急性中毒診療実践ルール16【電子版】
- 出版社
- メジカルビュー社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2022/02/21
- ページ数
- 208ページ
- 判型
- A5変
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥4,180 (本体¥3,800+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-7583-2230-0
- 印刷版発行年月
- 2022/02
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 3
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています - 必要メモリ容量
- 40 MB以上
- ご利用方法
- アクセス型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら
この商品を買った人は、こんな商品も買っています。
概要
この本でしか得られない指導医・上級医クラスも目からウロコのピットフォールも織り交ぜ,世界標準の診療指針や基準,実情も踏まえた中毒診療の土台となる考え方がわかる。
目次
Chapter①
[実践ルール1]中毒診療の基本と実際の流れ
どんなときに中毒を疑うか?
MATTERS,TOXIDROME
検査
治療
Chapter②
[実践ルール2]TOX ACLS~中毒診療最初の15分(ACLS+α)
Airway(気道)
Breathing(呼吸)
Circulation(循環)
Dysfunction of CNS(意識)
Exposure(体温)
■診断編
Chapter③
[実践ルール3]トキシドロームを使いこなす
トキシドロームとは?
アッパー系
ダウナー系
ポイントが見抜けるトキシドローム
Chapter④
[実践ルール4]心電図は役に立つtox screen! 中毒患者ではほぼ全例で行う
尿の中毒スクリーニングはよく考えて行おう
尿中薬物スクリーニング(誤解の原因)
尿中薬物スクリーニングが役に立つ場面
心電図はpoor man’s tox screen!
QT 延長作用のある中毒の探し方
Chapter⑤
[実践ルール5]中毒患者の診察では必ずクローヌスをチェック!
セロトニン症候群は意外と多い
医療システムにも影響を与えたリビー・ザイオン事件
意外な薬でセロトニン症候群
クローヌスが診断の鍵
セロトニン症候群の治療
Chapter⑥
[実践ルール6]要注意! 高体温は超危険な中毒のサイン
体温は中毒で最も大事なバイタルサイン?
中毒で高体温になるメカニズム
中毒による高体温は熱中症と同じ?
治療も熱中症と同じ?
知っておきたいexcited delirium
Chapter⑦
[実践ルール7]ギャップを使いこなせ! 浸透圧ギャップの意義
アニオンギャップ開大は中毒を疑う鍵
ギャップはあると萌えるけれど,なくても…浸透圧ギャップの使い方
隠れたギャップに要注意(lactate gap・saturation gap)
Chapter⑧
[実践ルール8]中毒患者では半減期を無視する
半減期は中毒では意味をなさない
半減期が無効になる理由
中毒患者の脳死判定は慎重に
■治療編
Chapter⑨
[実践ルール9]“活性炭投与は1時間以内”に惑わされない
まずは覚えよう1 時間の壁
活性炭投与は場合によっては1時間を越えていても行う(一歩先に)
禁忌と適応外
投与の目的と投与法
Chapter⑩
[実践ルール10]意外な拮抗薬,β遮断薬を使いこなす
意外に多いカフェイン中毒,頻脈・低血圧にβ遮断薬を使おう
Sudden sniffing death syndrome
Chapter⑪
[実践ルール11]血液透析の始めどきを見極める
血液透析を考えるときの3 条件
そのほかに考えるべきポイント〜常に臨床症状を考える
血液透析を実際に行うことが多い中毒は?
EXTRIP working group
Chapter⑫
[実践ルール12]いまをときめく脂肪製剤の使い方
脂肪製剤はなぜ効くの?
血液透析vs 脂肪製剤
使用製剤と使用量
副作用に注意
■原因物質編
Chapter⑬
[実践ルール13]アスピリン中毒患者に挿管してはいけない
日常に潜むサリチル酸
押さえておきたい基礎
挿管したら呼吸器設定で1 回換気量と呼吸数を高くする
挿管されたサリチル酸中毒の患者はすぐに血液透析を
尿のアルカリ化の実際
慢性中毒にだまされない
Chapter⑭
[実践ルール14]三環系抗うつ薬の負のスパイラルに注意!
三環系抗うつ薬の作用はさまざま
重症度の評価は心電図で
痙攣は死の序章
重炭酸ナトリウムは積極的に使う〜2 つの作用機序
重炭酸ナトリウムの投与方法
Chapter⑮
[実践ルール15]カルシウムチャネル拮抗薬では血糖値をモニタリング
血圧も脈拍も低いときは中毒を考える
2 種類のカルシウムチャネル拮抗薬。違いは?
血糖値がなぜ大事?
カルシウムチャネル拮抗薬中毒への対応
その他の治療
Chapter⑯
[実践ルール16]意外に知らないアセトアミノフェンのノモグラムの使い方
アセトアミノフェン中毒が重要な理由
アセトアミノフェン中毒の基本
ノモグラムの使い方
ラインクロッサーの存在
ノモグラムが使えるときと使えないとき
意識障害…これはアセトアミノフェン中毒じゃない?
Column
医師の通報義務
中毒コントロールセンター
大麻は安全?
毒キノコ
アメリカ社会の闇(麻薬依存)
アメリカの臨床中毒学フェロー,臨床中毒医
万能解毒薬(universal antidote)
新型コロナウィルスと臨床中毒学
one pill killer(ごくわずかでも危険な薬)
付録
知っておきたい事件・事故FILES
秘伝! いざというときの拮抗薬リスト