保健・医療職のための生命倫理ワークブック【電子版】
- 出版社
- 三輪書店
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2022/04/04
- ページ数
- 140ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,080 (本体¥2,800+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-89590-305-9
- 印刷版発行年月
- 2008/05
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 2
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
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- 16 MB以上
- ご利用方法
- アクセス型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 1
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概要
判断の難しい、さまざまな状況のシナリオに対して想像力を働かせ、自分の身近な例と結びつけて考えることで、日常生活の中に潜む倫理問題(虐げられた尊厳や不平等)に気がつくことができ、倫理的感受性が高まる一冊。
正しいこと、よいことをしようと思うのは大切なことです。ところが、何が正しいことなのか、あるいは正しいことが本当によいことなのか、判断が難しい場合があります。頭を悩ませ、心を苦しめる問題について、私たちはどのように考え、どのような態度をとったらよいのでしょうか。
本書は、まずシナリオを提示し、その状況を想像し質問に答えていくことで、生命倫理について考える練習ができるように作成しました。グループで話し合いながら使うと、自分では思いつかないような考えに出会うことができ、物事を広い範囲で考えることができます。一人で本書を使うときにも、他の人だったら、どんな意見を言うかを想像してみるとよいでしょう。大切なことは、早く正解を出すことではなく、できるだけ多くの異なる意見を出したうえで、その意見一つひとつを理解して、よりよい意見はどれだろうと考えていくことです。
本書で用いたシナリオはすべてフィクションですが、想像力を働かせ、自分が知っている実例を思い出し、結びつけて考えてみてください。自分の身近な例と結びつけることで、日常生活の中に潜む倫理問題(虐げられた尊厳や不平等)に気がつくことができ、倫理的感受性が高まります。リハスタッフ、看護職には是非ご一読いただきたい一冊です。
目次
道徳
規則
義務
倫理的ディレンマ
第2章 倫理学と倫理原理
自律尊重
無加害
善行
公正(正義)
第3章 生命倫理学の重要概念
インフォームド・コンセント(informed consent)
パターナリズム(paternalism)
倫理委員会
自己決定重視と共同体主義
功利主義と義務論
コンフィデンシャリティ(秘密保持)
第4章 生命倫理の問題
カルテ開示
医による危害
実験研究の倫理
優生思想
クローン人間
生殖操作
遺伝子診断・治療
臓器移植
安楽死, 尊厳死
緩和ケア, ホスピス