略の可視化
論点3:組織文化
1 組織文化とは何か
1)組織文化の定義
2)文化の解読
2 組織文化のマネジメント
1)組織文化の創造
2)下位文化のコンフリクトマネジメント
3)ミドルマネジャー(中間管理職)の文化と業績
4)ブランドマネジメント
論点4:組織変革
1 組織のライフサイクルを理解する
2 変革のタイミングを察知する
1)ナドラーの整合性モデル
2)組織が衰退する兆候と衰退の段階
3)変革の決断
3 変革のタイプを理解する
1)ナドラーによる組織変革の4タイプ
2)ハーシィによる変革サイクルの2タイプ
4 変革実践のプロセスを理解する
1)変革への抵抗への対処
2)変革の3段階:変革理論
3)変革の失敗と予防
論点5:組織倫理
1 組織倫理の視点
2 看護管理者にとっての倫理課題
1)倫理課題の種類
2)看護管理者の倫理課題の構造
3 問題解決思考と倫理的な思考
4 道徳的苦悩と倫理的ジレンマ
5 倫理課題に向き合うときの意思決定プロセス
6 倫理的意思決定を行うリーダーシップ
7 倫理的組織風土の確立に向けて
討論1:組織の構造や機能を表現する
討論2:組織の姿を客観的に見る
第2章 保健医療福祉サービスの提供組織
概要:保健医療福祉サービス提供組織のしくみとは
論点1:保健医療福祉サービスが成り立つ要件
1 保健サービスが成り立つ要件
1)保健サービスとは
2)健康日本21
3)保健サービスを規定する法的なしくみ
4)保健サービス提供組織
5)保健・医療・福祉の連携
2 医療サービスが成り立つ要件
1)治し、支える医療への転換
2)医療サービスを規定する法的なしくみ
3)医療サービス提供組織
4)保健・医療・福祉の連携
3 福祉サービスが成り立つ要件
1)福祉サービスとは
2)福祉サービスを規定する法的なしくみ
3)福祉サービス提供組織
4)保健・医療・福祉の連携
論点2:保健医療福祉サービスにかかわる行政組織
1 行政組織(国)における看護職
1)国における看護の組織
2)政策過程へのかかわり
3)サービス提供体制とのかかわり
2 行政組織(地方自治体)における看護職
1)地方自治体における看護の組織
2)サービス提供体制とのかかわり
論点3:保健医療福祉サービスの提供組織
1 医療サービスの提供組織
1)病院および診療所
2)病院の種別
3)病床の種別
4)病院の従事者
5)病院および診療所の診療内容
6)助産所
2 介護サービスの提供組織
1)介護サービスの種類
2)施設サービス
3)居宅介護サービス
4)地域密着型介護サービス
論点4:保健医療福祉サービスにかかわる専門職
1 看護職
1)看護職の免許
2)各種団体による資格認定のしくみ
3)特定行為に係る看護師の研修制度
2 看護職以外の保健医療福祉サービスにかかわる専門職等
1)各専門職の資格等に関する規程
2)看護補助者
3)医療施設における就業者数
論点5:多様な組織の連携とネットワークづくり
1 チーム医療の変遷と多様な組織
1)チーム医療1.0
2)チーム医療2.0
3)チーム医療3.0
2 保健医療福祉における多様な組織
1)福祉施設
2)「チーム学校」—学校現場での多職種協働
3)患者会、ピアサポート
3 ネットワークづくり
1)健康の社会的決定要因
2)社会的処方
3)多様な組織でのネットワークづくり
討論1:保健医療福祉サービス提供組織はいかにして成り立つか
討論2:サービス提供体制は変えられるのか
第3章 病院組織における看護管理
概要:病院組織における看護管理とは
論点1:病院組織における看護管理の歴史
1 「近代看護管理」の創始―看護管理の原理とは
2 わが国における看護管理の始まり―看病婦人の誕生と教育の開始
3 看病婦取締・看護婦長養成の始まり―養成講習修了後の仕事と責務とは
4 「近代看護管理」はいかにしてわが国に移植されたか
1)アメリカ式近代看護管理の導入
2)医事・公衆衛生関係の制度・規則の改正
3)その後の看護管理の発展
論点2:病院組織における看護制度の変遷
1 病院組織における看護の変遷
1)「一人医療(自由開業医制度)」の看護への影響
2)看護の概念「総合看護」「患者中心の看護」の普及
