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非特異的腰痛の運動療法[Web動画付] 第2版【電子版】

病態をフローチャートで鑑別できる

荒木 秀明 (著)

出版社
医学書院
電子版ISBN
978-4-260-65006-9
電子版発売日
2023/12/18
ページ数
248ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥5,280 (本体¥4,800+税10%)

印刷版ISBN
978-4-260-05006-7
印刷版発行年月
2023/11
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1
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概要

腰痛リハの定番書、待望の改訂第2版

非特異的腰痛の症状に応じた運動療法を解説し、好評を博した書籍の改訂第2版。今版では、「前屈動作」と「後屈動作」では鑑別できない症例に対応し、「側屈動作」と「回旋動作」をフローチャートに追加。さらに「病期別」という視点から、「急性期」「亜急性期」「慢性期」別の運動療法とホームエクササイズを、Web動画でわかりやすく解説する。また、その根拠となるメカニズムを、豊富なエビデンスをもとに解説する。

目次

第1章 今なぜ腰痛が問題なのか?
 I 腰痛の実態
  1 疫学的観点から
  2 経済に及ぼす影響
  3 腰痛の危険因子
 II 高齢者の腰痛
  1 疫学的観点から
  2 加齢と脊柱変形
  3 腰椎変性側弯症とその要因
 III 腰痛の治療戦略
  1 腰痛の自然経過
  2 これからの腰痛治療

第2章 腰痛を理解する──構造・機能と病期の関係
 なぜ,痛いのか?
 I 椎間板
  1 疼痛発生のしくみ──神経解剖学的観点から
  2 臨床解剖
  3 椎間板のバイオメカニクス
 II 椎間関節
  1 疼痛発生のしくみ──神経解剖学的観点から
  2 臨床解剖
  3 椎間関節のバイオメカニクス
 III 仙腸関節
  1 疼痛発生のしくみ──神経解剖学的観点から
  2 臨床解剖
  3 仙腸関節のバイオメカニクス
 IV 股関節
  1 疼痛発生のしくみ──神経解剖学的観点から
  2 臨床解剖
  3 股関節のバイオメカニクス
 V 大腰筋──腰椎変性側弯症との関連から
  1 大腰筋の解剖,バイオメカニクス,病態的特徴
  2 腰椎変性側弯症
 VI 多裂筋
  1 多裂筋の解剖
  2 多裂筋のバイオメカニクス
 VII 胸腰筋膜
  1 臨床解剖
  2 神経支配
  3 胸腰筋膜のバイオメカニクス
  4 胸腰筋膜の病態生理学

第3章 腰痛をみわける──診断的トリアージ
 I 腰痛の分類
  1 非特異的腰痛が慢性化する要因
  2 腰痛のガイドライン
 II 症例提示──red flags signに注意する
  1 red flags sign
  2 green light
  3 yellow flags sign

第4章 非特異的腰痛を評価する──理学療法アプローチ
 フローチャートでみる理学療法評価
 I 問診
 II 視診
  1 体型
  2 歩行
  3 態度,外見
  4 姿勢
  5 腰椎変性側弯症
  6 下位交差性症候群
 III 自動運動テスト
  1 前屈動作
  2 後屈動作
  3 側屈動作
  4 回旋動作
  5 腿上げテスト
  6 股関節可動域テスト
  7 トーマステスト
 IV 疼痛誘発テスト
  1 腰椎の疼痛誘発テスト
  2 仙腸関節の疼痛誘発テスト
  3 股関節の疼痛誘発テスト
  4 触診テスト
 V 他動運動テスト
  1 腰椎の他動運動テスト
  2 仙腸関節の他動運動テスト
  3 股関節の他動運動テスト
 VI 筋機能テスト
  1 能動的下肢伸展挙上(ASLR)テスト
  2 片脚立位テスト
  3 歩行動作の観察
 VII 神経伸張テスト

第5章 多裂筋・腹横筋の運動療法とホームエクササイズ
 I 運動療法をはじめる前に
  1 運動療法の目的
  2 運動療法の基本方針
 II 急性期
  1 急性期の生理学的メカニズム
  2 急性期の運動療法
  3 急性期のホームエクササイズ
 III 亜急性期
  1 亜急性期の生理学的メカニズム
  2 亜急性期の運動療法
  3 亜急性期のホームエクササイズ
 IV 慢性期
  1 慢性期の生理学的メカニズム
  2 慢性期の運動療法
  3 慢性期のホームエクササイズ

第6章 胸腰筋膜の運動療法とホームエクササイズ
 I 胸腰筋膜性腰痛の運動療法
  1 結合組織に対する徒手・運動療法
  2 胸腰筋膜性腰痛の特徴
 II 急性期
  1 胸腰筋膜に対する静的リリースの効果
  2 急性期の運動療法とホームエクササイズ
 III 亜急性期
  1 胸腰筋膜に対する動的リリースの効果
  2 大殿筋と広背筋の共同収縮の効果
  3 亜急性期の運動療法とホームエクササイズ
 IV 慢性期
  1 胸腰筋膜に対するストレッチの効果
  2 不安定下でのモーターコントロールエクササイズの効果
  3 慢性期の運動療法とホームエクササイズ

第7章 大腰筋の運動療法とホームエクササイズ
 I 大腰筋の運動療法
 II 急性期
  1 急性期腰痛群に対するリリースの効果
  2 側弯症に対する自己矯正の効果
  3 急性期の運動療法
  4 急性期のホームエクササイズ
 III 亜急性期
  1 亜急性期の大腰筋に対する運動療法の効果
  2 亜急性期の運動療法とホームエクササイズ
 IV 慢性期
  1 慢性期の大腰筋に対する運動療法の効果
  2 慢性期の運動療法とホームエクササイズ

第8章 非特異的腰痛の治療理論の変遷とシステマティック・レビュー
 I 脊柱の不安定性とは
  1 機能的脊柱単位
  2 機能的脊柱単位の不安定性
 II 脊柱安定化運動の変遷
  1 腹腔内圧理論
  2 後部靱帯系理論
  3 体幹深層筋制御理論
 III 深層筋群に関するエビデンス
  1 多裂筋
  2 腹横筋
 IV 表層筋を含めた筋膜系のエビデンス
  1 胸腰筋膜(後部斜方向安定化システム)
  2 腹部筋膜系(前部斜方向安定化システム)
  3 大腿筋膜系(外側方向安定化システム)
 V モーターコントロールエクササイズのシステマティック・レビュー
  1 モーターコントロールエクササイズとは
  2 腰部多裂筋の形態に対する効果
  3 腰痛に対する効果
  4 腰部多裂筋の形態変化と,腰痛または腰痛関連性障害に相関性はあるか?
  5 モーターコントロールエクササイズの効果

索引