はじめての研究・論文作成 THE教科書【電子版】

熊井 司(監修) 松本 正知(監修) 前道 俊宏(著) 筒井 俊春(著)
電子版販売価格: ¥ 3,520 (本体:¥3,200 + 税10%)
出版社名
文光堂
発行年月
電子版発売日
ページ数
176ページ
判型
A5
印刷版ISBN
978-4-8306-4465-8
電子版ISBN
 

概要

臨床や競技現場の「なぜ?」が,論文になる.学生とセラピストための,迷わない研究プロセス
本書はスポーツ科学・リハビリテーション科学系の学部生・大学院生や臨床に従事するセラピストを対象に,研究・論文作成の考え方や進め方の「型」を,豊富なイラストとともに分かりやすく解説した一冊.著者自身の試行錯誤と教育経験から見出した「Think(考える)・Hypothesize(仮説を立てる)・Evidence(知見として残す)」の思考法を軸に展開.競技現場や臨床での疑問の拾い上げから研究デザインの策定,データ収集,統計解析の選び方,論文のまとめ方まで,初学者が「次にすべきこと」を迷わず実践できるよう丁寧に導く.

目次

1章 “書ける人” がキャリアを築く―論文力こそ,現場で生きるための武器―
 キャリアの定義/AI時代だからこそ,論文を書く意義がある/研究生活の思い出――研究の始まり/論文は「専門家としての名刺」/書く力=伝える力=キャリア形成力/ 現場で生きる “科学的判断力” /「書くこと」が患者・選手を支える

2章 その疑問が “研究テーマ” になる―臨床の疑問を研究にする発想法―
 研究生活の思い出――研究テーマへの期待/研究の全体像と構成/クリニカルクエスチョンとリサーチクエスチョン/クリニカルクエスチョンの代表的な型/クリニカルクエスチョンをリサーチクエスチョンに変換する/3つのキーワードでリサーチクエスチョンを整理しよう/「既存の知見」の調べ方/ICO/PECOとは?/PICO/PECOを用いて,リサーチクエスチョンの骨格を作成しよう/FINERの原則をもとに,研究の意義を考えよう

3章 デザインを制する者が研究を制す―バイアスとエビデンスを味方につける―
 研究生活の思い出――研究デザインに悩む/研究デザインとは何か――問いを “研究” に変える作業/研究デザインは好みで選ばない/研究は段階的に積み上げるもの/研究デザインの第一分岐点:質的研究か,量的研究か/「腰痛」をテーマにした研究を考えてみよう/「競泳」をテーマにした研究を考えてみよう/量的研究で注意すべきこと/研究デザインの第二分岐点:「何を明らかにしたいのか」から選ぶ/量的研究デザインの整理/研究の段階ごとに適切な研究デザインは変わる/各研究デザインの特徴――「できること」「できないこと」/バイアスを理解する――研究の信頼性を左右するもの/エビデンスレベルを理解する――研究の信頼性の階層/研究デザイン選択の実践フローチャート

4章 データが語る真実を見抜こう―収集・整理・統計解析を現場目線で考える―
 研究生活の思い出――統計解析は敵か/データを収集しよう①:測定項目を決める/データを収集しよう②:例題で考える/データを収集しよう③:データの記録/データを収集しよう④:精度を上げるポイント/データを整理しよう/データを「見える化」で確認しよう/統計手法を選択しよう①:4つの問いの活用/統計手法を選択しよう②:マトリクスの活用

5章 論文作成はIMRADで攻略!―構成の鉄則を “型” で身につける―
 研究生活の思い出――論文作成との格闘/IMRADの構造/Introduction――研究の背景と目的を示す/Methods――研究目的を達成するための方法/Methodsの基本構造/Methodsのポイント/Results――図表作成とデータ解釈/Resultsの基本構造/Discussion――結果の意味を考える/論文全体の構造を意識する

6章 英語論文で世界に挑もう―評価される英文の書き方―
 研究生活の思い出――英語論文の壁/英語論文の本質/英語論文は「翻訳」ではなく「再構築」/英語論文においてIMRADを書く順番/IMRADにおける英語テンプレート/英語論文の「作法」/投稿先ジャーナルの決め方/英文校正サービス・翻訳会社の活用/投稿前の最終確認

7章 査読は “壁” ではなく “チャンス” だ―査読への対応からアクセプトまで―
 研究生活の思い出――アクセプトかリジェクトか/投稿から結果が届くまで――査読プロセスの全体像/査読コメントが届いたら――対応の心得/リバイスを作成しよう――査読者への返答の型/査読者への返答に使える表現集/リジェクトされたら――次のアクションを考える/アクセプトされると?――掲載まであと少し!/アクセプトの先にあるもの

8章 論文がキャリアを変える―発信する人がチャンスをつかむ時代へ―
 研究生活の思い出――アクセプト通知の後で/学会発表と研究ネットワークの形成/研究活動を継続的に行うコツ/継続するための3つの工夫/臨床と研究の相互作用/論文作成が拓く新しいキャリアの可能性/AIが進化する時代だからこそ/まずは1本書いてみよう

索引

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