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総合内科診断メソッド【電子版】

病歴と視診で捉える

西垂水 和隆(著者)

出版社
医学書院
電子版ISBN
978-4-260-66021-1
電子版発売日
2025/12/22
ページ数
360ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥5,280 (本体¥4,800+税10%)

印刷版ISBN
978-4-260-06021-9
印刷版発行年月
2025/10
ご利用方法
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同時使用端末数
3
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
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ご利用方法
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同時使用端末数
1
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概要

病歴と視診。その「引っかかる情報」をどう拾いどう考えるか。診断はそこから始まる。

ベテラン総合内科医が、教科書やガイドラインにはあまり書かれることのない「総合内科ならではの診断メソッド」を1冊にまとめた。その中心的な内容は「病歴と視診」であり、それを支える「問診テクニック」だ。効率的に間違えずに正しい診断につなげる「引っかかる病歴と見た目」を提示し、それをいかに日常診療の中で拾い上げるかというノウハウを示す。AI時代にあっても内科医必読の臨床書。重要所見のWEB動画も多数収載!

目次

I 病歴と視診で捉える診断メソッド
 1 病歴聴取と見た目の重要性について
 2 病歴があてにならないケース──対応に留意すべき患者・状況
 3 病歴・見た目の感度・特異度
 4 問題の拾い上げと代表的な Red flag signs──ベテラン医師はなぜソツなく外来をこなせるのか?

II 病歴聴取の前哨戦──診察前から始まる診断プロセス
 5 患者から情報を引き出すコミュニケーション能力──治療は病歴から
 6 最近の流行状況を知っておく
 7 問診票からわかること
 8 患者が一言目をしゃべる前にわかること

III 病歴聴取の基本を押さえる──定番の問診
 9 既往歴──過去があって今がある.その既往歴浮いてない? 本当に既往?
 10 生活歴・家族歴
 11 薬剤歴──どんな薬剤が問題になりうるのか? ……答えは「すべて」です
 12 曝露歴──どんなことを具体的に聞くべきか?
 13 解釈モデル──思い当たるきっかけや気になることはありますか?
 14 システムレビュー(review of systems:ROS)──聞いておきたいROS
 15 何日目の受診か?──日数と身体のヤラレ具合(sickさ)は釣り合うのか?
 16 O:Onset(発症様式)──発症様式は疾患のnatureに直結する
 17 P:Provocative/Palliative factor(増悪・寛解因子)──どうしたら良くなる? 悪くなる?
 18 Q:Quality(性質・性状)──それって表現するとどんな感じですか?
 19 R:Related symptoms(随伴症状),Region(部位),Radiation・Refer(放散・関連)──ほかに症状がありますか? 場所は? そこ以外に痛みを感じる場所がありますか?
 20 S:Severity(重症度)──想像できる最悪の状態を10とすると,今は10段階でいくつですか?
 21 T:Time course(経過)・Timing(タイミング)──発症後のパターンと症状の起こるタイミングを診断に活かす

IV 引っかかる病歴と見た目──診断に迫る症状の深掘りと意味づけ
 22 いつからが病気か? ──最初におかしいと思ったのはいつ,どんな症状でしたか?
 23 繰り返す疾患──このようなことは初めてですか?
 24 時系列──ことの起こった順番は?
 25 経過中に症状が消失
 26 局所性か? 左右差があるか? 移動している? どんどん増えている?
 27 本当にずっと持続している?──良いときと悪いときがあるのでは? 少しも変わらない?
 28 多彩な症状を訴える場合──病歴でどれを除外するか? 何が大事か? その判断は?
 29 主訴は何か?──いよいよ病院に行こうと思ったきっかけは?
 30 メンタルはどれくらい入ってる?
 31 バイアスを知る──誤診のパターンを知っておく
 32 病歴をまとめてstoryがつくれるか?
 33 site(病変部位)はどこか?──臓器別の特徴から考える
 34 natureは何か?──病態別の特徴から考える
 35 わからない時

V 病歴と視診で捉える──症例集
 36 症例集:病歴と視診で捉える

索引