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保険薬局薬剤師のための もうビビらない! がん関連処方対応術【電子版】

宮田 佳典 (監修)

佐久総合病院佐久医療センター 腫瘍内科 がん診療センター長

出版社
南山堂
電子版ISBN
978-4-525-98302-4
電子版発売日
2019/05/27
ページ数
196ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,080 (本体¥2,800+税10%)

印刷版ISBN
978-4-525-70521-3
印刷版発行年月
2019/04
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概要

がん関連薬の外来処方が増えているが,保険薬局では収集できない患者情報があり,消極的な対応になってしまうケースがある. 本書では,処方箋や患者との会話など“薬局で得られる情報”をもとに,がん領域の臨床推論から抗がん薬の服薬指導,副作用マネジメントまで解説.薬局の生の声を取り入れて作った,現場で本当に使える本!

目次

第1章 ビビらない 服薬指導
・「ビビらない 服薬指導」の読み方

1 処方箋から疾患名・レジメンを推測しよう① -カペシタビン-
 「カペシタビンがある.何のがんだろう? 併用薬もいろいろあるなぁ.」

2 処方箋から疾患名・レジメンを推測しよう② -S-1-
 「S-1の処方箋だ! 何のがんだろう…わかるかな….」

3 治療歴から疾患名を推測しよう -レゴラフェニブ-
 「レゴラフェニブか…適応が多いけど,この患者さんは何のがんなんだろう?」

4 複雑な用法・用量に注意しよう -トリフルリジン・チピラシル-
 「抗がん薬が変わった?! 何かあったのかな?」

5 分子標的薬を使いこなそう① -EGFRチロシンキナーゼ阻害薬-
 「処方薬が多い!!」

6 マンネリ対応から脱出しよう -長期乳がん内分泌療法-
 「長期内分泌療法かぁ.火照りどうですか?とか聞くぐらいで,マンネリな対応になっちゃうなぁ….」

7 分子標的薬を使いこなそう② -慢性骨髄性白血病-
 「分子標的薬の処方箋だ! うまく服薬指導できるかな?」

8 オピオイドの服薬指導をしよう
 「麻薬の処方箋?! 服薬指導,不安だなぁ….」


第2章 ビビらない 副作用マネジメント
・「ビビらない 副作用マネジメント」の読み方

1 抗がん薬の副作用対策 まずは吐き気から
 「抗がん薬の吐き気対策かな? どんな治療を受けてきたんだろう?」

2 皮膚障害対応 5W1Hで語る塗り薬
 「皮膚に副作用がでているのかな? どうやってお話ししようかな…?」

3 外来で骨髄抑制に対応?!
 「乳腺外科から抗菌薬の処方? なんで?」

4 がん治療による口内炎の特徴と支持療法
 「うがい薬が出ている! 口内炎がひどいのかな?」

5 意外と怖い? 抗がん薬の下痢
 「下痢止めが多い気がする 聞いたほうがいいかな?」


第3章 ビビらないためのQ&A
Q1 オピオイドの定期服用薬とレスキュー薬の違いは?
Q2 錐体外路症状ってなに?
Q3 オピオイドにはどのようなものがある?
Q4 流涙ってどんなもの?
Q5 有害事象の重症度はどのように評価するの?
Q6 オンコロジックエマージェンシーってなに?
Q7 発熱性好中球減少症(FN)を起こしやすいレジメンは?
Q8 抗がん薬の副作用で悪心・嘔吐が起こるのはなぜ?
Q9 制吐薬を使用する際の注意点を教えて!
Q10 保湿剤をきちんと塗ってくれない患者さんにどう対応すればいい?
Q11 手足症候群は,使っている薬によって症状が違うの?
Q12 PSってなに?
Q13 ガイドラインってなに?
Q14 推奨グレード(推奨度)ってなに?
Q15 乳がんの内分泌療法薬を受けるのは,どんな患者さん?
Q16 がん薬物療法中の口腔ケアは,どんなことに気をつければ良いの?


文 献
おわりに
索 引


巻末付録 薬局で使える! お役立ちツール
・本書に記載されているレジメン一覧
・有害事象共通用語規準(CTCAE)
・抗がん薬の催吐性リスク分類
・催吐性リスクに応じた制吐薬の組み合わせ