3)病院業務の中央化と看護業務の改善、付添婦の廃止に至る過程
2 病院組織における看護部の位置づけ
1)明治時代から存在した看護組織
2)中央化理論と看護組織の生成との関連について
3)「総合看護」「患者中心の看護」と「傾斜配置」「PPC方式」の看護体制
4)看護の職能別組織への生成過程
5)診療と看護部門とのかかわり
6)看護部門が組織上独立する意義
3 時間をつなぐ組織―24時間・365日の継続ケアを提供するためのしくみ
1)看護職の交替制勤務の歴史
2)勤務体制を決定する要因
3)新たな勤務体制への展望
4 診療報酬上の入院看護の評価
1)GHQの指導による完全看護制度の創設
2)看護料から入院基本料へ
3)診療報酬体系の整備
4)看護必要度の評価
5 病院の機能分化の促進
論点3:病院組織における看護提供体制
1 看護提供方式
1)導入の際の考え方
2)看護提供方式の種類
2 交代制勤務
1)夜勤交代制勤務
2)勤務計画
3)これからの勤務体制
討論1:看護部門の存在意義を意識する
討論2:時間と空間をつなぐ看護管理の役割とは
第4章 災害看護
概要:災害マネジメントにおける看護管理者の責務
論点1:災害マネジメントの基本的知識
1 災害とは何か
2 災害サイクル
1)準備期
2)対応期
3)回復期
4)復興期
3 災害関連法令
1)災害対策基本法
2)災害救助法
4 災害時の倫理的課題
論点2:災害時の保健医療体制
1 災害医療の基本原則
1)CSCATTT
2)トリアージ
2 災害医療体制
1)災害拠点病院
2)広域災害・救急医療情報システム
3)災害派遣医療チーム
4)災害派遣精神医療チーム
5)災害医療コーディネーター
3 災害時の保健医療福祉活動と被災者支援
1)保健医療福祉調整本部
2)災害時健康危機管理支援チーム
3)災害支援ナース
論点3:医療機関における災害マネジメント
1 災害への備え
1)方針の策定
2)リスクアセスメント
3)計画立案・マニュアル等の作成
4)教育・訓練
5)継続的な評価と定期的な修正・更新
2 災害発生時・発生後の対応
1)患者の安全確保と医療継続
2)被災者への医療提供
3 災害時の職員の派遣と受援のマネジメント
1)災害時における職員派遣のマネジメント
2)災害時の受援
4 職員の心身の健康への配慮
論点4:新興感染症への対応と看護管理の視点
1 新興感染症とは
2 新興感染症への対応
3 新興感染症発生時における管理の視点
1)平時からの取り組みに必要な観点
2)感染拡大時の取り組みに必要な観点
3)看護管理者の取り組みに必要な観点
4)BCP(Business Continuity Plan;事業継続計画)作成のポイント
討論:災害マネジメントにおける看護管理者の役割と組織対応を考える
第5章 看護の起業
概要:看護の起業とは
論点1:起業とは
1 起業
2 看護起業
3 フローレンス・ナイチンゲールと看護起業
4 看護職が起業の道を選ぶということ
5 起業の組織形態
6 起業の事業形態
7 起業の意義
論点2:起業のプロセス
1 看護職を取り巻く環境と起業家精神への影響
2 起業のプロセスの概要
1)ビジネスアイデアの立案
2)ビジネスプラン作成と資金計画
3)組織形態の決定
4)財務管理と労務管理
5)製品・サービスの開発
6)マーケティングと販路の確立
7)事業運営の開始
8)改善と成長
3 マーケティング
1)マーケティング手法①:3C分析
2)マーケティング手法②:SWOT分析
4 事業承継
5 看護事業のライフサイクルとマネジメント
論点3:起業例の紹介
1 多様な起業の道
2 8つの起業例の紹介
1)全国的な看護師のネットワーク型ボランタリー組織の起業例
2)個人事業主から法人化した産業保健分野の起業例
3)看護現場の課題を解決するためのモノづくり分野での起業例
4)保険外ヘルスケアサービスの起業例
5)新たな社会システムや人材育成に関する起業例
6)患者と看護師のコミュニケーションシステム開発の起業例
7)看護職のキャリア開発支援を行うNPOの起業例
8)組織内起業をして分社化した起業例
討論:看護の可能性を考える
