心臓デバイス植込み手技 改訂第2版【電子版】
- 出版社
- 南江堂
- 電子版ISBN
- 978-4-524-24699-1
- 電子版発売日
- 2018/06/04
- ページ数
- 204ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥8,250 (本体¥7,500+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-524-25154-4
- 印刷版発行年月
- 2018/03
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 3
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています - 必要メモリ容量
- 22 MB以上
- ご利用方法
- アクセス型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら
この商品を買った人は、こんな商品も買っています。
概要
目次
1 手術手技の基本
A 手術環境
(1)手術を行う場所
(2)環境的差異:手術室vs心臓カテーテル検査室
B 手術器械
(1)モスキート鉗子
(2)ペアン鉗子
(3)筋鉤
(4)リスター鉗子
(5)開創器
(6)鑷子
(7)剪刀
(8)持針器
C 患者の術前処置,常用薬剤の中止,予防的抗菌薬投与
D 手指消毒
E 患者の入室,体位固定
F 術野の消毒,覆布
G 局所麻酔
H 穿刺が先か,皮膚切開が先か
I 皮膚切開,組織剥離
J 止血
K 電気メス
L 縫合
(1)創傷治癒の基本
(2)縫合糸と針の種類
(3)縫合方法
M 創処置
N ドレナージ
(1)閉鎖式ドレナージ
(2)開放式ドレナージ
2 デバイス感染予防
A 感染危険因子
B エビデンスに基づいた感染予防への提言
(1)患者に対する術前準備と処置
(2)術者の服装
(3)手洗い
(4)予防的抗菌薬投与
(5)創部(ポケット)洗浄
(6)血糖コントロール
(7)術中体温の維持
(8)副腎皮質ホルモンなどの免疫抑制薬服用患者の取り扱い
(9)抗凝固療法
C 手術手技
D 術後の創処置
E 手術環境,手術機械の滅菌
F 感染多発に対しての解決方法
(1)環境
(2)人的要因
3 植込みに必要な解剖学的知識
A ペースメーカーリード挿入に必要な解剖
(1)穿刺部位の解剖について
(2)「胸郭」(thoracic cage)とは
(3)胸郭外静脈穿刺の落とし穴:「胸肩峰動脈」の重要性
(4)解剖学的にみた胸郭外静脈穿刺の至適部位
B ペースメーカーリードの心腔内誘導に必要な解剖
(1)左・右腕頭静脈の解剖学的相違の重要性
C ペースメーカーリード留置に必要な解剖
(1)心房リード留置に必要な心房の解剖
(2)心室リード留置に必要な三尖弁の解剖
(3)心室リード留置に必要な右室の解剖
(4)心室リード留置に必要な心室静脈系の解剖:冠状静脈洞の解剖
II章 植込み手技の実際
1 植込み手順
A 手術までの流れ
(1)術前準備
(2)患者入室後の術前準備
2 リードの挿入方法,静脈アクセス
A 静脈アクセスについての総論
(1)経静脈的心内膜電極の挿入ルート
(2)複数リード挿入の場合の選択
(3)透視と実際の穿刺点がずれる理由
B 静脈切開法
(1)橈側腕頭皮静脈切開法
(2)外頚静脈切開法
C 静脈穿刺法
(1)鎖骨下静脈穿刺法
(2)胸郭外穿刺法
(3)エコーガイド下静脈穿刺法:リアルタイムエコーガイド法
3 リードの選択とその操作
A リードの種類
B リードの構造
(1)passive fixation lead
(2)active fixation lead
4 ICDとリードの選択
A single chamber ICD vs.dual chamber ICD
B single coil ICD lead vs.dual coil ICD lead
5 リードの留置・固定・ポケット内処理
I.リードの留置
A 心房リード
(1)右心耳
(2)右房自由壁
(3)心房中隔ペーシング
B 右室リード
(1)右室心尖部ペーシング
C 心室中隔ペーシング
(1)上からの中隔へのアプローチ
(2)下からの中隔へのアプローチ
D シングルリードVDD リード
E 左室リード
