神経難病領域のリハビリテーション実践アプローチ 第3版【電子版】
- 出版社名
- メジカルビュー社
- 発行年月
- 電子版発売日
- ページ数
- 476ページ
- 判型
- B5変
- 印刷版ISBN
- 978-4-7583-2550-9
- 電子版ISBN
概要
筋萎縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病,多発性硬化症をはじめとした神経難病を取り巻く状況が大きく変化していることを受けて本書の大幅改訂を実施した。具体的には当事者本⼈と当事者家族による執筆項⽬をそれぞれ設け,また最新技術によるリハビリテーションを盛り込んで改訂の⽬⽟とした。神経内科医による最新医療の知見を盛り込み,昨今の在宅医療の推進を踏まえて内容をさらに充実させた。また,教科書としての側面もさらに充実し,学⽣にとって特に関連の⼤きい「疾患別リハビリテーション」の章で冒頭に学習の要点を設け,PT・OT・STそれぞれのリハビリテーションについてエビデンスを基に解説する内容に統⼀するなど工夫を図っている。
目次
Ⅰ 神経難病リハビリテーションの概要
1最新治療 小森哲夫
神経難病への最新治療
2神経難病のリハビリテーション 中馬孝容
難病とは何か
神経難病の患者のニーズとは何か
リハビリテーション治療の実態について
リハビリテーション指導時のポイント
セラピストへの神経難病リハビリテーションに関する教育
3 療養環境整備とチームアプローチ 中山優季, 小川一枝
神経難病療養者に対する療養環境整備とチームアプローチの意味
療養行程とその支援
チームアプローチの実際
4 医療費助成制度と福祉制度 鈴木康子
制度の全体像
難病患者の医療費助成制度について
医療費助成の周辺制度
在宅療養を支える制度
5 コミュニケーション手段の支援 南雲浩隆
神経難病のコミュニケーションの特徴と評価
コミュニケーションエイドの導入
社会福祉制度の活用
6 就労支援 小林庸子
神経難病の就労支援・両立支援制度の整備
リハビリテーション診療のなかで行う就労支援
状態別のアプローチ
7 eスポーツ・デジタルゲーム 植田友貴, 石井孝征, 谷口凜夏, 中島拓海, 小林大作
eスポーツが新たな参加手段として注目されている社会的背景
リハビリテーション分野でのeスポーツの概要
神経難病患者がeスポーツに取り組む際に必要なデバイスと設定
対象疾患の機能特性とeスポーツの適合性
8 当事者の思い1 言葉でハグ 石谷真喜子
背景
ALS発症前
発症から診断まで(56〜58歳)
社会資源の活用
絶望感を払拭してくれた作業療法士との出会い
肩の激痛とおまた問題(後悔その1)
VE検査は言語聴覚士立ち合いで定期的に行った
胃ろうへの抵抗感
早めに使おうと思っていたNPPV
覚悟していた気管切開だったが(後悔その2)
決めたこと
8 当事者の思い2 就労を目指して 山口慶太
背景:就労への希望
病気の治療・リハビリテーションの内容と効果
在宅生活の現状
ゲーム操作に関する要望
今後の希望
Ⅱ 神経難病の障害像
1 運動機能障害 望月 久
神経難病の運動機能障害
神経難病における運動機能障害の評価
難病患者の動作障害に対するリハビリテーション
2 摂食嚥下障害 秦 若菜
摂食嚥下の流れ
誤嚥とは
神経難病と嚥下障害
摂食嚥下障害の評価
摂食嚥下障害への対応
リスク管理
栄養管理
3 言語障害・高次脳機能障害 小森規代
神経難病のコミュニケーション障害
神経難病のスピーチの障害
神経難病におけるランゲージの障害とその他の高次脳機能障害
神経難病の言語・高次脳機能障害,コミュニケーション障害に対するリハビリテーション
4 呼吸障害 寄本恵輔
神経難病の呼吸障害
呼吸障害の評価
神経難病患者に対する呼吸リハビリテーション
5 心理的課題とQOL 鎌田依里
神経難病の患者の心理的問題
神経難病の患者家族の心理的問題と,各家族成員の立場の違いから生じる心理的問題
神経難病患者のQOL向上
6 歯科・口腔衛生1 . 口腔ケア 松田千春
口腔のつくりと役割
口腔ケアの必要性
神経難病患者の口腔症状と口腔ケアの課題
口腔症状別アセスメントと対応
在宅人工呼吸器使用患者の口腔ケアの課題と対応
口腔リハビリテーションを取り入れたケア
多職種連携の必要性
6 歯科・口腔衛生2 .口腔衛生管理 横山雄士
神経難病患者を取り巻く現状
神経難病患者にみられる口腔内の問題
顎関節脱臼
疾患別にみた口腔管理
経管栄養患者の口腔管理
病期別口腔衛生管理
在宅での歯科介入のタイミング
多職種連携における歯科の役割
Ⅲ 疾患別リハビリテーションの実際
1 パーキンソン病(関連疾患としてPSPを含む) 岡田洋平,長城晃一,中山慧悟
