極める大腿骨骨折の理学療法【電子版】
- 出版社
- 文光堂
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2022/01/31
- ページ数
- 296ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥6,050 (本体¥5,500+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-8306-4552-5
- 印刷版発行年月
- 2017/05
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- 対応OS
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概要
目次
1 骨折時に大腿骨へ作用する力とは?
大腿骨の構造を理解する!
転倒のバイオメカニクスを理解する!
大腿骨骨折の受傷原因を理解する!
2 骨折の治癒過程を知る
骨癒合とは
骨折の治癒過程を知ろう
骨折の治癒過程に関与する分子メカニズムとは?
骨折治癒に影響を及ぼす因子
ミニレクチャー 低出力パルス超音波(LIPUS)の有用性
ミニレクチャー ROM(range of motion)運動のコツ
3 大腿骨骨折の病態特性を理解する
部位別に見る大腿骨骨折
大腿骨骨折の疫学
「大腿骨近位部骨折」は骨折線の位置が決め手!
「大腿骨骨幹部骨折」は骨折線と筋の作用で転位方向が決まる!
「大腿骨遠位部骨折」は膝関節の骨折
4 大腿骨骨折術後の理学療法の流れを確認する
急性期(臥床期)の理学療法のポイント
回復期(離床期)の理学療法のポイント
生活期(在宅)の理学療法のポイント
ミニレクチャー 術前に必要な理学療法評価と全身管理について
PartII 術式別にみた大腿骨頸部骨折に対する理学療法
1 大腿骨頸部骨折─ハンソンピン(Hansson pin)の場合①─
当該手術法の特徴
手術適応
手術アプローチ法
手術手技のポイント
当該手術療法の特性から理学療法士に注意してほしいこと
おわりに
2 大腿骨頸部骨折─ハンソンピン(Hansson pin)の場合②─
ハンソンピンはどんな骨折に適応なの?
内側骨折って?
内側骨折にハンソンピンはどんなメリットがあるのか?
単純X線画像のチェックポイント
アプローチの流れ
術後アプローチ時の留意点
アプローチ準備と治療戦略
おわりに
3 大腿骨頸部骨折─ cannulated cancellous hip screw(CCHS)の場合①─
頸部骨折に対するCCHS法は「三矢の訓」!
骨接合術のときに注意することは?
どのような症例に適応するか?
手術アプローチ
術後理学療法で特に注意してほしいこと
4 大腿骨頸部骨折─ cannulated cancellous hip screw(CCHS)の場合②─
CCHSについて
CCHS術後の理学療法について
まとめ
5 大腿骨頸部骨折─人工骨頭置換術(前外側アプローチ)の場合①─
特 徴
適 応
手術アプローチ法
術後理学療法における注意点
6 大腿骨頸部骨折─人工骨頭置換術(前外側アプローチ)の場合②─
術後理学療法の流れ
術後理学療法の評価,リスク管理,治療
7 大腿骨頸部骨折─人工骨頭置換術(外側アプローチ)の場合①─
特 徴
適 応
手術アプローチ
術後の肢位
合併症
本術式の特性からみた術後理学療法で特に理解して欲しいこと
インプラントの実際
症 例
まとめ
8 大腿骨頸部骨折─人工骨頭置換術(外側アプローチ)の場合②─
患者を知る情報収集は患者と向き合う第一歩
人工骨頭置換術前の理学療法がベースを作る
人工骨頭置換術後の理学療法実施前確認項目は?
人工骨頭置換術のクリニカルパスは把握しておく
人工骨頭置換術後の理学療法
日常生活における人工骨頭との付き合い方
退院に向けて取り組むこと
9 大腿骨頸部骨折─人工骨頭置換術(後方アプローチ)の場合①─
特 徴
適 応
手術アプローチ法
10 大腿骨頸部骨折─人工骨頭置換術(後方アプローチ)の場合②─
臨床上よくみられる姿勢の特徴は?
理学療法プログラムの進め方は?
何をどのように評価するのか?