(1)ガイディングカテーテルの冠状静脈洞への挿入
(2)リードの選択
(3)CRTの実例提示
F ショックリード
G 心筋電極およびアプローチ法
(1)Medtronic社製CapSureR EPI,Model 4968
(2)Medtronic社製Model 5071(ユニポーラ)
(3)Enpath Medical社製MYOPORER(販売:日本ライフライン社)
H パッチ電極,アレイ電極
(1)パッチ電極
(2)アレイ電極
II.リードの固定
III.リードのポケット内処理
6 シース・デリバリー・リードシステム
A シース・デリバリー・リードシステム(SelectSecureTM)の構造
B 静脈アクセス
C 心腔におけるデリバリーカテーテルの操作
D リード先端の固定(screw-in)
E リード固定の確認
F デリバリーカテーテルのスリッティング
G 留置位置の変更
7 ポケットの作製方法
A ポケット作製の基本
B 大胸筋筋膜上ポケット
C 大胸筋筋膜下ポケット
D 大胸筋筋内・筋下ポケット
E リードが先か,ポケットが先か(穿刺手順とポケット作製)
(1)はじめに皮膚から穿刺法を行う場合,小切開で橈側皮静脈切開法を行う場合
(2)リード操作とポケット作製
F ポケットの位置をリード挿入部位と分ける方法
G デバイス植込み部位:右側か,左側か
(1)解剖学的特徴による差異と電磁干渉による差異
(2)植込み側が別の要因で限定される場合
8 S-ICD(完全皮下植込み型除細動器)
A S-ICDとは
B S-ICDの有用性と限界
C 体表心電図のスクリーニング
D S-ICD植込み手技
(1)プランニング
(2)3incision techniqueと2incision technique
(3)S-ICD植込みに必要な解剖
(4)ポケット作製
(5)トンネル作製
(6)デバイス収納と閉創
(7)DFTテスト
(8)創感染
(9)不適切作動
9 リードレスペースメーカー
A MicraTMの構造
B MicraTMのデリバリーカテーテル/イントロデューサー
C MicraTMの植込み手技
(1)植込み前の準備
(2)大腿静脈穿刺
(3)MicraTM デリバリーシステムの挿入
(4)MicraTMの展開
(5)閾値,心内波高の確認
(6)再捕捉,再固定
(7)テザーの抜去
(8)MicraTM イントロデューサーの抜去および縫合
(9)MicraTMの抜去
III章 術中・術後の管理と合併症対策
1 術中チェック
A 心内電位波高,閾値,インピーダンスの確認
B far field sensing
C ICDのDFTの測定およびULVについて
2 リード固定,収納,閉創
A 本体固定,止血,洗浄,収納
B 閉創
C 皮膚縫合法
(1)全層結節縫合
(2)垂直マットレス縫合
(3)皮下連続縫合と真皮内連続縫合
D 圧迫固定
3 術後の管理
A 安静度
B 創部の処置
C 抗菌薬
D モニター,検査,ペースメーカーチェックなど
4 ジェネレーター交換術,ポケットの処置
A 術前準備
B ポケット内到達とリードの剥離
C 本体の交換とリードチェック,除細動テスト
D アップグレードとポケットの拡張
(1)リード追加
(2)ポケット拡張
E 閉創
5 合併症とtroubleshooting
A 術中・術後早期合併症
(1)気胸
(2)動脈損傷
(3)静脈損傷
B ポケットトラブル
(1)出血・血腫
(2)皮膚圧迫壊死
(3)アレルギー反応
C リード損傷・穿孔,dislodgement,横隔神経刺激
(1)リード損傷
(2)リード穿孔
(3)dislodgement
(4)横隔神経刺激
D 左上大静脈遺残,鎖骨下静脈閉塞,上大静脈症候群
(1)左上大静脈遺残
(2)鎖骨下静脈閉塞
(3)上大静脈症候群
6 デバイス感染症とリード抜去
A デバイス感染症
B リード抜去
C リード抜去の適応
D リード抜去を行う条件
(1)リード抜去を行う施設
(2)リード抜去に必要な機器・設備
(3)術者に要求される条件
E リード抜去手技の実際
(1)除脈への対応
(2)traction controlとは
(3)platformの構築
(4)entry siteの剥離
(5)血管内の剥離
(6)スネアテクニックについて
(7)collateral injuryの予防と早期発見
索引