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看護管理学習テキスト 第4版 第5巻 経営資源管理論 2026年版【電子版】

井部 俊子 秋山 智哉(監修)

出版社
日本看護協会出版会
電子版ISBN
978-4-8180-3025-1
電子版発売日
2026/02/27
ページ数
308ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥4,620 (本体¥4,200+税10%)

印刷版ISBN
978-4-8180-2975-0
印刷版発行年月
2026/02
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概要

看護と経済・経営を結びつける視点や、看護管理者に必須な「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の知識が幅広く学べます
限られた資源を活用し、効果的かつ効率的なケアを実践するために必須の経済・経営およびサービス、マーケティングの基本的知識について解説しています。
また、組織の管理に必要不可欠な4つの資源である「ヒト(人的資源)」「モノ(物的資源)」「カネ(資金的資源)」「情報(情報資源)」を軸に章を構成し、看護管理者が押さえておくべき知識を幅広く学べます。
≪本書は第4版(2026年版)第1刷の電子版です≫

目次

第1章 保健医療福祉における経済・経営
概要:保健医療福祉における経済・経営とは
論点1:経済学が追求するもの
 1 経済とは
  1)経済とお金
  2)価値の比較基準としての価格
  3)今、なぜ看護において「経済」が問われるのか
 2 経済学とは
  1)経済学とは何か
  2)経済学の2つの視点
  3)希少なものとは何か
論点2:保健医療福祉における経済
 1 マクロの視点から考える
  1)保健医療福祉サービスの特徴
  2)日本の医療制度の特徴
  3)健康保険財政を圧迫するもの
  4)健康保険制度の課題
 2 ミクロの視点から考える
  1)損益分岐点のとらえ方
  2)固定費と変動費の管理
論点3:保健医療福祉における経営
 1 ヒト・モノ・カネ・情報
  1)ヒトの管理
  2)モノの管理
  3)カネの管理
  4)情報の管理
 2 経営の仕組み「マネジメントシステム」とは
  1)医学と関係が深い「システム」
  2)マネジメントとマネジメントシステム
 3 経営の仕組みを「ストーリー」でとらえてみる
 4 経営理念
  1)SWOT分析
  2)経営理念の役割とは何か
 5 内部環境分析と外部環境分析
  1)経営理念とは何か
  2)情報システムとデータベース
 6 目標設定
  1)目標の意義:目標とは何か
  2)どのような目標が必要なのか
 7 計画策定
  1)計画策定:期間による分類
  2)計画策定:対象による分類
 8 実行・評価
論点4:保健医療福祉におけるサービス
 1 ヘルスケア・サービスと看護
 2 サービス提供者と受け手の関係
 3 ヘルスケアとサービス業
  1)サービスの評価を難しくする要因
  2)状況の不確実性
  3)価値財としてのヘルスケア
  4)競争の原理
  5)アメリカの医療サービス形態
 4 看護における経済性
 5 看護における生産性
論点5:保健医療福祉におけるマーケティング
 1 マーケティングの定義
 2 マーケティングの基本概念
 3 ヘルスケアにおけるマーケティング
  1)ヘルスケアにおける「ニーズ」と「ウォンツ」
  2)マーケティングを補強する3要件
 4 マーケティング・リサーチ
 5 「利用者の視点に立つ」とは
  1)現在の利用者と将来の利用者
  2)自分のサービスの利用者は誰か
討論:経済・経営の視点で保健医療福祉を見る

