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高齢者のやりがい・生きがいを見つけよう!

老年期うつ病の作業療法【電子版】

髙橋 章郎 (編集)

出版社
メジカルビュー社
電子版ISBN
978-4-7583-7104-9
電子版発売日
2016/12/12
ページ数
128ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,240 (本体¥3,000+税8%)

印刷版ISBN
978-4-7583-1690-3
印刷版発行年月
2015/10
ご利用方法
ダウンロード型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
2
対応OS
iOS9.0以降
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※パソコン対応(WEBブラウザによるアクセス参照)は2017年7月上旬予定
※Android対応は2017年8月上旬予定
必要メモリ容量
22 MB以上
※導入・利用方法の詳細はこちら

概要

「老年期うつ病」の患者数は推計40万人といわれており,特に女性の患者が多く,高齢者の自殺の原因の一つでもある。今後も患者数は増加を続け,また認知症へ進行する割合も高いことから,確実な対策が必要とされている。
老年期うつ病は,発症原因,症状,治療法など,さまざまな点で若年者のうつ病と異なるため,作業療法にも工夫が必要である。作業療法士と高齢患者は,これまでの治療者と対象者の関係である「治す,治してもらう」という役割から共に脱し,作業療法士は高齢患者が自分のことは自分でできるように,患者の生活をプロデュースすることが重要である。
本書は,高齢者が新たな生きがい・役割を見つけるために,作業療法士が地域でできることを実例を通して解説している。うつ病に限らず,作業療法士が今後,地域でどのように高齢者とかかわっていけばよいか,その参考となる1冊

目次

1章 現代の高齢者を知る
現代の高齢者を知る
超高齢社会
老年期うつ病の再燃
高齢化社会から高齢社会,超高齢社会へ
収容型医療の限界
退院後の受け入れ先施設の不足
受け入れ先の職員の不足
高齢者の地方移住?
対象の喪失と発達課題の剥奪
これまでの高齢者の発達課題
新たな対象・発達課題の獲得
平均寿命の延長の意味することは?
なかなか死ねない社会
高齢者の生きる力
現代の高齢者はどのような時代を生きてきたのか?

2章 老年期うつ病を知る
老年期うつ病を知る
老年期うつ病の症状
うつ病の症状
老年期固有の特徴
うつ病発症の契機
老年期うつ病の特徴
老年期うつ病の鑑別診断
老年期うつ病の生活機能障害
国際生活機能分類(ICF)と援助論
生活機能からみた老年期うつ病
老年期うつ病の治療
休養
薬物療法
精神療法
くらしを支える援助

3章 老年期うつ病に対する作業療法
事例報告① 大腸癌手術をきっかけに,うつ病を発症した60歳代の症例
施設紹介
プログラムのキーコンセプト
一般情報
ICF各要因について
健康状態
心身機能/身体構造
活動
参加
環境因子
個人因子
経過
大腸癌手術をきっかけに退職,心身両面に多彩な症状が出現
作業療法の経過
導入期
継続期:前期
継続期:後期
終結期
考察
MCIの段階での積極的な身体活動
生き方の多様性
事例報告② 認知症混在例(介護老人保健施設)
施設紹介
事例
一般情報
ICF各要因について
経過
仕事に打ち込んだ日々から一転,妻も仕事も失い閉じこもりの生活に
生きる希望を失い抑うつ状態になったAさん:「稲作」活動の導入へ
導入期(1カ月目):現実との接点として散歩や水やりを行った時期
継続期(3カ月目):稲作を通して社会とAさんがつながり始めた時期
終結期(6カ月目〜):役割関係を自ら卒業し,新しいAさんに生まれ変わった時期
考察
人と自然とともに生きる環境の創造:稲作文化にある「共生社会」のあり方
どのような「存在」としてクライエントの前に現れるか
希望へと導く「作業体験」:そして新たな自己の生成へ
まとめ
事例報告③ 地域連携・訪問支援
はじめに
地域連携やまちづくりを実践する那須フロンティアの活動紹介
那須フロンティアの概要
地域住民と那須フロンティアが協動で取り組む地域交流,地域連携の一例
ゆずり葉が担う地域の相談支援
事例:父親の介護と自分のこれからの生活の不安を吐露したAさんへの地域連携と訪問支援の実際
基本情報:初回訪問面接,民生委員,医師,保健師などからの情報共有より
生活歴・受診歴
Aさんの父親の情報
支援につながった経緯
主訴
Aさんの生活状況
課題の焦点化と目標設定
支援の経過
地域連携と訪問支援における作業療法
地域連携や仕組みづくり(間接支援)における作業療法士の役割
訪問支援(直接支援)で大切にしたい作業療法のあり方
おわりに
アプローチの基本とポイント
対象者の理解
元気な頃の自分と比較する
体への漠然とした不安
誰かのために生きてきた人生
人生が終息する恐怖
アプローチの方向性,留意点
生活を見直す機会とする
構造化の留意点
作業選択のポイント
馴染みの作業
物語をつくる
段階づけ
作品にすべてが集約される
作品を完成させるということ

4章 超高齢社会で作業療法士は何をすべきか?
超高齢社会で作業療法士は何をすべきか?
作業療法士の今後の方向性
高齢者,みんなが病気なわけじゃない
働きたいけど働く場所がない!?
生活習慣病予防と介護予防の分岐点
長生きの秘訣:社会的関係性,つながることの大切さ
ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)の発現
作業療法士は地域の黒子にもなる
作業療法士ができること
元気になる作業活動を通してお金を稼ぐ
高齢者が自分たちで稼ぐ
作業療法士は黒子? たくらみの黒幕?