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精神療法を組み立てる【電子版】

精神病理学の視点から

林 直樹(著)

出版社
金剛出版
電子版ISBN
978-4-7724-9779-4
電子版発売日
2026/05/26
ページ数
388ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥5,280 (本体¥4,800+税10%)

印刷版ISBN
978-4-7724-2174-4
印刷版発行年月
2026/05
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概要

精神療法と精神病理学の二つの領域を往還し思索してきた著者が,成果を整理し提示することで,包括的な精神療法に関する議論を目指して,2000年から2025年までに発表した論文を一冊にまとめた単著である。

全4部構成で,第Ⅰ部「精神療法の土台を考える」では,精神療法論を中心に,精神療法と精神病理学の関わりを論じ,倫理・共感・EBMを整理する。第Ⅱ部「精神療法を進める」では,ケースフォーミュレーションや統合的精神療法,逆説的技法など具体的な精神療法の把握を試みた論考を収める。第Ⅲ部「精神療法の姿それぞれ」では,統合失調症,不安,暴力,自殺,パーソナリティ症など具体的な精神疾患や問題行動に応じた精神療法の議論を展開する。第Ⅳ部「精神療法をめぐる省察」では,治療者の姿勢やチーム医療,オンライン精神療法に加え,筆者が目標としてきた安永浩からの学びを記した論考と,解離性同一症のビリー・ミリガンのケース検討を収載している。

本書は,ヤスパースの思想を軸に,治療関係の本質を人間関係として捉え,専門職としての責務と倫理を問い直す内容となっている。

目次

まえがき

第Ⅰ部 精神療法の土台を考える
第一章 精神病理学と精神療法
第二章 精神療法の倫理――全体的展望
[補論] ユングと精神療法の倫理
第三章 ヤスパースの人格形成論と精神療法
第四章 EBM,物語り,精神科臨床倫理学
第五章 精神療法における共感の展開可能性――シュタインの共感論を導きの糸として

第Ⅱ部 精神療法を進める
第六章 ケースフォーミュレーションの概念とその展開
第七章 統合的精神療法・心理療法の考え方とわが国の精神科臨床
第八章 精神科診療における説明の役割
第九章 逆説として見る精神療法
第十章 精神科治療における臨床の知――強迫症二ケースの検討から

第Ⅲ部 精神療法の姿それぞれ
第十一章 精神病理学と統合失調症治療論の多様性
第十二章 不安・パニック――精神症状の診かた・聴きかた
第十三章 暴力の精神病理と精神療法
第十四章 自殺ハイリスクの人の精神療法
第十五章 パーソナリティ概念から見たパーソナリティ症の精神療法

第Ⅳ部 精神療法をめぐる省察
その1 「叱る」ことには断固反対です
    ――「叱る」と「褒める」の政治学から抜け出して
その2 治療者の構えについて――「心理療法以前」によせ(寄席)て
その3 公認心理師とチームワーク論――さらなる発展に向けて
その4 オンライン精神療法と共通感覚論
その5 精神療法治療者は手術台の上で何を語るか?
その6 即興的コラボレーションとしての精神科面接
その7 安永浩の精神療法三論文
その8 多重人格者ビリー・ミリガンの人生と精神科治療
あとがき
初出一覧
索引