在宅医療の排尿管理と排泄ケア【電子版】
- 出版社
- 南山堂
- 電子版ISBN
- 978-4-525-98273-7
- 電子版発売日
- 2018/07/09
- ページ数
- 225ページ
- 判型
- A5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,520 (本体¥3,200+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-525-35121-2
- 印刷版発行年月
- 2018/05
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概要
目次
1 在宅医療こそ生きるを支える排泄ケアを―衣・食・住・医から考える―
A 排泄ケアには医療的側面と生活的側面が必要
B 在宅医療の目的とアプローチ
C 在宅医療が尿路管理・排泄ケアに優位な理由
2 在宅の事例から
Ⅱ 排泄管理に関する知識と技術
3 在宅医療で遭遇する尿路管理・排泄トラブル
A 尿路管理・排泄管理の現状
B 排泄の意思尊重と介護負担
C 在宅医療でみるべきポイント
D 尿路排泄管理の効果
4 尿カテーテルの基礎と管理
A 尿カテーテルの種類と特性
B 長期尿道留置カテーテル
C 尿カテーテルの交換頻度や操作方法
D 尿カテーテルのトラブル
E カテーテルの必要性,抜去方法
F 自己導尿の方法,適用
5 胃瘻の基礎と管理
A 胃瘻の基本事項
B 在宅医療での管理方法
C トラブル時の対応
6 膀胱瘻の基礎と管理
A 膀胱瘻の基本事項
B 在宅医療での管理方法
C トラブル時の対応
7 在宅における排泄困難・尿閉管理
A 排尿機能とその経時的変化
B 前立腺肥大症
C 過活動膀胱
D 神経因性膀胱
E 尿閉管理
F 在宅排尿管理の新しい試み
8 在宅医療における夜間頻尿への対策
A 夜間頻尿の基礎
B 夜間頻尿の検査・アセスメント
C 夜間頻尿の治療(生活指導と薬物治療)
D 在宅医療だからできる対応(多職種連携)
9 在宅における尿路感染症
A 高齢者で生じやすい尿路感染症
B 在宅における尿路感染症治療
C 重症化した尿路感染症に対する外科的処置
D 在宅における尿路感染症予防法
E 在宅医療における尿路感染症の現状
10 悪性腫瘍の尿路管理
A 腎癌における在宅医療
B 膀胱癌における在宅医療
C 前立腺癌における在宅医療
D その他の悪性腫瘍に伴う尿路管理
11 在宅医療における終末期患者の排泄管理
A 終末期にみられる泌尿器症状
B 終末期の排泄に対する支援
C 終末期患者における意思尊重
12 在宅医療における薬と排泄管理
A 在宅で遭遇しやすい疾患と尿路に関わる薬
B 主な疾患の薬物療法
C 在宅だからできるポリファマシー対策
13 在宅医療における排便ケア
A 排便の成り立ち
B なぜブリストルスケールが重要か
C 排便管理における下剤の位置付け
D 下剤の効果と便の性状
E チャートを用いたブリストルスケールの使い方
F 下剤投与をどこまで待てるか
G 下痢に対するアプローチと対処法
H 食事や経管栄養の工夫
I 優しい摘便のコツ
14 尿路管理と多職種連携
A 訪問看護師・訪問リハビリテーションとの連携
B 薬剤師との連携
C 介護職との連携
D 地域の泌尿器科医との連携
E 病院泌尿器科との連携
F 排泄ケアの専門職
Ⅲ 排泄ケアに関する知識と技術
15 いのちを守る医療とケア
A なぜこの患者はおむつ使用なのか
B 適切な福祉用具の選択
C おむつは姿勢や動作に大きく影響するモノ
D 回復につながる心地よい身体
E 事例から考察した医療と介護
16 排泄を助ける環境作り―居室ベッド周りを中心とした排泄ケア―
A 本人および家族や支援者全ての生活環境を整える
B ベッドを中心とした排泄ケアにおける姿勢・移乗・移動動作と福祉用具
C 排泄ケアに関わる用具
17 ベッド上での排泄
A 尿 器
B 採尿器
C 差し込み便器
D 自動採尿器
E 自動排泄処理装置
F 導 尿
G その他留意すべきポイント
18 おむつの選択や適切なあて方は患者の身体を大きく変える
A 杜撰なおむつ使用が身体を損なう
B 「尿漏れを起こさない」「姿勢を崩さない」「動きを制限しない」「褥瘡につながらない」おむつの選択
19 おむつと皮膚トラブル ―そのためのスキンケア
A 皮膚トラブルは発見が大切
B 間違った陰部洗浄が皮膚障害を招く
C 在宅介助とスキンケア
20 認知症の方への排泄ケア
事例1 脳血管認知症 下着の上げ下げがうまくできず失禁ととらえられていたFさん
事例2 アルツハイマー型認知症 汚れた紙パンツを脱いで回っている洗濯機に入れる
事例3 前頭側頭葉型認知症 排泄行為を繰り返し終わらない
事例4 レビー小体型認知症 トイレから何か出てくるので失禁につながってしまう
あとがき
索引