疾患の概要
パーキンソン病(PD)の理学療法
進行性核上性麻痺(PSP)の理学療法
パーキンソン病(PD)の作業療法
進行性核上性麻痺(PSP)の作業療法
パーキンソン病(PD)の言語聴覚療法
進行性核上性麻痺(PSP)の言語聴覚療法
2 脊髄小脳変性症(多系統萎縮症を含む) 成田 雅,太田経介,本間冬真,熊谷隆人
疾患の概要
評価
リハビリテーション総論
脊髄小脳変性症(SCD)の理学療法
理学療法による介入と実践
脊髄小脳変性症(SCD)の作業療法
作業療法での主な評価
作業療法の実際
脊髄小脳変性症(SCD)の言語聴覚療法
摂食嚥下障害について
3 筋萎縮性側索硬化症 島田英則,鳴海俊明,原田明子
疾患の概要
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の理学療法
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の作業療法
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の言語聴覚療法
4 多発性硬化症 勝田若奈,山野真弓,大場興一郎,中山慧悟,坂巻拓実
疾患の概要
多発性硬化症(MS)の理学療法
多発性硬化症(MS)の作業療法
多発性硬化症(MS)の言語聴覚療法
5 筋疾患:筋ジストロフィーと多発性筋炎 有明陽佑,山野真弓,樋口彩花,中山慧悟,坂巻拓実
疾患の概要
筋ジストロフィー
多発性筋炎(PM)
筋ジストロフィーと多発性筋炎に対する理学療法
病型別の障害特性と理学療法の目標
理学療法評価
理学療法介入の実際
理学療法におけるリスク管理と留意事項
筋ジストロフィーと多発性筋炎に対する作業療法
筋ジストロフィーの障害の特徴と作業療法の目的
作業療法における主な評価項目と評価指標の解釈
作業療法の実際
作業療法を進めるうえでのポイント
多発性筋炎(PM)の障害の特徴と作業療法の目的
作業療法での主な評価項目と評価指標の解釈
作業療法の実際
作業療法を進めるうえでのポイント
筋ジストロフィーの言語聴覚療法
言語聴覚療法の実際
多発性筋炎(PM)の言語聴覚療法
言語聴覚療法の実際
言語聴覚療法を進めるうえでのポイント
COLUMN有明陽佑
Ⅳ 在宅リハビリテーションを進めるための多職種連携
1 在宅医の立場から 西田伸一
神経難病患者への訪問診療の導入
医療的ケアの選択肢と意思決定支援について
神経難病患者の呼吸管理と呼吸リハビリテーション
神経難病患者の意思伝達支援
神経難病患者の嚥下リハビリテーション
神経難病患者の看取り
自験例に関する検討
2 ケアマネジャーの立場から 井上貴子
ケアマネジャーの役割
事例紹介
地域でパーキンソン病について語る場をつくる
3 看護師の立場から 小倉典子
神経難病患者に対する在宅リハビリテーションにおける看護師の役割
在宅リハビリテーションの実際事例
神経難病患者に対する在宅リハビリテーションの課題
4 管理栄養士の立場から 村上奈央子
食事がもたらす効果
栄養状態のアセスメント
セラピストも知っておきたい栄養学の基礎知識
神経難病患者に対する在宅リハビリテーションにおける管理栄養士の役割
在宅リハビリテーションの実際
5 福祉用具専門相談員(販売業者)の立場から 前田侑哉
福祉用具専門相談員の役割
介護保険制度における住宅改修について
障害者総合支援法による福祉用具
日常生活用具給付等事業について
神経難病患者の在宅リハビリテーションにおける福祉用具専門相談員の役割
神経難病患者に対する在宅リハビリテーションの課題
神経難病患者のコミュニケーションツール
事例紹介
6 介護福祉士の立場から 溝呂木大介
神経難病患者と介護福祉士:深化する専門性と役割
療養通所介護とは
事例紹介
介護福祉士に求められる視点と専門性
7 作業療法士の立場から 田中勇次郎
神経難病患者に対する在宅リハビリテーションにおける作業療法士の役割
在宅での生活に役立つ機器
在宅リハビリテーションの実際
神経難病患者に対する在宅リハビリテーションの課題
8 理学療法士の立場から 星 真行
神経難病患者に対する在宅リハビリテーションにおける理学療法士の役割
神経難病患者に対するリハビリテーション
在宅リハビリテーションにおいて知っておきたいこと
神経難病患者に対する在宅リハビリテーションの課題
9 言語聴覚士の立場から 山本直史
神経難病患者に対する在宅リハビリテーションにおける言語聴覚士の役割
在宅リハビリテーションの実際
神経難病患者に対する在宅リハビリテーションの課題
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