実際のアプローチについて
ミニレクチャー 更衣(ズボン,靴下,靴)・トイレ・入浴動作のコツ
〜大腿骨頸部骨折を呈し人工骨頭置換術(後側方アプローチ)を施行した場合〜
PartIII 術式別にみた大腿骨転子部・転子下骨折に対する理学療法
1 大腿骨転子部・転子下骨折
─compression hip screw(CHS)の場合
─Evans分類(group1,2), Type1 安定型①─
特徴─大腿骨転子部骨折について
CHSの適応
手術アプローチ法
該当手術特性からみた術後理学療法
2 大腿骨転子部・転子下骨折
─compression hip screw(CHS)の場合─Evans分類(group1,2), Type1 安定型②─
診療記録のどこに着目して情報を収集すればいい?
本骨折後の疼痛の特徴は? 頸部骨折例に比べて転子部骨折例の疼痛が強いのはなぜ?
CHS術後に生じやすい疼痛の特徴は?
本骨折後になぜ膝痛が出現するの?
本骨折およびCHS術後に生じやすい可動域制限は?
本骨折後に生じやすい筋力低下は?
疼痛との関連からみた本骨折後の立ち上がり動作と特徴は?
疼痛との関連からみた本骨折後の歩行の特徴は?
関節可動域拡大に向けた理学療法の実際
本骨折例に対する筋力トレーニングの考え方
本骨折例に対する筋力トレーニングの実際
歩行時の荷重痛に対する工夫
3 大腿骨転子部・転子下骨折
─ガンマネイル(γ-nail)の場合─Evans分類(group3,4),Type2不安定型①─
分 類
適 応
手 術
術後評価
術後理学療法
4 大腿骨転子部・転子下骨折
─ガンマネイル(γ-nail)の場合─Evans分類(group3,4),Type2不安定型②─
骨折の分類を確認しよう
術前の問診,理学療法評価
術前からのベッドサイド理学療法が重要!
手術を見学しよう
術後理学療法開始時の情報収集
術後の理学療法プログラム
不安定型の術後理学療法
起居動作時の患肢の介助の重要性
荷重することの重要性と注意点
術後のX線画像を確認しよう
退院(転院)時指導
ミニレクチャー 大腿骨転子部骨折における歩行のコツ
(short femoral nail:PFNA施行,術後10日)
PartIV 術式別にみた大腿骨骨幹部・顆部骨折に対する理学療法
1 大腿骨中央・近位部の骨折─順行性髄内釘(interlocking nail)の場合①─
手術方法
術後理学療法について
2 大腿骨中央・近位部の骨折─順行性髄内釘(interlocking nail)の場合②─
大腿骨骨幹部骨折とは?
術後の理学療法の流れ
術後理学療法の具体的評価項目
理学療法方針と目標設定
術後理学療法の実際
3 大腿骨遠位部の骨折(顆上骨折)
─逆行性髄内釘(retrograde intramedullary nail)の場合①─
特 徴
適 応
手術アプローチ法
手術手技
後療法
4 大腿骨遠位部の骨折(顆上骨折)
─逆行性髄内釘(retrograde intramedullary nail)の場合②─
術後理学療法の流れ
X線画像からの情報収集
膝関節の可動域を獲得する
歩行に対するアプローチ
日常生活指導のポイント
5 大腿骨顆部骨折─ locking plate固定の場合①─
最も大切なこと
特 徴
ここが大事! 現場の注意点
手術法について知っておこう
おわりに
6 大腿骨顆部骨折─ locking plate固定の場合②─
大腿骨顆部骨折に対するLCP固定のプロトコル
大腿骨顆部骨折に対するLCP固定では何に注意すべきか
大腿骨顆部骨折に対するLCP固定後の具体的アプローチ
ミニレクチャー 疼痛緩和のコツ
ミニレクチャー 筋力トレーニングのコツ
ミニレクチャー バランス練習のコツ
ミニレクチャー 起居動作練習のコツ
ミニレクチャー 階段昇降練習のコツ
ミニレクチャー 外来(通所)理学療法でチェック・指導する身体運動機能面のポイント
ミニレクチャー 退院から在宅への移行と環境整備や家族指導のポイント
ミニレクチャー 日常生活のための福祉用具選択のポイント
ミニレクチャー クリニカルパス導入の功罪
索引