第2章 資金的資源管理
概要:保健医療福祉における資金的資源管理とは
論点1:医療における財源
 1 診療報酬体系の概要
  1)医科診療報酬体系
 2 診療報酬制度とコンプライアンス(法令遵守)
 3 入院基本料とマーケティング・ミックス
 4 根拠に基づいた経営で目指す経営の質の向上
論点2:保健・福祉における財源
 1 介護報酬体系の概要
 2 保健・医療・社会福祉制度
論点3:看護経済学と診療報酬
 1 看護経済学の概念とは
 2 看護管理者に求められる視点とは
 3 価値の本質とは
 4 価値の説明には
  1)看護経済上の価値の表現方法
  2)価値評価に戦略が必要な理由
 5 価値の報酬とは
  1)価値に見合う看護技術の報酬のあり方
  2)看護報酬を適正化させるアプローチの概念
  3)価値評価のエビデンスを診療報酬改定へ応用
論点4:財務管理の枠組み
 1 収益性目標と流動性目標
  1)収益性目標
  2)流動性目標
 2 資金調達と資金運用
  1)資金調達
  2)資本運用
 3 財務計画と財務統制
  1)財務計画
  2)財務統制
 4 簿記の分類と歴史
  1)簿記の分類
  2)簿記の歴史
 5 簿記の流れ(財務諸表のできるまで)
  1)取引
  2)仕訳
  3)転記
  4)試算
  5)決算
 6 財務諸表
 7 決算日における組織の体力を表す「貸借対照表」
  1)貸借対照表の構成内容
  2)貸借対照表のしくみ
 8 1年間の活動内容を表す「損益計算書」
  1)損益計算書の構成内容
  2)損益計算書のしくみ
 9 視覚的に把握できる「勘定式」財務諸表
 10 財務分析の分類
  1)収益性分析
  2)安定性分析
  3)生産性分析
論点5:会計と利益
 1 病院会計準則の目的と意義
 2 病院会計準則の概要
  1)病院会計準則の構成
  2)一般原則
  3)貸借対照表原則
  4)損益計算書原則
 3 財務会計と管理会計
 4 経営指標に活用される財務会計データ
  1)病院経営管理指標(厚生労働省)
  2)経営分析参考指標(独立行政法人福祉医療機構)
 5 利益計画
  1)なぜ「利益」は必要なのか
  2)利益へのアプローチ
  3)利益計画の策定
 6 資金計画
  1)資本と資金の関係
  2)資金の種類と資金計画
討論:アウトカムの質との関連性で管理する

第3章 物的資源管理
概要:保健医療福祉における物的資源管理とは
論点1:在庫管理
 1 材料発注から使用までの流れ
 2 在庫の意義とは
  1)プロセス間にあるギャップの緩衝材(バッファー)としての意義
  2)財務上の意義
 3 在庫棚卸と材料費の計算
  1)実際に使用した分が「材料費」
  2)在庫棚卸と材料費の算定
論点2:設備・機器の導入
 1 設備投資の目的と計画
 2 減価償却費とその計算方法
  1)減価償却費とは
  2)減価償却費の計算方法
 3 設備投資の効果判定
  1)キャッシュ・フローとは
  2)効果判定の計算方法
論点3:物品管理の適正化
 1 物品管理の適正化
  1)衛生材料と特定保険医療材料
  2)増加の一途をたどる衛生材料の消費
  3)SPD導入の判断と費用対効果
  4)SPDの部分導入
論点4:療養環境・施設設備
 1 病院の理念、看護の視点が反映される建築設備
  1)施設設備のプロセスと検討課題
  2)患者のニーズの把握
  3)看護のニーズの把握
討論:安全性と経済効率を複眼的に管理する

第4章 人的資源管理
概要:人を活かす組織づくり
論点1:組織づくりと人的資源管理
 1 組織の全体像と組織づくり
  1)組織づくり
  2)組織風土
 2 労務管理と労働安全衛生
 3 看護部職員を管理するマネジメントツール
  1)人的考課制度
  2)権限規定
 4 組織づくりにおけるマネジメント行動
  1)心理的安全性の醸成
  2)モチベーションマネジメント
  3)コンフリクトマネジメント―多様な価値観を知る
 5 学習する組織づくり
論点2:人員配置
 1 「看護の量」を考えた人員配置
  1)入院基本料における看護要員配置
  2)特定入院料における看護要員配置
 2 「看護の質」を考えた人員配置
  1)個人の能力
  2)個人の労働条件
  3)チームの機能
  4)キャリア支援
 3 「看護の量」と「看護の質」を加味した人員配置の実際(事例)
  1)新人看護師の人員配置
  2)病床再編時の人員配置
論点3:人材確保
 1 人材確保の将来予測と看護人材確保法
 2 雇用の流動化と看護職の働き方のニーズの変化
 3 採用と定着
  1)採用
  2)定着
  3)まとめ
論点4:人材育成における研修企画と運営
 1 現任看護職を対象とする研修
 2 看護管理者を対象とする研修
 3 新規昇任看護管理者を対象とする研修
 4 次世代看護管理者育成研修
  1)研修プロセス
  2)研修受講者の成長を促す上長の支援
  3)研修企画者のスキルアップ
  4)受講者の声
 5 人材育成における普遍的な相互関係
論点5:看護部の組織づくり
 1 愛媛大学医学部附属病院(大学病院)での取り組み
  1)総合診療サポートセンター(TMSC)の立ち上げに向けて
  2)具体的な実践活動
  3)副院長・看護部長としての実践
 2 社会医療法人石川記念会HITO病院(地域密着型病院)での取り組み
  1)看護提供体制から病棟運営体制の視点へ
  2)他職種と共同するための「チーム医療活性化委員会」の運営
 3 介護系施設の取り組み
  1)危機管理室(感染部)
  2)危機管理室(安全部)
  3)人材育成室(教育部)
  4)人材育成室(質改善)
 4 まとめ
討論:人を活用する組織づくりを目指す

