大動脈解離【電子版】
- 出版社
- 中外医学社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2018/02/26
- ページ数
- 192ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥7,260 (本体¥6,600+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-498-03912-4
- 印刷版発行年月
- 2016/01
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 3
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています - 必要メモリ容量
- 64 MB以上
- ご利用方法
- アクセス型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら
この商品を買った人は、こんな商品も買っています。
概要
目次
1.大動脈解離の病因はどう考えられているか? 〈圷 宏一〉
1.解離の準備状態を作り出す中膜病変:病理所見
2.中膜病変を作り出す疾患各論
3.エントリーの形成のために必要なもの:血行力学的ストレス
4.エントリーがない解離の始まりに必要なもの
5.解離の進展
2.遺伝性血管疾患と大動脈解離 〈森崎隆幸 森崎裕子〉
1.Marfan症候群と原因遺伝子
2.Loeys―Dietz症候群とその病因遺伝子
3.TGF―βシグナルの変化をきたすLoeys―Dietz症候群類縁疾患
4.Marfan症候群・Loeys―Dietz症候群および類縁疾患の治療
5.血管型Ehlers―Danlos症候群と病因遺伝子
6.平滑筋収縮蛋白質の機能異常による遺伝性大動脈疾患と大動脈解離
7.大動脈疾患の病態とTGF―βシグナル系遺伝子とその異常
§2 大動脈解離の病理と疫学
1.急性大動脈解離の病理 〈中島 豊 中川和憲〉
1.大動脈の正常の構造―特に中膜の構造について―
2.大動脈解離の病理形態学―中膜の構造の変化―
3.intramural hematoma(IMH)とpenetrating atheroscleroticulcer(PAU)
4.今後の見通し―さらなる形態学的研究の発展と臨床への還元―
2.急性大動脈解離と突然死 〈村井達哉〉
1.東京都監察医務院とは
2.東京都監察医務院における急性大動脈解離剖検例の概要
3.東京都内の急性解離発生ならびに急性解離による突然死の動向
3.東京都大動脈スーパーネットワークの構築 〈吉野秀朗 下川智樹 長尾 建 高山守正〉
1.東京都CCUネットワーク
2.東京都大動脈スーパーネットワークシステム
3.急性大動脈解離の発生頻度
§3 急性大動脈解離の診断
1.症状と所見:多彩で変動することが特徴 〈安達秀雄〉
1.大動脈解離発生時の症状は多彩である
2.大動脈解離の症状は一時的に寛解する
3.解離の見逃しを防止するにはどうすればよいか
付)スポーツ中の急性大動脈解離の発生
2.CT 〈上田達夫 林 宏光〉
1.急性大動脈解離に対するCT診断
2.CT診断のポイント
3.PAU(penetrating atherosclerotic ulcer)
4.Adamkiewicz動脈の評価
3.心エコー図 〈加地修一郎〉
1.急性大動脈解離の存在診断
2.合併症の診断
4.経食道心エコー 〈渡橋和政〉
1.解離の存在とエントリー部位の決定
2.破裂の診断
3.大動脈弁逆流の評価
4.灌流障害の診断
5.術中新たに発症する灌流障害
6.TEEのメリットを得るために
5.血栓閉塞型大動脈解離 〈内田敬二〉
1.頻度
2.診断における問題点
3.治療における問題点
4.病態についての考察
§4 急性大動脈解離の治療
1.急性A型大動脈解離に対する標準的外科治療 〈井元清隆〉
1.急性A型大動脈解離の自然歴と手術適応
2.解離病変の置換範囲と術式
3.大動脈基部に対する処置
4.手術手順
5.大動脈解離による臓器灌流障害の対策
2.急性A型大動脈解離に対する上行―弓部置換術の適応とコツ 〈荻野 均〉
1.急性A型大動脈解離(AAAD)に対する外科治療全体の適応
2.上行―弓部大動脈置換術(TAR)の適応
3.上行―弓部大動脈置換術(TAR)の実際の手術手技(コツ)
3.急性A型解離に対するオープンステント治療 〈内田直里〉
1.解離に対するオープンステントの歴史
2.急性A型解離に対するオープンステント治療の利点
3.急性A型解離に対するオープンステント治療の適応
4.急性A型解離に対するオープンステントのグラフト選択
5.急性A型解離に対するオープンステント手術方法
6.急性A型解離に対するオープンステント治療の脊髄障害について
7.J graft open stent graftを用いた急性A型解離手術
4.急性A型大動脈解離手術における送脱血部位と体外循環 〈上田敏彦〉
1.急性A型大動脈解離手術の体外循環
2.急性A型大動脈解離手術の送血路
3.送血路の選択
5.臓器虚血への対応
a.脳虚血 〈築部卓郎〉
1.発生原因と頻度
2.治療方針の変遷
3.超急性期手術の有用性の根拠について
4.目標とすべき時間・術前管理について
5.手術術式・術後管理の工夫:自験例を中心に
6.遠隔期手術成績
7.早く手術を開始できる体制作り
b.心筋虚血 〈川人宏次〉
1.心筋虚血のメカニズム
2.心筋虚血の発症時期
3.解離発症直後に生じる心筋虚血
4.大動脈解離の手術中に生じる心筋虚血
5.術後に生じる心筋虚血
c.腸管虚血 〈安達晃一〉
1.診断
2.治療
d.四肢虚血 〈輕部義久〉
1.病態
2.頻度
3.診断
4.治療
5.治療成績
e.トピックス:グルーについて 〈鈴木伸一〉
1.GRF glue
2.Fibrin glue
3.BioGlue
6.急性大動脈解離の降圧治療とリハビリテーション 〈萩谷健一 桃原哲也〉
1.急性大動脈解離の降圧治療
2.急性大動脈解離のリハビリテーション
7.B型大動脈解離に対するオープン手術 〈北原大翔 志水秀行〉
1.急性B型大動脈解離
2.慢性B型大動脈解離
8.B型解離に対するステントグラフト治療 〈倉谷 徹〉
1.B型大動脈解離に対する治療戦略
2.ステントグラフトデバイス
3.解離性大動脈瘤に対するステントグラフト治療
4.急性B型大動脈解離
5.慢性B型大動脈解離
§5 慢性期の大動脈解離
1.A型大動脈解離のフォローアップ 〈木村直行〉
1.急性A型大動脈解離近位側再建後の遠隔成績
2.遠位大動脈に残存する偽腔開存が急性A型大動脈解離の予後に及ぼす影響
2.B型大動脈解離のフォローアップ 〈坂倉建一〉
1.B型大動脈解離の慢性期の薬物療法
2.B型大動脈解離の慢性期に影響する急性期指標
3.実際にどのようなフォローアップが望ましいのか?
3.手術治療のタイミングと手術術式(胸腹部置換を中心に) 〈尾崎健介 山本 晋〉
1.適応
2.術式
3.当院の成績
§6 今後の課題
1.医療安全と大動脈解離 〈安達秀雄〉
1.急性大動脈解離の診断で問題になる事項
2.急性大動脈解離の治療で問題になる事項
3.鑑定医,臨床評価医の注意点
2.大動脈センターの設立と発展について
~大動脈チーム形成の有用性と今後の課題~ 〈田中亜由美 山本 晋〉
1.設立と発展
2.大動脈センター職員の構成
3.診療の流れに伴う各部署の役割
4.今後の課題