救急外来,ここだけの話【電子版】
- 出版社
- 医学書院
- 電子版ISBN
- 978-4-260-64638-3
- 電子版発売日
- 2021/07/05
- ページ数
- 482ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥5,720 (本体¥5,200+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-260-04638-1
- 印刷版発行年月
- 2021/06
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概要
目次
1.トリアージ――その方法,行う人,断る/受ける判断,他院へ転送するべきタイミングは?
2.救急外来は各科相乗り型かER型か?
3.効率的で安全な救急外来のスタッフ配置は?
2章 循環
4.ACSの診断と除外方法――適切な観察時間,入院観察の判断基準は?
ACSの診療――はじめに
1 STEMI
2 NSTE?ACS
5.心房細動――rhythm controlはいつ,誰に,どのようにするのか?
6.失神の診断方法と対応の仕方
7.心停止がやってくる! ガイドライン通りに……!?
8.急性非代償性心不全とどのように戦うか?――可及的速やかな介入と病態に合わせた最適化
9.急性大動脈解離の基礎知識と迅速に診断するポイント
10.肺塞栓をどのように適切に診断し,治療するか?
11.ショック――鑑別の方法,輸液量,昇圧薬の選択とタイミング
3章 呼吸
12.肺炎の診断と治療における種々の課題
13.喘息増悪時の最適治療は?
14.気胸――観察 vs. ドレーン vs. アスピレーション,occult pneumothoraxの対応
15.ERにおけるHFNC,NPPVの適応と注意事項,病棟(ICU)への移行
16.確かな気道管理のために何を意識するべきか?
4章 腎
17.造影剤腎症の定義・診断・予防
18.急性腎障害の診断と治療
19.尿管結石――鎮痛に何を使い,画像検査はどれを選ぶか?
20.急性尿閉にカテーテル留置は必要か? どのような所見が危険度を示唆するか?
5章 感染症
21.常に結核を疑うべきか,どのような患者で疑うのか?――疑ったときの対処(隔離)と診断方法
22.敗血症の早期診断と見逃しを防ぐ方法を考える
23.尿路感染症は救急外来でどんなときに疑い,どうマネジメントするのか?
24.HIV感染症――ERで疑う症状・徴候とは? 対応は?
6章 内分泌
25.甲状腺クリーゼ――妙に意識が悪い心房細動と思ったら……
26.副腎不全はどのような患者に疑い,どう対応するのか?
27.DKAとHHSの鑑別は? 原因は? 初期治療に違いはあるのか?
28.ビタミンB1は救急外来でいつ,誰に,どれだけ投与するのか?
7章 神経
29.めまいに頭部CTは必要か? 高齢者のBPPVに耳石置換法を行うか?
30.頭痛と可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)――ERでどのように対応するべきか?
31.脳梗塞に対する再灌流療法(rt?PA/MT)の適応は?――時間,年齢,病院の選定
1 Wake up strokeの対応は?
2 高齢者の血栓溶解療法?血栓回収療法の適応は?
3 血管内治療ができない施設での対応は?
32.一過性脳虚血発作(TIA)――リスク評価は? ABCD2スコアで十分か?
33.救急外来での痙攣重積の対応法と,高齢者のNCSEを疑うタイミングと対応法は?
34.くも膜下出血をいつ疑うか? CTではっきりしないときの診断方法や初期治療は?
8章 消化器
35.救急外来の消化性潰瘍患者には,どのようなマネジメントが必要か?
36.下部消化管出血――ERでオーダーするのは造影CT? それとも大腸内視鏡?
37.女性の腹痛へのアプローチ――妊娠検査・妊娠中の画像検査の適応
38.胆管炎・胆?炎――抗菌薬の選択,治療方法,タイミングは?
39.急性膵炎――重症度分類,初期治療,内科 vs. 外科,ICU vs. 病棟
40.腸閉塞――絞扼性腸閉塞の診断,初期治療,手術の適応
41.急性虫垂炎を疑った場合,抗菌薬投与か,手術か? いつ外科医に連絡すべきか?
9章 血液
42.救急外来で輸血が必要となるのはどんなときか?
43.救急外来でいつ発熱性好中球減少症を疑い,どのようにマネジメントするか?
10章 精神
44.うつ病――ERで疑う症状/徴候,自殺企図,初期対応
45.不穏――診察が難しい患者への対応,考慮すべき原因
11章 終末期
46.高齢者への気管挿管――アドバンス・ケア・プランニング
12章 外傷
47.頭部外傷患者はいつ,どんなときにルーチンで頭部CTを撮影すべきか?
48.大腿骨近位部骨折は単に診断するだけでよいのか?――救急外来で出合う頻度の高い骨折のマネジメント
49.肩関節脱臼整復の最適な方法は?
50.ERの創傷処置において「知っているようで知らないこと」
13章 マイナー
51.救急外来において,眼科診療はどのようにすればよいのか?
52.主訴:鼻出血――脱「そうだ,耳鼻科行こう」
53.ERで出合う重症薬疹
14章 その他
54.ERでの血液ガスの活用
55.エコーの利点と限界.必要なトレーニングとは?
56.アナフィラキシー――実践的な経過観察時間は?
57.CO中毒と有機リン中毒への対応
1 CO中毒
2 有機リン中毒
58.航空機内での救急――起こりうる事態と機内でできること
索引