第5章 情報資源管理
概要:保健医療福祉における情報資源管理とは
論点1:情報とデータ
 1 情報とデータの概念
 2 情報通信技術に伴う社会の発達と看護
 3 看護業務管理におけるデータ・情報の管理
 4 ベンチマーキングと標準化
論点2:情報の取り扱いに関する倫理的側面
 1 デジタル社会における人間関係の特徴
 2 情報社会の進展に伴う脅威の出現
  1)内部不正による情報漏えい
  2)ランサムウェア攻撃と標的型攻撃
  3)脅威への対応・対策
 3 情報関係の法制度と倫理
  1)情報関係の法制度
  2)情報に関する看護職の倫理
  3)法令にとどまらない規範体系
 4 情報の取り扱いに伴うトラブルとその対応
  1)検査・輸血システムの停止
  2)USBメモリの紛失
  3)電子カルテ画面のSNS無断掲載
  4)電子カルテ不正閲覧を通じた非違行為
  5)「配慮」を目的とした情報漏えい
 5 情報倫理に関する新たな社会課題とその対応
論点3:看護管理における情報活用
 1 看護管理における情報活用
  1)情報活用の目的
  2)情報活用のステップ
 2 看護管理評価と情報管理
  1)看護管理評価と看護部目標
  2)定量的評価と看護管理
  3)定性的評価と看護管理
  4)評価内容の見直しは定期的に実施
 3 情報活用の事例
  1)病床管理と情報活用
  2)部署運営と情報活用
 4 モニタリング画面とダッシュボード画面の使い分け
 5 情報活用の課題と展望
論点4:病院経営における情報活用
 1 タスク・シフト/シェア
  1)医師の働き方改革とタスク・シフト/シェア
  2)看護補助者との協働の重要性
  3)DXが実現する看護のタスク・シフト/シェア
 2 DPC/PDPS
  1)DPC制度と急性期医療機関の質保証
  2)医療の標準化による医療費適正化
  3)DPC/PDPSは診断と診療行為の組み合わせ
  4)DPC/PDPSにおける看護管理者の責務
  5)まとめ
 3 新規昇任看護管理者に対する研修
 4 次世代看護管理者育成研修
  1)研修プロセス
  2)研修受講者の成長を促す上長の支援
  3)研修企画者のスキルアップ
  4)受講者の声
 5 人材育成における普遍的な相互関係
論点5:地域医療連携における情報活用
 1 地域医療連携
  1)2040年問題
  2)国の施策
  3)医療DX構想
  4)PHR
  5)第8次医療計画(在宅支援の体制)と地域医療構想
  6)地域連携クリティカルパスと入退院支援加算新設までの流れ
  7)BCPにおける医療連携
 2 地域医療連携のための情報システム
  1)地域医療連携情報システムの目的
  2)診療報酬改定と情報連携・ICTのトレンド
 3 遠隔看護
  1)歴史
  2)可能性
  3)遠隔診療の現状
 4 今後の課題
討論:経営資源である情報をいかに活用すべきか

資料:病院会計準則 〔改正版〕 (抜粋)