カラー図解 人体の正常構造と機能 第5巻 腎・泌尿器【改訂第4版】【電子版】
- 出版社
- 日本医事新報社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2022/02/21
- ページ数
- 100ページ
- 判型
- A4変
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥6,600 (本体¥6,000+税10%)
- 特記事項
- ・索引ページのリンク設定はございません。
・当コンテンツは横断検索時の検索対象には含まれません。 - 印刷版ISBN
- 978-4-7849-3244-3
- 印刷版発行年月
- 2021/02
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概要
解剖学・生理学の高度な内容をやさしく学べる教科書として、全国の医学生から最も高い支持を得ています。
最新の知見に基づいて内容を更新するとともに、さらに読みやすく、わかりやすい教科書をめざしました。
目次
腎臓の第一の目的は,体液の恒常性を維持することである
腎臓の主な働きは5つある
腎臓は背中側で肋骨になかば隠れている
腎臓は腹膜後隙にあり,脂肪組織で守られている
腎臓の概観
腎組織は皮質と髄質に分かれ,糸球体・尿細管・血管が規則正しく並ぶ
尿細管は,その走行と上皮細胞の種類によって区分される
糸球体は皮質迷路にあり,尿細管は皮質と髄質を縦横に走る
腎小体(糸球体とボウマン嚢)
糸球体とそれを包むボウマン嚢が腎小体を作る
糸球体には3種類の細胞がある
糸球体濾過のフィルターは3層からなる
糸球体濾過は血圧を駆動力とし,血球や蛋白質を通さない
腎臓の自己調節機構により,糸球体濾過量(GFR)は一定に保たれる
腎クリアランスは,非侵襲的・定量的な腎機能解析法である
糸球体は壊れやすく,再生しない
尿細管
尿細管の上皮細胞は,分節ごとに特徴的な構造と機能を持っている(1)
尿細管の上皮細胞は,分節ごとに特徴的な構造と機能を持っている(2)
濾液中の有用な血漿成分は近位尿細管で回収される(1)
濾液中の有用な血漿成分は近位尿細管で回収される(2)
近位尿細管における再吸収の特徴は等張性と制限性である
ヘンレループの下行脚と集合管で水が再吸収される
ヘンレループの対向流の働きで髄質は高浸透圧となり,尿が濃縮される
腎循環
心拍出量の20%が腎臓に入り,毛細血管を2回通る
腎臓内の動脈は典型的な筋性動脈である
傍糸球体装置は血管極周辺の細胞からなり,糸球体濾過量を調節している
水・電解質・pHの調節
体内ナトリウム量が体液量を決定する
集合管のNa+輸送はホルモンにより調節され,体液量は一定に保たれる
利尿薬は尿細管でのナトリウムと水の再吸収を抑制する
腎臓とホルモン産生
細胞内外のカリウム分布は,不均等な状態でバランスを保っている
濾液中のK+は近位尿細管で大量に再吸収され,集合管で分泌される
血漿Ca2+濃度が低下するとPTHが分泌され,骨吸収と尿細管での再吸収を増やす
近位尿細管での無機リンの再吸収は,PTHにより抑制される
代謝によって生じた酸のため,血液は酸性に傾きやすい
尿細管はH+を尿中に排出し,体液pHを一定に保つ
尿管・膀胱
膀胱は腹膜直下,骨盤腔の最前部にある
尿管と膀胱の粘膜は,伸縮自在の移行上皮で出来ている
尿管と膀胱の壁は3層の筋からなり,伸縮性に富む
泌尿器系の発生
泌尿器と生殖器は同じ原基から発生する
腎臓は発生の過程で90度回転しながら上昇する
[基礎知識]
細胞結合,細胞骨格,細胞外基質
細胞膜における物質輸送